2023/2024 シーズン開幕公演『ドン・キホーテ』が本日初日を迎えました。
2023/2024 シーズンはバレエ団の歴代芸術監督へのオマージュを込めたラインアップで、「What WeValue」をテーマに新国立劇場バレエ団が 25 年に亘って培ってきたものをお届けするシーズンです。
撮影:鹿摩隆司
開幕を飾るアレクセイ・ファジェーチェフ版『ドン・キホーテ』は、新国立劇場バレエ団が一番長く上演し続けているレパートリーで、初代の島田廣監督時代の 1999 年に初演し、今回の上演で 10 回目を迎えました。
1 幕の街の賑わいや 2 幕の幻想的で美しい夢の場、3 幕のゴージャスな結婚式と次々に場面が展開し、コメディ的なやり取りからスペイン舞踊、端正な群舞、そして主役のダイナミックなテクニックと盛りだくさんな踊りの数々を堪能できます。
撮影:鹿摩隆司
まさにシーズン開幕にふさわしい、華やかでパワフルな古典バレエです。
初日の主役には米沢唯と今シーズンからプリンシパルとなった速水渉悟が登場。軽妙なやり取りと鮮やかなテクニックで底抜けに明るく楽しい舞台をつくり上げ、客席を熱狂の渦に巻き込みました。
撮影:鹿摩隆司
カーテンコールでは 18 年ぶりに新国立劇場へ指導に来日した、改訂振付のアレクセイ・ファジェーチェフも登場。ダンサー、マエストロやオーケストラ、そしてスタッフたちへ、満員の客席から万雷の拍手とスタンディングオベーションが贈られました。
撮影:鹿摩隆司
■吉田都芸術監督 メッセージ
新国立劇場バレエ団の新しいシーズンが、華やかさと楽しさに溢れた『ドン・キホーテ』で始まりました。新国立劇場バレエ団の『ドン・キホーテ』は、モスクワのボリショイ・バレエで活躍し、芸術監督も務めた A.ファジェーチェフ氏によるものです。彼によると、『ドン・キホーテ』はクラシックの粋を集めた舞踊芸術の華麗な祭典であり、プティパのバレエ作品の中でも最もモスクワらしい作品なのだそうです。
そして、この「モスクワらしさ」は、何よりモスクワ派のバレエとボリショイの舞踊手に特有の、屈託のない大らかさ、遊びの感覚、即興的な自由がこの作品に溢れているところから生まれてくるそうです。皆さまにはテクニックが詰まったグラン・パ・ド・ドゥから端正な群舞、そしてスペイン舞踊と、見どころがたっぷりの古典バレエの世界を楽しんでいただきたいです。
■公演概要
2023/2024 シーズン
バレエ「ドン・キホーテ」
Don Quixote
振付 マリウス・プティパ/アレクサンドル・ゴルスキー
改訂振付 アレクセイ・ファジェーチェフ
音楽 レオン・ミンクス
美術・衣裳 ヴャチェスラフ・オークネフ
照明 梶 孝三
芸術監督 吉田 都
指揮 マシュー・ロウ/冨田実里
管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団
出演 新国立劇場バレエ団
【公演日程】
2023 年 10 月 20 日(金) 19:00
10 月 21 日(土) 13:00
10 月 21 日(土) 18:30
10 月 22 日(日) 13:00
10 月 22 日(日) 18:30
10 月 24 日(火) 13:00 【貸切】
10 月 27 日(金) 14:00
10 月 28 日(土) 13:00
10 月 28 日(土) 18:30
10 月 29 日(日) 14:00
会場:新国立劇場 オペラパレス (京王新線 新宿駅より 1 駅、初台駅中央口直結)
予定上演時間:約2時間 45 分(休憩含む)
<他劇場での公演>
愛知県芸術劇場 大ホール
2023 年 11 月 3 日(金・祝)14:00
4 日(土)14:00
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