東京フィルハーモニー交響楽団、アンドレア・バッティストーニと待望のマーラー「交響曲第5番」

 東京フィルハーモニー交響楽団は、首席指揮者アンドレア・バッティストーニの指揮のもと2022年9月の定期演奏会を9月15日(木)、16日(金)、19日(月・祝)に、同楽団が事業提携を結ぶ新潟県長岡市での特別演奏会を9月18日(日)に開催いたします。

公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団(東京都新宿区、理事長:三木谷浩史)は、首席指揮者アンドレア・バッティストーニの指揮のもと2022年9月の定期演奏会を9月15日(木)、16日(金)、19日(月・祝)に、同楽団が事業提携を結ぶ新潟県長岡市での特別演奏会を9月18日(日)に開催いたします。

「リストとマーラー──コンサートのプログラムとして何と素晴らしい組み合わせだろうか!
アンドレア・バッティストーニが選んだこの2人は完璧なペアと言えるだろう。
リストとマーラーは、単なる作曲家ではない。
リストの作品では、悲しみと死の世界が最後まで聴き手に寄り添うが、マーラーの交響曲では、悲しみと死から喜びと生への変容が完結しているのである」――ロバート・マルコウ(音楽ジャーナリスト)

指揮は1987年生まれの東京フィルの若き首席指揮者アンドレア・バッティストーニ。メインプログラムには才気と熱狂、狂おしいほどのカンタービレと爆発的なエネルギーをもつバッティストーニへの待望久しかったマーラー「交響曲第5番」、そしてプログラムの前半には、指揮者自身がオーケストレーション(管弦楽への編曲)を手掛けたフランツ・リストのドラマティックなピアノ作品『巡礼の年』第2年「イタリア」より「ダンテを読んで」を4公演でお届けする。

  • 《東京フィルハーモニー交響楽団 9月定期演奏会》 詳細​

9月15日(木)19:00 東京オペラシティ コンサートホール
9月16日(金)19:00 サントリーホール
9月19日(月・祝)15:00 Bunkamura オーチャードホール

指揮:アンドレア・バッティストーニ(首席指揮者)

♪リスト(バッティストーニ編)/『巡礼の年』第2年「イタリア」より 「ダンテを読んで」
♪マーラー/交響曲第5番

チケット価格(全席指定・消費税込)
SS席¥15,000 S席¥10,000 A席¥8500 B席¥7,000 C席¥5,500
※G席は9/16公演のみが対象です。残席状況はお問合せください。
※ご来場前に必ず当団の実施する新型コロナウイルス感染予防策をご一読のうえ、徹底していただきますようお願い申し上げます。
https://www.tpo.or.jp/information/detail-20211119-01.php
主催:公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団

  • チケット問合せ

東京フィルチケットサービス 03-5353-9522 (平日10時~18時/土日祝休)
東京フィルWEBチケットサービス https://www.tpo.or.jp/ (24時間対応・座席選択可)

▶バッティストーニからの動画メッセージ

  • ▶2022年9月定期演奏会 特設ページ
9月定期演奏会 特設ページ
東京フィルハーモニー交響楽団のインフォメーション。

▶提携都市公演「長岡特別演奏会」
2022年9月18日(日)14:00開演(13:15開場)長岡市立劇場 大ホール
https://www.tpo.or.jp/concert/20220918-01.php

▶【特別記事】9月定期演奏会の聴きどころ「リスト、マーラーとゆく地獄の門と天上への道」
(文=ロバート・マルコウ)
https://www.tpo.or.jp/information/detail-20220808-01.php

▶【特別記事】アンドレア・バッティストーニが語る「ダンテを読んで」
(文=アンドレア・バッティストーニ/訳=井内美香)
https://www.tpo.or.jp/information/detail-20220711-01.php

「リストのピアノ音楽をよく知る者にとって、ハンガリー出身のこの作曲家が、珍しい響き、今までにない音色、オーケストラのプロットを鍵盤楽器で模倣する書法を追い求めたことは有名である。
『ダンテ・ソナタ』とも呼ばれるこの曲に魅せられた私はそれゆえに、管弦楽版を書くにあたって、これらの特徴を明確に示そうと決めた。この編曲は、1950年代ごろまで大いに流行していた器楽編曲の例に連なるものとなる。すなわち目標とするところは、リストや彼の同時代人のスタイルによるオーケストレーションではなく、ラヴェル、レスピーギ、ストコフスキーなどの先例に多くを負っている、大オーケストラのための自由な編曲なのだ」。(アンドレア・バッティストーニ)
  • 出演者プロフィール

アンドレア・バッティストーニ 東京フィル首席指揮者
Andrea BATTISTONI, chief conductor of the Tokyo Philharmonic Orchestra

東京フィル首席指揮者アンドレア・バッティストーニ (C)上野隆文東京フィル首席指揮者アンドレア・バッティストーニ (C)上野隆文

1987年ヴェローナ生まれ。国際的に頭角を現している同世代の最も重要な指揮者の一人と評されている。2013年ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ歌劇場の首席客演指揮者、2016年10月東京フィル首席指揮者に就任。

『ナブッコ』、『リゴレット』、『蝶々夫人』(二期会)、グランドオペラ共同制作『アイーダ』のほか、ローマ三部作、『展覧会の絵』『春の祭典』等数多くの管弦楽プログラムで東京フィルを指揮。東京フィルとのコンサート形式オペラ『トゥーランドット』(2015年)、『イリス(あやめ)』(2016年)、『メフィストーフェレ』(2018年)で批評家、聴衆の双方から音楽界を牽引するスターとしての評価を得た。同コンビで日本コロムビア株式会社よりCDのリリースを継続している。

スカラ座、フェニーチェ劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、スウェーデン王立歌劇場、アレーナ・ディ・ヴェローナ、バイエルン国立歌劇場、マリインスキー劇場、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管、イスラエル・フィル等世界の主要歌劇場・オーケストラと共演を重ねている。2017年には初の著書『マエストロ・バッティストーニのぼくたちのクラシック音楽』(音楽之友社)を刊行。2021年、東京フィルとの録音『ドヴォルザーク新世界&伊福部作品』欧米盤が欧州の権威ある賞の一つ「OPUS KLASSIK 2021」交響曲部門(20-21世紀)を受賞した。

Website http://www.andreabattistoni.it/
Facebook https://www.facebook.com/Andrea-Battistoni-159320417463885/

アンドレア・バッティストーニ&東京フィル 近年の公演より (C)上野隆文アンドレア・バッティストーニ&東京フィル 近年の公演より (C)上野隆文

東京フィルハーモニー交響楽団 管弦楽 Tokyo Philharmonic Orchestra

1911年創立。日本で最初に100周年を迎えた、日本で最も古い歴史と伝統を誇るオーケストラ。約160名のメンバーをもち、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつ。名誉音楽監督にチョン・ミョンフン、首席指揮者にアンドレア・バッティストーニ、桂冠指揮者に尾高忠明、大野和士、ダン・エッティンガー、特別客演指揮者にミハイル・プレトニョフ、アソシエイト・コンダクターにチョン・ミンを擁する。定期演奏会や「渋谷/平日/休日の午後のコンサート」など、クラシック音楽を広く普及させる自主公演の他、新国立劇場のレギュラーオーケストラとしてオペラ・バレエ演奏、『NHKニューイヤーオペラコンサート』『ブラボー!オーケストラ』『名曲アルバム』『題名のない音楽会』『東急ジルベスターコンサート』『NHK紅白歌合戦』などの放送演奏により、全国の音楽ファンに親しまれる存在として高水準の演奏活動と様々な教育的活動を展開している。2020~21年のコロナ禍における取り組みはMBS『情熱大陸』、NHK BS1『BS1スペシャル 必ずよみがえる~魂のオーケストラ 1年半の闘い~』などのドキュメンタリー番組で取り上げられた。

1989年にBunkamuraオーチャードホールとフランチャイズ契約を締結。また、東京都文京区、千葉県千葉市、長野県軽井沢町、新潟県長岡市と事業提携を結び、各地域との教育的、創造的な文化交流を行っている。昭和62年度芸術祭賞、平成7年度芸術祭大賞、平成16年度芸術祭優秀賞、また「音楽の未来遺産」三善晃管弦楽作品シリーズ3公演のライヴCD「三善晃の音楽」(カメラータ・トウキョウ/平成20年10 月)が平成20年度芸術祭優秀賞を受賞した。他に、昭和59年度に第8回音楽之友社賞と第8回ゆとりすと賞(味の素社)、平成13年度ミュージック・ペンクラブ賞(クラシック部門/日本人アーティスト)、2021年「OPUS KLASSIK 2021」交響曲部門(20-21世紀)などを受賞している。

公式ウェブサイト http://www.tpo.or.jp/
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