日本初のバイキングで知られる帝国ホテル 東京のブフェレストラン「インペリアルバイキング サール」が、8月1日、バイキングが始まった日「バイキングの日」(日本記念日協会認定)を迎えました。
お好みの料理を自由に味わう、北欧スカンジナビアの伝統料理 “スモーガスボード (スウェーデン語で「バター付きパン」と「テーブル」)”をヒントに誕生した日本初のブフェレストランが帝国ホテル 東京「インペリアルバイキング」です。
“好きなものを好きなだけ”というバイキングスタイルは帝国ホテルで誕生し、以来様々な改良やリニューアルを重ね60年以上にわたり愛されてきました。
「バイキング」というネーミングは、開業当時話題だった海賊映画 『バイキング』から着想を得たものです。“海賊”の豪快なイメージから、店名は「インペリアルバイキング」と名付けられました。それ以来、「バイキング」という言葉が、“食べ放題”の代名詞として全国に普及しています。
今回は8月1日「バイキングの日」と、8月10日~31日の水曜日限定でペストリースーシェフ 赤羽目健悟氏による氷細工のパフォーマンスが行われることとなり、同店を訪問しました。
ブフェコーナーで好きなものをお好きなだけ選択できる“バイキング”スタイルに加え、テーブル上のタブレット端末で各料理をご注文いただけるシステムも導入されています。
まず最初に帝国ホテル名物の「ダブルビーフコンソメスープ」がサーブされました。2回炊き上げられたコンソメの濃厚さが空腹の身に染みる。例えようもない程、奥行きのある上品な味わいと黄金の輝きが眩しい絶品スープでした。
■冷たい前菜から
・桃の冷製スープ
旬の桃とレモンの果汁がたっぷり入った爽やかな冷たいスープです。上品さ、軽やかさはさすが帝国ホテルです。
・シーフードマリネ
4種類のシーフード(タコ、イカ、海老、ホタテ貝)に、ズッキーニやカリフラワー、赤ピーマンなどの具材を合わせた具沢山な贅沢なマリネです。オリーブオイルの香りに、フレンチドレッシングの爽やかな酸味が感じられました。
・帝国ホテル伝統のポテトサラダ ミモザ風
大正時代から帝国ホテルで提供されている伝統のポテト・サラダです。マヨネーズ、フレンチマスタード、塩こしょうのバランスが絶妙。家庭ではなかなか作ることができないプロの味を堪能しました。
●氷細工のパフォーマンス:
訪問した8月1日「バンキングの日」のランチタイムは12時30分と2時に「氷細工のパフォーマンス」が開催されました。帝国ホテルでは宴会で氷彫刻の展示が行われることが多いそうですが、バイキングでは珍しいようです。
2021年に開催された洋菓子の世界大会「クープ・デュ・モンド・デゥ・ラ・パティスリー2021にて日本チームが準優勝。そのチームの1人である帝国ホテル 赤羽目健悟スーシェフによるチェーンソーとノミによるパフォーマンスは、見応えがあり、赤羽目さんが氷彫刻を彫り終えると、その美しさに会場がどよめいていました。最後の飾りとしてつけられていた蝶々もよいアクセントになっており、見学していた子供たちも大喜びしていました。
■ライブパフォーマンス:お客様の前にて仕上げます
・ローストビーフ
ローストビーフはジューシーで肉質も柔らかく、噛めば噛むほど旨味が広がっていく至福の味わいを楽しみました。
「西洋わさび」のほか「アンデス岩塩」「クォーターペッパー」をつけて楽しむことができます。クォーターペッパーはいろんな種類の粒コショウが入っていて、ミルで砕いて使うととってもいい香りがするローストビーフにぴったりの調味料です。
・エスカルゴのクリーム煮込み
注文してから、目の前で、ひとつずつ小鍋に具材やソースを入れて、丁重に仕上げてくれます。緑色のクリームソースがパンとよく合います。バイキングでエスカルゴ料理にお目にかかることは難しく、食の体験空間を広げてくれるすばらしいひとさらでした。
・ジャガイモとアンチョビのグラタン ヤンソンの誘惑
ヤンソンの誘惑は、じゃがいも、玉ねぎ、アンチョビにクリームを合わせたスウェーデンの伝統料理です。スウェーデンではポピュラーなグラタン料理の一種ですが、タマネギとアンチョビがよいアクセントとなっていました。
・オムライス ハッシュドビーフソース添え
帝国ホテルで長年提供してきたメニューで、目の前のキッチンで調理してくれます。玉子の火の入り具合、デミグラスソースの味わいが秀逸な、大変美味しい定番のオムライスでした。帝国ホテルの味は格別だと感じさせてくれた逸品です。
■デザート:デザートは10種類、ジェラードは8種類提供されました。
・ケーキ類は「苺のショートケーキ」「ホワイトチョコレートとオレンジのケーキ」「クラシックショコラ」「フルーツタルト」「ホワイトチョコレートとオレンジのケーキ」「サンマルク」の6種類が用意されていました。
その中から「苺のショートケーキ」をいただきましたが、それぞれのケーキの上のIMPERIAL HOTEL(帝国ホテル)と書かれたチョコレートがのっています。お味は上品そのもので大変美味しかったです。
・フルーツタルト
ほどよくしっとり感を残したタルト生地に、色とりどりのフルーツが盛り込まれ、とても美味しいフルーツタルトでした。
・グラスデザートは「パンナコッタイチゴソース」「マロンクリーム」「オレンジゼリー」の中から「パンナコッタイチゴソース」をいただきました。まろやかなミルクのコクとツルンとした食感が素敵でした。
・かき氷「桃」
氷細工のパフォーマンスにちなみ提供されましたので、2種類のかき氷から「桃」をいただきました。こうしたきめ細かいサービスは素晴らしいです。
・ジェラートは「いちご」「ブラッドオレンジ」「バニラ」「キャラメル」「ラズベリー」「マンゴー」「ビスタチオ」「チョコレート」と8種類が用意されました。色鮮やかなジェラートはジェラートの世界大会で2位を受賞したペストリーシェフが監修した自慢の逸品です。
その中から「ブラッドオレンジ」と「マンゴー」をいただきましたが素晴らしい美味しさでした。「ブラッドオレンジ」のほどよい酸味は、夏に最適です。
クラシカルで上質な帝国ホテル 東京「インペリアルバイキング サール」。ぜひ一度日本のバイキングの礎を築いた帝国ホテルの味をご堪能ください。
■ブフェレストラン インペリアルバイキング サール
ニューノーマルな生活様式に即した安全・安心対策のもと、「好きなものを好きなだけ味わう」スタイルを継続しながらも、「出来立て作り立ての美味しさをお客様に味わっていただく」という料理の本質を追及した、より洗練された「バイキングスタイル」をお楽しみください。
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