NISSAY OPERA 2021 もう一つの『ロミオとジュリエット』の物語と名高いベッリーニによる『カプレーティとモンテッキ』

NISSAY OPERA 2021『カプレーティとモンテッキ』 14日出演組 撮影:三枝近志
日生劇場にて、11月13日(土)に開幕したNISSAY OPERA 2021『カプレーティとモンテッキ』の14日出演組の最終総稽古写真が公開された。

本公演は、ベルカント・オペラの名手ベッリーニによる、もう一つの『ロミオとジュリエット』の物語。13世紀イタリア・ヴェローナで、カプレーティ家とモンテッキ家という二つの一族の対立により引き裂かれる若き恋人たちと時代に翻弄される人々の濃密なドラマが、美しく情感豊かな旋律で紡がれます。

指揮に鈴木 恵里奈氏、演出に日生劇場芸術参与の粟國 淳、管弦楽に読売日本交響楽団、歌い手にベテランから若手まで実力派を迎えて、絵画のような舞台空間で、“対立”により浮き彫りになる各々の想いが重なり合い、美しくも切ないハーモニーを奏でます。

撮影:三枝近志

ストーリー

13世紀のイタリア、ヴェローナ。
カプレーティ家とモンテッキ家という二つの一族が、政治的立場の違いから相対立していた。
モンテッキ家当主ロメーオは、カプレーティ家の令嬢ジュリエッタと愛し合っており、彼女の父であるカプレーティ家当主カペッリオに対し、二人の結婚を契機とした両家の和平を申し入れる。しかし、自身の息子を殺した相手であるロメーオへの復讐心を募らせていたカペッリオは、その申し入れを拒絶する。ロメーオと結ばれたいジュリエッタは、一計を案じるが…。
ベルカント・オペラの名手ベッリーニの圧倒的に美しい音楽によって描かれる、もう一つの『ロミオとジュリエット』。分断の時代を背景に、悲劇の幕が上がる。

第28回 日生劇場舞台フォーラム 2021 『カプレーティとモンテッキ』 ―演出・美術・衣裳・照明―

実際の舞台装置や資料等を使って、演出、美術、衣裳、照明の各視点からその意図等を解説いただいています。
※2020年11月9日(火)に開催を予定しておりましたが、現下の状況を鑑み、動画配信(無観客収録)による開催とさせていただく事となりました。

パネリスト:
演出:粟國 淳(日生劇場芸術参与) 美術:横田 あつみ 照明:大島 祐夫 衣裳:増田 恵美
進行:日生劇場技術部

【目次】
00:00 はじめに/パネリスト紹介
02:09 作品・演出コンセプトについて:粟國 淳
14:11 美術について:横田 あつみ
25:49 衣装について:増田 恵美
35:41 照明について:大島 祐夫
47:40 舞台装置紹介(舞台上)
52:52 衣装紹介/早替え実演(舞台上)
56:50 舞台仕込み映像

CULTURE

コメント