新国立劇場、ワーグナーのオペラ『トリスタンとイゾルデ』を3月14日より上演!

新国立劇場は、リヒャルト・ワーグナーのオペラ『トリスタンとイゾルデ』を3月14日より上演する。


新国立劇場「トリスタンとイゾルデ」より 撮影:三枝近志

大野和士×デイヴィッド・マクヴィカー伝説の舞台

大野和士指揮、デイヴィッド・マクヴィカー演出の夢の顔合わせで新制作上演し、センセーションを起こした『トリスタンとイゾルデ』がオペラパレスへ再登場します。2010 年年末に開幕したこのプロダクションは、チケットも瞬く間に完売、音楽ファンが注視する熱狂的な期待の中で上演され、開幕するや、夢幻と官能を繊細に描出した演奏と、象徴的で美しい舞台とが絶賛されて、オペラ指揮者大野和士の並々ならぬリーダーシップを鮮烈に印象付ける大きな話題となりました。再演が渇望され「幻のプロダクション」とファンの間で囁かれていた伝説の舞台が、大野自らの指揮でついに再演されます。

マクヴィカー演出の『トリスタンとイゾルデ』は夜の世界。禁断の愛に目覚める序幕と愛の死を迎える終幕は月が支配し、愛の歓びを迎える第2幕は漆黒の闇に星が煌めき、理性と対比される闇の世界を印象付けます。美しく一貫して象徴的な舞台で求心力あるドラマが展開し、研ぎ澄まされた音楽の甘美なうねりが観客を惹きつけてやみません。

媚薬の魔力で結ばれた禁断の愛 ワーグナー畢竟の傑作『トリスタンとイゾルデ』


新国立劇場「トリスタンとイゾルデ」より 撮影:三枝近志

ワーグナー円熟期の楽劇『トリスタンとイゾルデ』はワーグナー楽劇の最高傑作とも称えられており、愛と苦悩が身を焦がすような音楽で描き上げられ、ワーグナーの魔力を全身で感じていただける作品です。ワーグナー楽劇ならではのライトモチーフ(人物や状況を示すモチーフ)や、旋律から新しい旋律へと連綿と繋がる無限旋律がふんだんに用いられるだけでなく、ワーグナーは『トリスタンとイゾルデ』で半音進行を突き詰め「トリスタン和音」と称される不安定な響きの和声を生み出して、官能と昂揚を表現しました。単独で演奏されることも多い前奏曲、そしてクライマックスの「イゾルデの愛の死」は特に有名で、甘美なうねりが聴くものをカタルシスに導きます。

芸術監督・大野和士はオペラ史上の革命的作品であるこの作品をオペラファンの方々へ届けたいと強い信念を持ち、またこれまでのシーズンの数々の公演を体験した観客の皆様には更に深くこの作品を感じていただけると信じ、今こそ再演の時を迎えたと意気込みます。

世界最高峰のワーグナー歌手が集結


新国立劇場「トリスタンとイゾルデ」より 撮影:三枝近志

題名役トリスタンには、世界最高峰のヘルデンテノールとして主要劇場で活躍し、日本でも人気を誇るトルステン・ケールが登場。イゾルデにはワーグナー歌手として欧州各地で活躍するリエネ・キンチャが出演します。

さらに、マルケ王に若手ワーグナー歌いのトップと目され、バイロイト音楽祭にも出演を重ねるヴィルヘルム・シュヴィングハマー、従者クルヴェナールにワーグナー歌手として日本でもおなじみの名バス・バリトン、エギルス・シリンス、ブランゲーネには日本が世界へ誇るメゾ藤村実穂子と、ワグネリアンには見逃せないトップ歌手陣が集結。メロートの秋谷直之をはじめ、国内からも大野の信頼厚い歌手陣が揃う、盤石の布陣です。

そして、最近ではブリュッセル・フィルハーモニック、東京都交響楽団での演奏に加え、ロンドン響、大成功を収めたパリ管の「メトロポリス」、モネ劇場 23/24 シーズン開幕公演『カッサンドラ』(世界初演)などで国際的反響を呼び、情熱、知性と共に繊細さ、構築力に富んだ演奏がますます評価される指揮者大野和士の円熟にも注目が集まります。

この春、国内外の音楽ファンが注目する大型公演です。クラシック通の方も、ワーグナーに挑戦してみたいという方も、ワーグナーの至高の愛の世界、ワーグナーの魔力に全身で没頭できる貴重な公演をお見逃しなく。

<「トリスタンとイゾルデ」あらすじ>

コーンウォールのマルケ王の甥の騎士トリスタンは、アイルランドの王女イゾルデを王の妃として迎えに行く。かつて愛し合った経験のある二人は毒薬で心中を図るが、侍女ブランゲーネの手により毒薬は愛の媚薬にすり替えられていた。二人の愛は燃え上がり逢瀬を重ねるが、密会の場面を王に見つかり、トリスタンは王の家臣メロートの剣により重傷を負う。トリスタンは故郷の城でイゾルデを待ち、やっと到着した彼女の腕の中で息を引き取る。イゾルデもまた彼を負い愛の死を迎える。

■新国立劇場 2023/2024 シーズン オペラ
リヒャルト・ワーグナー トリスタンとイゾルデ
全 3 幕 〈ドイツ語上演/日本語及び英語字幕付〉
Tristan und Isolde/Richrad Wagner

【公演日程】 2024 年3 月14 日(木)16:00/17 日(日)14:00/20 日(水祝)14:00/23 日(土)14:00/26 日(火)14:00/29 日(金)14:00
【会場】 新国立劇場 オペラパレス
【チケット料金】 S:31,900 円 ・ A:26,400 円 ・ B:18,700 円 ・ C:13,200 円 ・ D:7,700 円・ Z:1,650 円
【前売り開始】 2024 年 1 月 6 日(土) 10:00~
※予定上演時間 約 5 時間 45 分(休憩含む)

スタッフ:

【指 揮】大野和士
【演 出】デイヴィッド・マクヴィカー
【美術・衣裳】ロバート・ジョーンズ
【照 明】ポール・コンスタブル
【振 付】アンドリュー・ジョージ
【再演演出】三浦安浩
【舞台監督】須藤清香

キャスト:

【トリスタン】トルステン・ケール
【マルケ王】ヴィルヘルム・シュヴィングハマー
【イゾルデ】リエネ・キンチャ
【クルヴェナール】エギルス・シリンス
【メロート】秋谷直之
【ブランゲーネ】藤村実穂子
【牧童】青地英幸
【舵取り】駒田敏章
【若い船乗りの声】村上公太

【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京都交響楽団

公演情報 WEB サイト https://www.nntt.jac.go.jp/opera/tristan-und-isolde/
【チケットのご予約・お問い合わせ】 新国立劇場ボックスオフィス TEL:03-5352-9999 (10:00~18:00)
新国立劇場Webボックスオフィス http://nntt.pia.jp/

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