公益財団法⼈ 東京フィルハーモニー交響楽団(以下、東京フィル/所在地:東京都新宿区、理事⻑:三⽊⾕浩史)では、2023年10⽉の定期演奏会(10月18日、19日、22日)をフランス出身の若手指揮者クロエ・デュフレーヌと、2022年仙台国際音楽コンクールで史上最年少の17歳で優勝、聴衆賞も獲得した今最も注目されるヴァイオリニスト中野りなを迎え、19~20世紀に活躍した3人のフランスの作曲家たちの、幅広い魅力をお届けするコンサートを開催します。
◆公演日時・会場
10月18日(水)19:00 東京オペラシティ コンサートホール
10月19日(木)19:00 サントリーホール
10月22日(日)15:00 Bunkamura オーチャードホール
指揮:クロエ・デュフレーヌ (2021年ブザンソン国際指揮者コンクール聴衆賞、オーケストラ賞)
Conductor: Chloé Dufresne
ヴァイオリン:中野りな* (2022年仙台国際音楽コンクール優勝・聴衆賞)
Violin: Lina Nakano
リリ・ブーランジェ/春の朝に (リリ・ブーランジェ生誕130年)
Lili Boulanger: D’un matin de printemps (Of a Spring Morning)
<The 130th anniversary of Lili Boulanger’s birth>
サン=サーンス/ヴァイオリン協奏曲第3番*
Saint-Saëns: Violin Concerto No.3 in B minor, Op. 61
ベルリオーズ/幻想交響曲
Berlioz: Symphonie Fantastique, Op. 14
▷ 特設ページ
◆1回券料⾦(定価・税込・全席指定)
SS¥15,000・S¥10,000・A¥8,500・B¥7,000・C¥5,500
※東京フィルフレンズ会員様は10%割引で購⼊いただけます(SS席を除く/受付はお電話のみ)。
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▷【動画メッセージ】
クロエ・デュフレーヌ
中野りな
▶ 公開リハーサルについて:10月22日(日)Bunkamuraオーチャードホールで、賛助会員様(法人・個人)・定期会員様限定のリハーサル見学会を行います。
※公演チケットとは別途、入場証が必要です。対象のお客様にはご案内をお送りしておりますのでご確認ください。
- 出演者について
クロエ・デュフレーヌ 指揮 Chloé Dufresne, conductor
32歳の若く才能あふれる指揮者クロエ・デュフレーヌは、フィンランド、フランス、ノルウェー、アメリカで重要なオーケストラやオペラ・カンパニーを指揮してきた。オーケストラではヘルシンキ・フィル、フランス国立管、パリ国立管、モンペリエ・オペラ座管、ロサンゼルス・フィルなど、オペラではモーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』、ベッリーニ『ノルマ』、ブリテン『アルバート・ヘリング』、オッフェンバック『赤いりんご』などをルーアン、トゥーロン、ニース、ロレーヌ国立等のオペラ座で指揮。
2022/23シーズンはフランス各地の劇場でドニゼッティ『愛の妙薬』、グノー『ファウスト』、オッフェンバック『月世界旅行』を指揮。2023/24シーズンのハイライトは10月の東京フィルとの日本デビュー、香港フィル、フィンランド放送響、ザールブリュッケン・カイザースラウテルン放送響、ミュンヘン・フィル他とのコンサート、ブルターニュ国立管、モンペリエ国立オペラ管との再共演など。ヴィオラ、歌唱、合唱指揮を学んだ後、2020年にヘルシンキのシベリウス・アカデミーで指揮の修士課程を修了。M.フランク、P.ヤルヴィ、リントゥ、ジンマン、アデス、マルッキのマスタークラスを受講し、オラモ、ドゥダメル、ティルソン・トーマス、サロネンの副指揮を務め、ルツェルン音楽祭とロサンゼルス・フィルの指揮者フェロー・プログラムを修了。
2021年、若手指揮者の登竜門であるマルコ指揮者コンクールとブザンソン国際指揮者コンクールの両方に入賞し、2022/23シーズンのロサンゼルス・フィルのドゥダメル・フェローに続き、2023/24シーズンはドゥダメルの招きによりパリ・オペラ座アカデミーのフェローに選ばれている。
中野りな ヴァイオリン Lina Nakano, violin
2004年生まれ。3歳よりヴァイオリンを始め、桐朋学園大学音楽学部附属子供のための音楽教室にて森川ちひろに学ぶ。2015年よりザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学夏期国際音楽アカデミーにてポール・ロチェックの指導を受ける。2023年4月より桐朋学園大学「ソリスト・ディプロマ・コース」及び、9月からはウィーン市立芸術大学にも在学。現在、辰巳明子、カルヴァイ・ダリボルに師事し研鑽を積む。ローム ミュージック ファンデーション2023年度奨学生。
2018年第72回全日本学生音楽コンクール(中学校の部)優勝。2019年第3回若い音楽家のためのモーツァルトコンクール(中国・珠海)優勝。2020年第7回アリオン桐朋音楽賞受賞。2021年第90回日本音楽コンクール優勝。併せて岩谷賞、レウカディア賞、鷲見賞、黒柳賞、増沢賞を受賞。2022年第8回仙台国際音楽コンクールにおいて、史上最年少の17歳で優勝、及び聴衆賞を受賞し大きな注目を浴びる。以降、主要オーケストラとの共演やリサイタルなど活動を広げ、高い評価を得ている。
使用楽器:一般財団法人ITOHより貸与されている1716年製のアントニオ・ストラディバリウス。
東京フィルハーモニー交響楽団 Tokyo Philharmonic Orchestra
1911年創立。日本で最も古い歴史と伝統を誇るオーケストラ。約160名のメンバーをもち、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつ。名誉音楽監督にチョン・ミョンフン、首席指揮者にアンドレア・バッティストーニ、桂冠指揮者に尾高忠明、大野和士、ダン・エッティンガー、特別客演指揮者にミハイル・プレトニョフ、アソシエイト・コンダクターにチョン・ミンを擁する。
Bunkamuraオーチャードホール、東京オペラシティ コンサートホール、サントリーホールでの定期演奏会や「渋谷/平日/休日の午後のコンサート」「ハートフルコンサート」「ニューイヤーコンサート」「第九特別演奏会」など、クラシック音楽を広く普及させる自主公演の他、新国立劇場のレギュラーオーケストラとしてオペラ・バレエ演奏、『NHK ニューイヤーオペラコンサート』『ブラボー!オーケストラ』『名曲アルバム』『題名のない音楽会』『東急ジルベスターコンサート』『NHK紅白歌合戦』『いないいないばあっ!』などの放送演奏により、全国の音楽ファンに親しまれる存在として高水準の演奏活動と様々な教育的活動を展開している。2020〜21年のコロナ禍における取り組みはMBS『情熱大陸』、NHK BS1『BS1スペシャル 必ずよみがえる~魂のオーケストラ 1年半の闘い』などのドキュメンタリー番組で取り上げられた。
1989年にBunkamuraオーチャードホールとプロのオーケストラとして日本で初めてフランチャイズ契約を締結。また、東京都文京区、千葉県千葉市、長野県軽井沢町、新潟県長岡市と事業提携を結び、各地域との教育的、創造的な文化交流を行っている。
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