ロイヤル・バレエ シネマ『眠れる森の美女』8/25(金)より上映!

英国ロイヤル・バレエ シネマ『眠れる森の美女』が8月25日(金)よりTOHO シネマズ 日本橋 ほか 1 週間 限定公開される。

チャイコフスキー三大バレエの中でも、巨匠マリウス・プティパがチャイコフスキーと密接に協力して細部まで注文し、振付と音楽が完璧にマッチした比類なき傑作が『眠れる森の美女』。

ロイヤル・バレエの歴史の中でも特別な位置づけにある古典バレエ作品です。ロイヤル・バレエの創設者ニネット・ド・ヴァロワ版を復元した『眠れる森の美女』は、フランス宮廷を再現した絢爛豪華な舞台芸術と共に、ペローのおとぎ話を大人の鑑賞にもふさわしい品格とドラマチックな物語に仕立て上げています。

王子の超絶技巧から幻影の場面での群舞、そして愛らしいおとぎ話のキャラクターたちが繰り広げる踊りとチャイコフスキーの壮麗で美しい旋律まで、グランドバレエの魅力のすべてが詰まっていて、世界中で愛されている名作です。

初々しくも緊張感にあふれたローズ・アダージオから、抒情的でロマンティックな幻影のパ・ド・ドゥ、そして華麗なグラン・パ・ド・ドゥまで、オーロラ姫役はクラシック・バレエの中でも技術的にも、表現的にも難しい大役です。

オーロラ姫を演じるのは、精緻なテクニックと豊かな音楽性、お姫様にふさわしいエレガンスと知性を兼ねそなえ、ロイヤル・バレエを代表する若手プリマ・バレリーナに成長したヤスミン・ナグディ。ローズ・アダージオでのバランスも完璧に決めて、芳紀 16 歳の清新さあふれる姫を見事に演じています。100 年後の結婚式の場面での優雅で華やかな踊りにも魅せられます。

フロリモント王子には、ナグディと多く共演して確固たるパートナーシップを築いた貴公子マシュー・ボール。マシュー・ボーン版『白鳥の湖』では男性の白鳥を演じるなど幅広い役に挑戦し、ダイナミックな踊りと共に演技力にも定評があり、高い人気を誇ります。

オーロラ姫に呪いをかける悪の妖精カラボスにはバレエ団きっての演技派クリステン・マクナリー、善き妖精であるリラの精にはローザンヌ国際バレエコンクールで一位に輝いた技巧派のマヤラ・マグリ

そして青い鳥には、ロイヤル・バレエの来日公演でも、跳びぬけたテクニックとスター性で注目
を集めたジョセフ・シセンズが、空高く飛んでいきそうな鮮やかな跳躍を見せます。

ロリナ姫のイザベラ・ガスパリーニは、来シーズン人生からはファースト・ソリストに昇進することが決まっています。『くるみ割り人形』のクララ役での好演が記憶に新しく、軽やかで歌うような踊りが爽やかです。

日本出身のダンサーの活躍を観るのも、このロイヤルシネマの楽しみです。プロローグでは来シーズンよりソリストに昇進し注目の若手前田紗江と、バレエ団には欠かせないベテラン崔由姫が妖精のソロを踊り、前田は 3 幕でも“宝石の踊り”として知られるフロレスタンの姉妹役でソロを披露します。

先日の来日公演では、世界トップレベルのパフォーマンスと魅力にあふれたスターダンサーたち、ドラマチックなレパートリーによって熱狂を呼び起こした英国ロイヤル・バレエ。ロイヤル・オペラハウス・シネマシーズンの締めくくりとなる大作『眠れる森の美女』で、改めてその魅力を実感してください。

「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン」公式サイト
「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン」の公式サイトです。その時 映画館は、ロンドンのオペラ・ハウスになる。

8/25(金)~8/31(木) TOHO シネマズ 日本橋 ほか 1 週間限定公開!

©2017 ROH. Photograph by Bill Cooper

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