【実食レポ】ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ『鉄板焼 匠』の絶品「くまもと あか牛ディナーコース」!


ヘルシー(健康)、ビューティ(美しさ)、フレッシュ(新鮮)をコンセプトとし、厳選されたオリーブオイルで調理する鉄板焼が好評なホテル インターコンチネンタル 東京ベイの人気レストラン『鉄板焼 匠』。

ホテルレストランの鉄板焼きといえば「神戸牛」と「松坂牛」が代表的な存在ですが、「くまもとあか牛」は、熊本で生まれ、阿蘇の豊かな大地と水で育まれた放牧向きの健康的な和牛です。

その味は、一度いただいたら忘れられず、和牛の中でも流通量が稀有なくまもとあか牛コースを提供してくれるのがホテル インターコンチネンタル 東京ベイの『鉄板焼 匠』。

『鉄板焼 匠』では、2022年9月1日から11月30日にかけて行われている「くまもとあか牛フェア」が開催されています。(ランチ 平日 13,200円 土日祝 14,300円/ディナー 平日 25,300円、土日祝 26,400円)豪華なくまもと あか牛ディナーコースをいただきました。

■くまもと あか牛ディナーコース


△【WEB予約特典】グラスシャンパン(1名様につきグラス1杯)
※ノンアルコールスパークリングワインに変更できます。

一、冷前菜
匠 ファーストディッシュ 焼きトマトのフランベ

おもてなし一品であるファーストディッシュは鉄板アミューズ「できたて焼きトマト」から食事はスタートします。甘味抜群の桃太郎トマトを目の前で豪快にフランベしていただけます。

炎のエンターテイメントの後、仕上げは地中海・キプロスのレモンが香る塩、低温で揚げた青森産ニンニク、野菜はルッコラが添えられました。焼きトマトはジューシーで甘味があり、仕上げとしてイタリアから来ました亜麻仁オイルがかけられました。

二、温前菜
くまもと あか牛の”クラシタ”の和風煮込み 南阿蘇のバジル香る南関揚げと西原村の柚子胡椒添え

今年新たに登場したくまもとあか牛の肩ロース(クラシタ)を煮込んで柔らかくした和風煮込みです。ネックとリブロースの間にある肩ロースは、「クラシタ」と呼ばれ、鉄板焼では利用されないクラシタを見事な手腕で柔らかくし有効活用していたのが印象的でした。

馬原料理長に、鉄板焼では珍しい和風煮込み料理の誕生について聞くと「寒くなってくるので煮込み料理をお出しすると美味しいと喜ばれます。黒毛和牛とはまた違った味わいになっており、脂が軽いのが赤毛の特徴です」と解説してくれました。料理の工夫、着眼点が素晴らしく、リピーターが多いのも納得です。

南阿蘇村の手作りのバジルペーストと熊本名物の乾燥油揚げ「南関あげ」が添えられていました。熊本県阿蘇郡西原村で手作りで作られている柚子胡椒が香り高くフレッシュさを演出。菊の花びらが華やかで、食感と味両面で3回楽しんで召しあがれます。

三、海鮮料理
活 伊勢海老のグリル 球磨焼酎香るクリームソース 有明海苔を添えて

豊洲市場から仕入れた伊勢海老を丁寧に焼き上げ、生クリーム、熊本県の球磨焼酎を用いたソースで仕上げられた逸品です。

しっかりとした風味の球磨焼酎の香りが秀逸しており、伊勢海老を旨味を極上なものへの引き上げてくれます。

伊勢海老と共にライ麦パンと有明海苔の佃煮が添えられており、食感の変化、味の変化が贅沢に楽しめます。一口目はそのままでいただき、二口目・三口目は有明海苔を溶かしながら一緒にいただくのがおススメです。クリームと海苔の相性が驚くほどよいです。それに球磨焼酎が加わり、最高の味に仕上がっていました。

ミソの部分はスプーンでいただきましたが、鮮度が高く磯の風味が際立っていました。新鮮な伊勢海老の食感も抜群でした。

四、焼き野菜
本日の焼き野菜

こちらの鉄板焼きの特徴として、新感覚なタレ〈ビューティつけジュレ〉で鉄板焼きを楽しむことができます。新食感を取り入れ、ジュレにすることで、口に入れた時、プルッとした食感と、ジュレがとろける旨味を味わうことができます。

タレのつけジュレは3種類「ポン酢テイスト」「セサミ&ペッパーテイスト」「オニオンテイスト」を用意され、「食べるタレ」として提供されました。そのほか、3種の塩、山葵、金沢産の醤油が用意されていますので、味の変化が楽します。

本日の焼き野菜は「黒豆モヤシ」「(徳島県の小さい天然椎茸である)ちいたけ」「蓮根」「五郎島金時(さつまいも)」「オカヒジキ」「アボカド」で、普段食べられない素晴らしいラインナップに胸が踊ります。「鉄板焼 匠」は野菜のラインナップが量・質 共に充実しており、通常5-6品の野菜を提供されます。

日によって焼き野菜のメニューは変わります。アボカドは鉄板焼きとして珍しく、金沢産の醤油と山葵でいただきましたが、目新しもあり大変美味しかったです。ちいたけの風味と味わい、オカヒジキの食感が大変よく、素晴らしい美味しさを堪能。そのほかの焼き野菜はどれも絶品でした。ヘルシー志向の『鉄板焼 匠』はオープン当初から野菜の提供に力を入れています。

●阿蘇レッドIPA

肉料理と一緒にいただくために、阿蘇の赤米と水でつくった「阿蘇レッドIPA」、南阿蘇ビールをいただきました。野焼きの炎が駆け上がる阿蘇五岳と阿蘇神社の火振り神事をイメージしたビールで、阿蘇産 赤米・熊本県産 ビーツ由来の赤みがかった色合いと、ほんのりした甘い香りが特徴的でした。

五、肉料理
くまもとあか牛ロース80g

”くまもと あか牛” ロースを馬原氏オススメのミディアムレアでいただきました。

赤毛の牛といえば、赤身と想像しがちですが、こちらの”くまもと あか牛” ロースはサシ(赤身の間にある脂肪)の入り具合が抜群です。表面はカリッと中はジューシーに仕上げられており、旨味も十分。黒毛和牛と全く違った味が愉しめました。牧草など自然の飼料で丁寧に育てられている様子が伺える良質で健康的な肉でした。

あか牛は放牧に向いている肉ですので、肉本来の味、ヘルシーな自然な味を愉しみたい方におススメです。

脂肪交雑の度合いが少ないあか毛和牛は、日本では現在、24,500頭しかが育てられておらず、非常に貴重です。黒毛和牛とは全く異なる牛肉の魅力を伝えてくれるお肉で、貴重な美食体験となりますので、せひ一度ご賞味ください。

六、ご飯
特製高菜ご飯 または 特製ガーリックライス、味噌汁と香の物

お米は熊本県のお米「森のくまさん」を使用しています。熊本県の高菜、胡麻油、バターを用いて「熊本高菜の炒めご飯」がサーブされ、ほっこりと安らぐ時間を過ごしました。

熊本高菜の味付けも絶妙で、味噌汁と香の物との相性も大変よかったです。お肉をいただいた後、熊本ずくしの和のもてなしを受けるのは感動的でじんわりと来ます。

●真菰茶(マコモ茶)

馬原料理長の知人の生産者である中尾氏より直送してもらっているお茶です。マコモはイネ科の植物で日本ではゆかりが深く、古事記や日本書紀にも「マコモ」が登場するほど食用や薬用として用いられ親しまれていた植物です。

自然の力と土地の力を生かして栽培しただけあって、すっきりとした自然の味わいが良好。色合いもとても綺麗なお茶でした。ノンカフェイン、美肌効果、抗酸化作用、貧血改善などが期待されます。

七、デザート
──隣接するラウンジへお席を移動──
隣接するラウンジにて 「アトリエ・デセール」より パティシエ特製デザート

ヨーロッパを思わせるゴージャスな内装のラウンジへ移動してパティシエ特製デザートを楽しみました。

「パティシエお薦め 季節のデザート」3種は「イタリア産の濃厚なマスカルポーネを使った抹茶のティラミス」「桃とラズベリーのバシュランミルクアイス」「フルーツの盛り合わせとマンゴーとパッションのソルベ」。その中から「桃とラズベリーのバシュランミルクアイス」を選択。

ドリンクは紅茶(クラシックティー・フレーバーティー・ハーブティー)の中からハーブティを選択。そのから「ジンジャー&レモンマートル(ノンカフェイン)」をチョイス。レモンマートルとジンジャーに、ルイボスとハニーブックをブレンドしたものです。食後は、ヨーロピアンな空間の中で素敵なスイーツとティーを愉しみました。

こちらのラウンジはリピーターが多く、女子会や記念日などでも人気です。

<概要>

【店名】   鉄板焼 匠 / 1F
【提供期間】 2022年9月1日(木)~11月30日(水)まで
【営業時間】 ランチ 11:30~15:00(L.O.14:30)/ディナー 17:30~21:30(L.O.21:00)
※当面の間、短縮営業となっておりますのでホームページにてご確認ください。
https://www.interconti-tokyo.com/restaurant/takumi/
【料金・メニュー】 ※税込み、サービス料別

くまもと あか牛ディナーコース

平日 ¥25,300 / 土日祝 ¥26,400
・匠 ファーストディッシュ 焼きトマトのフランベ
・くまもと あか牛の”クラシタ”の和風煮込み 南阿蘇のバジル香る南関揚げと西原村の柚子胡椒添え
・活 伊勢海老のグリル 球磨焼酎香るクリームソース 有明海苔を添えて
・本日の焼き野菜
・くまもとあか牛ロース80g
・特製高菜ご飯 または 特製ガーリックライス、味噌汁と香の物
・隣接するラウンジにて 「アトリエ・デセール」より パティシエ特製デザート
・コーヒー または 紅茶
【ご予約・お問い合わせ】 03-5404-7895(直通)
https://www.interconti-tokyo.com/restaurant/takumi/plan/takumi-kumamoto.html
【協力】 くまもとあか牛プロジェクト(熊本県畜産農業協同組合連合会、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 地域みらいプロジェクト、肥後銀行)
【協賛】 全日本あか毛和牛協会
【後援】 熊本県産牛肉消費拡大推進協議


阿蘇の農畜産業と環境保全に関する 相互連携協定の締結式に出席した料理長の馬原

<阿蘇の農畜産業と環境保全に関する相互連携協定の締結式について>

熊本県南阿蘇村と慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科、熊本県畜産農業協同組合連合会が、南阿蘇村に位置する大草原と共生してきた「くまもとあか牛」の産業支援を通じて、人や環境、社会に配慮した「エシカル消費」に対応した産業の創出を目的とし、7月12日に相互連携協定を締結され、その活動に賛同すべく料理長の馬原が締結式に出席し、くまもとあか牛の魅力を視察・体験してまいりました。阿蘇の大自然で飼育された“くまもとあか牛”は、良質な栄養素がたくさん含まれている和牛であることが知られています。鉄板焼 匠では、その魅力あふれる”くまもとあか牛”を期間限定でお届けいたします。


阿蘇にある牛舎を視察した料理長の馬原

<鉄板焼 匠 料理長 馬原雄一 プロフィール>

福岡県出身。1998年より神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ、パンパシフィックホテル横浜(現 横浜ベイホテル東急)、コンラッドホテル東京、シャングリ・ラ ホテル東京など外資系ホテルで調理の経験を重ね、また2003年から2年間は在ロシア・サンクトペテルブルク日本国総領事館公邸料理人として、小泉純一郎、鳩山由紀夫元総理や国内外の著名人の宴席を担当した。2012年ホテル インターコンチネンタル 東京ベイに入社、2018年9月「鉄板焼 匠」料理長に就任。在外公館の公邸料理人として、また外資系ホテルで経験を積んできたことから、調理の技術のみならず語学も堪能。鉄板焼は日本の四季を感じさせながらも、外国のお客様にも喜ばれるよう、各国料理のテイストを加えたコース仕立てにしている。また季節ごとに最も適した食材を取り入れられるよう、仕入れ業者や各産地からの情報に常にアンテナを張っている。

<「鉄板焼 匠」について>

ヘルシー(健康)、ビューティ(美しさ)、フレッシュ(新鮮)をもとにオリーブオイルで調理する鉄板焼。「特選食材」「匠の技」「おいしい」が競演する、世界のVIP をおもてなししてきた経験と技を具えた料理長 馬原雄一によるヘルシーな鉄板焼をお楽しみいただけます。
席数:一般席10席、個室(2室)各5席

【インターコンチネンタル® ホテルズ&リゾーツについて】

インターコンチネンタルホテルズ&リゾーツは、75年を超える歴史で得た知識を活かし、その土地ならではの魅力をご体験いただける旅をご提供しています。
インターコンチネンタルならではの優雅な旅をお楽しみください。充実したアメニティと、さりげない心づかいが感じられる上質なサービスが、グローバルで洗練された旅を実現いたします。お客様ひとりひとりに合わせたきめ細やかなサービスによる心のこもったおもてなしで、優雅で心地よいご滞在をご満喫ください。また、インターコンチネンタル® アンバサダープログラムと最上級の特典が付いたクラブインターコンチネンタル®を通して、特別なサービスをお届けしています。旅慣れたお客様のご滞在が豊かで発見に満ちたものになるよう、ほかでは味わえない特別なご体験など、その土地ならではの魅力をご紹介しています。
詳細は、ブランド公式サイトwww.intercontinental.comその他SNSサイトwww.facebook.com/intercontinental www.instagram.com/intercontinental をご覧ください。

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