東京フィルハーモニー交響楽団、2023年1月開幕の新シーズン定期演奏会ラインナップを発表

東京フィルハーモニー交響楽団(以下、東京フィル)は2023年1月に開幕する新シーズン定期演奏会のラインナップを発表しました。

定期会員券(8公演の年間通し券)を、11月19日(土)10:00より優先(東京フィルフレンズ会員様対象)ならびに期間限定のWEB優先(~12月12日(月)23:59まで、期間限定でどなたでも1割引き)の販売を開始します。

◆2023シーズン定期演奏会、ラインナップ一覧 

2023シーズン定期演奏会ラインナップ | 東京フィルハーモニー交響楽団
2023シーズン定期演奏会ラインナップ

◆2023シーズン定期演奏会、料金・発売日はコチラ
https://www.tpo.or.jp/concert/2023season-02.php

◆2023シーズン定期演奏会 聴きどころはコチラ
https://www.tpo.or.jp/concert/2023season-03.php

東京フィルの3人の指揮者、名誉音楽監督チョン・ミョンフン首席指揮者アンドレア・バッティストーニ特別客演指揮者ミハイル・プレトニョフの3氏との共演を軸に、名匠・桂冠指揮者尾高忠明と初来日のフランスの若手クロエ・デュフレーヌが登壇し、若く才能あふれる演奏家をソリストに迎えて、シンフォニー、協奏曲、オペラの傑作と知られざる佳品をバランスよくお楽しみいただけるラインナップです。人気作曲家だけでなく歴史に残る足跡を残した作曲家の生誕・没後アニヴァーサリーもおさえた、貴重なプログラムが出揃いました。

ソリストには近年とみに頭角を現し、難関国際コンクールでも見事な成績を収めている若手奏者が揃います。

ピアノ協奏曲には、2月定期(プレトニョフ指揮)に2022年ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝、今年12月に初来日を予定しているイム・ユンチャン6月定期(尾高忠明指揮)は2022年マリア・カナルス国際音楽コンクール入賞ほか数多くのコンクールやコンサートで高く評価され、日本各地で厚いファン層をもつ亀井聖矢が登場。

2月定期ソリスト イム・ユンチャン(ピアノ) (C)Lisa-Marie Mazzucco
2月定期ソリスト イム・ユンチャン(ピアノ) (C)Lisa-Marie Mazzucco

   弦楽器では10月定期(デュフレーヌ指揮)で2021年日本音楽コンクール・2022年仙台国際音楽コンクールを続けて制したヴァイオリニスト中野りなが、シーズンファイナルを飾る11月定期(バッティストーニ指揮)には、2019年ARDミュンヘン国際音楽コンクール優勝、確かな成熟へと歩みを進めるチェリスト佐藤晴真が登場します。

11月定期ソリスト佐藤晴真(チェロ) (C)Seiichi Saito
11月定期ソリスト佐藤晴真(チェロ) (C)Seiichi Saito

東京フィルの指揮者たちと若き音楽家たちが織りなす協奏曲の愉悦にも、どうぞご期待ください。

  • ​指揮者

東京フィル名誉音楽監督チョン・ミョンフン (C)上野隆文東京フィル名誉音楽監督チョン・ミョンフン (C)上野隆文

東京フィル首席指揮者アンドレア・バッティストーニ (C)上野隆文東京フィル首席指揮者アンドレア・バッティストーニ (C)上野隆文

東京フィル特別客演指揮者ミハイル・プレトニョフ (C)上野隆文東京フィル特別客演指揮者ミハイル・プレトニョフ (C)上野隆文

  • 東京フィル2022シーズンの公演評より~

「眼前に現れたのは、これまで聴いたことのない『わが祖国』だった。あらかじめ作り上げていた構成に基づいて音を導くのではなく、そのつどオーケストラから立ち上がってくる音に心を研ぎ澄ませ、ある種の即興性を携えて、全体像をいちから構築していくようなみずみずしさだ。プレトニョフほど、美的な質感を生み出すバランス感覚に優れた指揮者を私は知らない。 大仰な身ぶりは一切せず、ほんの少しの動きのアクセントで、実に豊かな起伏とニュアンスをつくりだす。東京フィルがその変化に、驚くべき集中と感度の良さで応える」(「朝日新聞デジタル」2022年3月11日付)

「凝縮度の高い演奏で、チョン・ミョンフンと東京フィルの関係の進化(深化)を感じた」(チョン・ミョンフン指揮5月定期「音楽の友」7月号)

「そこに示された彼の高度な音楽的意図は、この超名作にまったく別の角度からスポットライトを向ける結果を生み、めったになく新線な体験を与えてくれた」(M.プレトニョフ指揮6月定期「音楽の友」8月号)

「俊英アンドレア・バッティストーニ&東京フィルハーモニー交響楽団による指揮と演奏は、観客に忘れられない感動と余韻を残した」(A. バッティストーニ指揮9月定期「LIVEEN TIMES」2022年10月4日付公演Repo)

東京フィルハーモニー交響楽団2022年定期演奏会より (C)K.Miura東京フィルハーモニー交響楽団2022年定期演奏会より (C)K.Miura

  •  東京フィルハーモニー交響楽団 プロフィール

東京フィルハーモニー交響楽団 (C)上野隆文東京フィルハーモニー交響楽団 (C)上野隆文

1911年創立。日本で最も古い歴史と伝統を誇るオーケストラ。約160名のメンバーをもち、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつ。名誉音楽監督にチョン・ミョンフン、首席指揮者にアンドレア・バッティストーニ、桂冠指揮者に尾高忠明、大野和士、ダン・エッティンガー、特別客演指揮者にミハイル・プレトニョフ、アソシエイト・コンダクターにチョン・ミンを擁する。

Bunkamuraオーチャードホール、東京オペラシティ コンサートホール、サントリーホールでの定期演奏会や「渋谷/平日/休日の午後のコンサート」「ハートフルコンサート」「ニューイヤーコンサート」「第九特別演奏会」など、クラシック音楽を広く普及させる自主公演の他、新国立劇場のレギュラーオーケストラとしてオペラ・バレエ演奏、『NHKニューイヤーオペラコンサート』『ブラボー!オーケストラ』『名曲アルバム』『題名のない音楽会』『東急ジルベスターコンサート』『NHK紅白歌合戦』などの放送演奏により、全国の音楽ファンに親しまれる存在として高水準の演奏活動と様々な教育的活動を展開している。2020~21年のコロナ禍における取り組みはMBS『情熱大陸』、NHK BS1『BS1スペシャル 必ずよみがえる~魂のオーケストラ 1年半の闘い』などのドキュメンタリー番組で取り上げられた。

1989年にBunkamuraオーチャードホールとプロのオーケストラとして日本で初めてフランチャイズ契約を締結。また、東京都文京区、千葉県千葉市、長野県軽井沢町、新潟県長岡市と事業提携を結び、各地域との教育的、創造的な文化交流を行っている。

海外公演も積極的に行い、2014年3月には創立100周年記念事業としてアジア・欧米6か国を巡るワールド・ツアーを開催。2015年12月には日韓国交正常化50周年を記念してチョン・ミョンフン指揮のもとソウルと東京の2都市で「日韓友情『歓喜の第九』」演奏会を、2017年12月には上海における日中国交正常化45周年記念演奏会などを行い国内外の注目を集めた。

昭和62年度芸術祭賞、平成7年度芸術祭大賞、平成16年度芸術祭優秀賞、また三善晃管弦楽作品シリーズ「音楽の未来遺産」3公演のライヴCD「三善晃の音楽」(カメラータ・トウキョウ/平成20年10月)が平成20年度芸術祭優秀賞を受賞した。他に、昭和59年度に第8回音楽之友社賞と第8回ゆとりすと賞(味の素社)、平成13年度ミュージック・ペンクラブ賞(クラシック部門/日本人アーティスト)、2021年「OPUS KLASSIK 2021」交響曲部門(20-21世紀)などを受賞している。

◆東京フィル ホームページ&オフィシャルSNS

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