フェスタサマーミューザ KAWASAKI 2024、 17 日間・19 公演の全ラインナップを発表!

ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市幸区大宮町1310)は、2024年7月27日(土)~8月12日(月・振休)の17日間にわたり開催する真夏のオーケストラの祭典「フェスタサマーミューザ KAWASAKI 2024」全ラインナップを発表。

フェスタサマーミューザ KAWASAKI とは、ミューザ川崎シンフォニーホールと川崎市が主催し、開館翌年の2005年から毎年夏に開催している音楽祭です。開催20回目を迎える2024年は、ミューザ川崎シンフォニーホールの開館20周年、川崎市市制100周年という W アニバーサリーを祝い、「 夏音(サマーミューザ)!ブラボー20周年」を合言葉に充実のコンサートをお贈りします。

■各シェフ級の競演!個性を存分に味わう選曲に、新時代バーチャルアーティストも登場!


ジョナサン・ノット(C)K.Miura

開幕はいま最も勢いのあるコンビの一つ、東京交響楽団と音楽監督ジョナサン・ノット。昨年のサマーミューザ開幕でも全く新しいチャイコフスキーで聴衆を沸かせたコンビが引き続き、交響曲第2番『小ロシア』・第6番『悲愴』に挑みます。

東京都交響楽団は長年にわたり深い信頼関係を築く終身名誉指揮者・小泉和裕とともに登場。円熟の極地に至りつつある両者は、ブラームスの交響曲第1番、モーツァルトの交響曲第40番という王道2曲を披露します。

新日本フィルハーモニー交響楽団は元・音楽監督の井上道義。2024年末での引退を表明している井上の最後のサマーミューザでは、「新日本フィルと最後のマーラーは、7番で」とマーラーのシンフォニーの中でも最も謎めいた7番を選択。その意図とは?恒例の“前説”とともにお聴き逃しなく。

日本フィルハーモニー交響楽団はこの冬の TV ドラマ監修でも注目を集めたフレンド・オブ・JPO(芸術顧問)の広上淳一との名曲セレクション。シュトラウスのポルカ『狩』、服部百音とのメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、チャイコフスキーの交響曲第5番。誰もが知る曲だからこそ、人間味とともに音楽の深みを増すマエストロのタクトで心揺さぶる名演に期待。

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団は首席客演指揮者の藤岡幸夫とともに、今年生誕150年のホルストの『惑星』全曲を披露。引っ張りだこのピアニスト、務川慧悟のラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番も楽しみ。

そしてフィナーレは東京交響楽団と正指揮者・原田慶太楼のこだわりと好奇心全開のプログラム。原田がひときわ情熱を注ぐ邦人作品の紹介は、吉松隆のアトム・ハーツ・クラブ組曲第2番と、川久保賜紀を迎えて伊福部昭の協奏風狂詩曲、そして注目が《Discover the Future》と題してお贈りする、最新技術を駆使した新時代のバーチャルアーティストとコラボレーション!前代未聞の挑戦をぜひ会場で目撃してください。

ミューザ20周年の今年はアニバーサリーイヤーの作曲家の作品も多数取り上げます。読売日本交響楽団は勢いの止まらない新世代随一の俊英・沖澤のどかがサマーミューザ初登場。主催シリーズ公演でも度々共演を重ねている両者が、生誕160年の R シュトラウス『ドン・ファン』にはじまり、2016年のリスト国際ピアノコンクール満場一致の優勝を飾った阪田知樹を迎えてリストの協奏曲第2番、『オルガン付き』(オルガン:大木麻理)という聴き応えあるプログラムを披露します。

NHK交響楽団と沼尻竜典は、生誕150年のシェーンベルクの編曲によるピアノ四重奏曲第1番と、沼尻の熱望を受けてベテラン・戸田弥生とヴァイオリン協奏曲というひねり効いた“ザ・ブラームス”プログラムをお届けします。

神奈川フィルハーモニー管弦楽団は生誕100年の團伊玖磨と没後100年のプッチーニの W オペラ・ガラ。オペラ経験豊かな園田隆一郎のタクトと木下美穂子、笛田博昭という実力派でその魅力を存分にお楽しみください。

東京フィルハーモニー交響楽団と角田鋼亮は、没後120年のドヴォルザーク名曲集。国内外での名門コンクールを制した新星・北村陽)とのチェロ協奏曲と、『新世界より』のカップリングは間違いなし。

首都圏以外のオーケストラを楽しめるのもサマーミューザの魅力。2019年から始まった首都圏外からの参加楽団はまず、兵庫から兵庫芸術文化センター管弦楽団と芸術監督・佐渡裕。“最難関”ミュンヘン国際音楽コンクールで優勝したトランペット界の若きミューズ、セリーナ・オットの超絶技巧を味わうアルチュニアンの名協奏曲という“攻め”のプログラムを引っ提げて初登場します。

さらに、ミューザ20周年特別枠として、吹奏楽企画がサマーミューザに9年ぶりに登場します。国内外一流の管楽器の名手が集う浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァル ワールドドリーム・ウインドオーケストラを自身も吹奏楽経験者である原田慶太楼のタクトでお贈りします。

チケットは4月23日(火)より一般発売、公演詳細は下記公式サイトをご覧ください。

■【8 月 5 日出演】 兵庫芸術文化センター管弦楽団
〈指揮者メッセージ〉


佐渡裕(C)Takeshi Iijima

兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)は2005年、阪神淡路大震災の復興のシンボルとして設立された兵庫県立芸術文化センターの専属楽団として誕生しました。世界中から若手音楽家を発掘し育成するアカデミーの要素を持ち、100名超の卒団メンバーが国内外のオーケストラで活躍しています。サマーミューザも PAC も20周年という節目の回に、兵庫から参加できることは大変光栄です。

今回は直前の定期演奏会で演奏する、シェーンベルクの『ペレアスとメリザンド』そしてオーストリアの若きトランペット奏者セリーナ・オットとの2曲を演奏します。私自身、これまで何度もミューザ川崎の舞台に立ち、音響やホールの佇まいに惚れ込んでいます。兵庫で3公演を経た後、この最高の響きの中で我々PAC の演奏を皆様に披露することを心から楽しみにしています。

兵庫県立芸術文化センター 芸術監督 佐渡裕

■フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2024 開催概要


ミューザ川崎シンフォニーホール (C) 青柳総

[イベント名称] フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2024
[会 期] 2024 年7月27日(土)~8月12日(月・振休) ※17日間
[会 場] ミューザ川崎シンフォニーホール(17公演)
昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワ(2公演)
[公 演 数] 全19公演
[主 催] 川崎市、ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市文化財団グループ)
[共 催] 昭和音楽大学(出張サマーミューザ@しんゆり!公演のみ)
[後 援] 川崎市教育委員会、公益社団法人日本オーケストラ連盟、J-WAVE、TBS ラジオ

公式サイト https://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/

お問合せ:ミューザ川崎シンフォニーホールチケットセンター 044-520-0200(10:00~18:00)

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