新国立劇場、ウィーンの年末年始の風物詩『こうもり』を12月に上演!


2023/2024 シーズン オペラ『こうもり』が2023年12月6日(水)~12月12日(火)の日程で、新国立劇場 オペラパレスにて上演される。

ゴージャスな年越しといえばやっぱり『こうもり』!心躍る大人のエンターテインメント決定版!


新国立劇場『こうもり』より  撮影:寺司正彦

『こうもり』はワルツ王ヨハン・シュトラウスⅡ世が作曲した最高に素敵なオペレッタ。心躍る有名な序曲からシュトラウスの軽やかな音楽が続き、美しいワルツやポルカにのせてユーモアいっぱいの喜劇が繰り広げられます。新国立劇場の『こうもり』はクリムトの絵から飛び出したようなアール・デコ調の華やかな美術・衣裳も大きな見どころ。目に耳にウィーン洗練の美と洒落た風刺が続く『こうもり』は、まさに大人のためのエンターテインメントです。

シュトラウスの町ウィーンでは、年末年始の風物詩として『こうもり』が上演されます。2023 年の年の瀬は、オペラファンお待ち兼ねの楽しくてエレガントなオペレッタで、劇場ならではの豊かなひとときをお過ごしください。

ウィーン気質の洒脱なユーモアいっぱいの最高のオペレッタ

ワルツ王シュトラウスⅡ世が作曲した、オペレッタの最高傑作『こうもり』。次々に繰り出される美しいワルツやポルカ、小粋な風刺やユーモアが観客の心を高揚させ、大団円を迎える頃には劇場じゅうが幸福な空気に包まれる、最高の音楽劇です。華と笑いがいっぱいで、ウィーン年末年始の風物詩としてもおなじみです。


新国立劇場『こうもり』より  撮影:寺司正彦

『こうもり』には陽気で軽妙な応酬、素朴な愛があふれる一方で、人生の浮き沈みに対するほろ苦い哲学も込められ、その深みがいっそう観客の共感を呼びます。『こうもり』が作曲された当時のウィーンの町はウィーン万国博覧会に沸く一方でコレラの流行と株の大暴落に見舞われていました。舞踏会で人々が唱和する「みな兄弟姉妹となろう」という共生のメッセージは、世界情勢に不安を覚える現在の観客の心にもひと際深く染みることでしょう。

美しい音楽が満載で幸福感のあふれる『こうもり』は、オペラ初心者の方やご家族連れにもお薦めです。こうもり博士のいたずらをご一緒に楽しみましょう!

まるでクリムトの世界!ウィーンの香気たっぷり、アール・デコ調の煌めく舞台美術・衣裳に注目

『こうもり』の演出はウィーン宮廷歌手の名テノール、ハインツ・ツェドニク。2006 年新国立劇場でのこの演出でツェドニクは演出家としてデビュー、この後、翌年のウィーン・フォルクスオーパー『こうもり』などの演出を手がけました。ウィーン出身で『こうもり』の四役をレパートリーとする名テノール歌手ツェドニクは、ウィーン気質が身体の隅々まで沁み込んでいます。

小粋でエレガント、洒脱な仕掛けがたくさん用意された正統的な演出は、『こうもり』の魅力を余すところなく伝えます。

ツェドニク演出の『こうもり』は、アール・デコ調の華やかな舞台美術・衣裳も大きな見どころ。舞台の縁を飾る市松模様、背景を優雅に彩る植物のモチーフなど、舞台はアール・デコの感覚で統一してデザインされ、照明の効果で刻々と表情を変えます。金色に輝く幾何学模様や、日本の美感を取り入れた優雅で官能的なラインの衣裳など、クリムトを彷彿させるデザインも盛りだくさんで、美術ファンの心も捉えてやみません。


新国立劇場『こうもり』より  撮影:寺司正彦

俊英指揮者パトリック・ハーンらフレッシュな顔ぶれが楽しみ!

オーストリア出身でジャズピアノなど多才ぶりを発揮する若手指揮者パトリック・ハーンが新国立劇場初登場。アイゼンシュタインに温かな声と抜群の感性で評価されるジョナサン・マクガヴァン、ロザリンデにはウィーンで学びウィーン、ベルリン、ブリュッセルなどで活躍するソプラノのエレオノーレ・マルグエッレ、アデーレにスウェーデンの誇る歌姫シェシュティン・アヴェモとフレッシュなキャストが華やかに揃います。アルフレードには日本のトップテノールの一角に躍り出た伊藤達人が出演します。

<「こうもり」あらすじ>

ウィーン郊外。 アイゼンシュタインは顧問弁護士の不手際で禁固刑を受け大憤慨。 しかし、悪友ファルケに誘われ、妻ロザリンデには「刑務所へ出頭する」と偽り、変装してオルロフスキー公爵邸の夜会へ。 そこで仮面の美女を妻と気づかず口説く。 翌朝、刑務所に出頭したアイゼンシュタインは駆けつけた妻の浮気を疑うが、 自分の浮気がばれて逆にやり込められる。 そこへ、この茶番劇の仕掛人ファルケが現れ、 「すべてはシャンパンのいたずら!」と大団円を迎える。

■新国立劇場 2023/2024 シーズン オペラ
ヨハン・シュトラウスⅡ世『こうもり』全3幕
〈ドイツ語上演/日本語及び英語字幕付〉
Die Fledermaus / Johann StraussⅡ

公演期間:2023年12月6日(水)~12月12日(火)
会場:新国立劇場 オペラパレス
予定上演時間:約3時間(休憩含む)

スタッフ:

【指揮】パトリック・ハーン
【演出】ハインツ・ツェドニク
【美術・衣裳】オラフ・ツォンベック
【振付】マリア・ルイーズ・ヤスカ
【照明】立田雄士
【舞台監督】髙橋尚史

キャスト:

【ガブリエル・フォン・アイゼンシュタイン】ジョナサン・マクガヴァン
【ロザリンデ】エレオノーレ・マルグエッレ
【フランク】ヘンリー・ワディントン
【オルロフスキー公爵】タマラ・グーラ
【アルフレード】伊藤達人
【ファルケ博士】トーマス・タツル
【アデーレ】シェシュティン・アヴェモ
【ブリント博士】青地英幸
【フロッシュ】ホルスト・ラムネク
【イーダ】伊藤 晴

【合唱指揮】三澤洋史
【合唱】新国立劇場合唱団
【バレエ】東京シティ・バレエ団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

こうもり
新国立劇場のオペラ公演「こうもり」のご紹介。 新国立劇場では名作から世界初演の新作まで、世界水準の多彩なオペラを上演しています。
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