行方不明の恋人を探してアマゾン川を遡る歌姫の心の旅!魅惑のオペラがMET初演!
ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場(MET)の最新オペラ公演を映画館で上映する「METライブビューイング」2023~24シーズンは第3作を迎える。
(C)Ken Haward/Metropolitan Opera
ジャングルに消えた恋人を探してアマゾン川を遡る歌姫の心の旅。流麗なメロディ溢れるメキシコの作曲家カターンのロマンティックなオペラが、理想のキャストでのMET初演。
メキシコの血を引くスター・ソプラノ アイリーン・ペレスがタイトルロール「フロレンシア・グリマルディ」を演じる。少し陰を帯びた光沢がある声に深いニュアンスを加えて歌うペレスの歌唱に注目です。
(C)Ken Haward/Metropolitan Opera
ロサルバ役にガブリエラ・レイエス(ソプラノ)が登場。ビブラートが美しくかかった叙情的な声で舞台を輝かしいものへと昇華させます。
幻想的な作品で本領を発揮するM・ジマーマンの演出は、美しく時に幻想的な舞台で観客の目を奪いながら、登場人物の心理を克明に浮かび上がらせます。
METに新風を送り続けるY・ネゼ=セガンは指揮は、新鮮なアプローチによる輝かしい響き、 躍動する音楽を構築する。「音楽」と「愛」の神秘的な関係が明かされるラストシーンに、心の震えること間違いない。
(C)Ken Haward/Metropolitan Opera
ストーリー:
ブラジル出身の歌姫フロレンシアは、20年ぶりに母国の街マナウスの歌劇場で歌うため、エルドラド号に乗船する。フロレンシアの真の目的は、ジャングルに消えた恋人クリストバルに再会することだった。彼女は自分の若い頃を思わせるジャーナリストで、フロレンシアの伝記を書きたいと願うロサルバと出会う。嵐に揉まれながらもマナウスに近づいたエルドラド号だったが、コレラの流行のため下船が禁じられていた。
指揮:
ヤニック・ネゼ=セガン
演出:
メアリー・ジマーマン
出演:
アイリーン・ペレス、ガブリエラ・レイエス、グリア・グリムスリー、マッティア・オリヴィエリ、マリオ・チャン
上映時間:
2時間35分 (休憩1回)
MET上演日:
2023年12月9日
言語:
スペイン語
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