MET ライブビューイング ヴェルディ《ファルスタッフ》が5月12日より上映!


酒好き女好きで太鼓腹の老騎士ファルスタッフ。金持ちの人妻を口説こうとアリーチェとメグの二人に同じ内容の恋文を送る。送られた女性たちは憤慨してファルスタッフを懲らしめようと策を練る。最晩年のヴェルディが敬愛するシェイクスピアの戯曲を題材として作りあげた究極のコメディ・オペラの結末はいかに?


(C)Karen Almond/Metropolitan Opera

常に舞台上にキーとなるコンセプトやテーマを設けて物語を推進し、それが作品の本質を鋭くロバート・カーセンの演出とスコアを徹底して尊重し、洗練された音楽を構築するダニエレ・ルスティオーニの指揮がヴェルディ最晩年の傑作オペラ《ファルスタッフ》に生命を吹き込みます。

ジョン・ファルスタッフ役のミヒャエル・フォレは、豊かな声と演劇的センスを兼ね備えた名バリトン。


(C)Karen Almond/Metropolitan Opera

アリーチェ・フォード役のアイリーン・ペレスは陰りある艶やかな声に深いニュアンスを加えて歌うソプラノ。NYタイムズ紙に「舞台を支配する一流のソプラノ」と評価され、世界の主要なオペラハウスで引く手あまたとなっている。

フォード役のクリストファー・モルトマンは、高い音楽性に裏打ちされた巧みな歌い回しで主要歌劇場を席巻するイギリスのバリトン。

ナンネッタ役のヘラ・ヘサン・パクは、研ぎ澄まされた透明感がある声が魅力的な韓国のソプラノ。若くしてドイツグラモフォンと契約し、スター街道をひた走っています。

クイックリー夫人役のマリー=ニコル・ルミューは、世界的に稀な柔軟で美しいコントラルトの声をもつカナダ出身の歌手。2000年に世界3大コンクールの一つ、エリザベート王妃国際コンクールでカナダ人として初優勝後、主要歌劇場や音楽祭で大活躍しています。

わくわくするような歌唱と音楽、最高のアンサンブルが上映劇場を至福感で満たしてくれるでしょう。ぜひ地元の映画館の大スクリーンで至福の時をお楽しみください。

■上映概要:

指揮:ダニエレ・ルスティオーニ
演出:ロバート・カーセン
出演:ミヒャエル・フォレ、アイリーン・ペレス、クリストファー・モルトマン、ジェニファー・ジョンソン・キャーノ、ヘラ・ヘサン・パク、マリー=ニコル・ルミュー ほか
MET 上演日:2023 年 4 月 1 日 ※イタリア語 ※日本語字幕付

ヴェルディ《ファルスタッフ》演目紹介ページ
https://www.shochiku.co.jp/met/program/4676/

【上映期間】

2023年5月12日(金)~5月18日(木)
※東劇のみ5/25(木)まで2週上映

【上演劇場】

北は北海道の札幌シネマフロンティアから南は九州の熊本ピカデリーまで日本全国で上映。
※座席指定券の発売スケジュールなどはホームページにあります各上映劇場にお問合せ下さい。
※すべて日本語字幕付き

▽Falstaff: “Fulgida Alice! amor t’affro.”

 

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