橋本愛、第 35 回東京国際映画祭フェスティバル・アンバサダー就任所見インタビュー!


第 35 回東京国際映画祭の開催まで、残りあと 1 ヶ月。東京ミッドタウン日比谷 日比谷三井カンファレンスにて各部門の上映作品ラインナップ発表・審査委員・開催イベントの魅力・見所を発表する記者会見を開催。

第 35 回東京国際映画祭のフェスティバル・アンバサダーに任命された、女優の橋本愛(はしもとあい)さんが登壇。昨年に続いて 2 年連続でフェスティバル・アンバサダーに選ばれた時の想いや意気込みを語っていただきました。

橋本愛さん Q&A:

Q.2 年連続でアンバサダーとなりましたが、いかがでしたか?

A.とても光栄なことだと思いますし、役目を果たさなければと背筋の伸びる想いです。もう一つは、去年はアンバサダーとして、どういうことを発信していけばいいだろうということを模索していたが、今年は自分にできることがもうちょっとないかと考えて、今の日本の映画界の課題について、自分の気持ちをお話しできたらなと思っています。ハラスメントと呼ばれることだったり労
働環境の問題だったりで、自分が感じるのは世代間の溝であり、上の世代の方々が積み重ねてきたものを大事にしようという姿勢はすばらしいものだが、下の世代や若い人の声をちゃんと聞こうという、お互いの声を聞くことが、これかのモノづくりにおいてはすごく大事なんじゃないかと思いました。

Q.昨年やってみていかがでしたか?

A.お祭りそのものが大好きなので、映画祭自体大好きですし、昨年は海外の監督や女優さんとお話しする機会があり、語学力や芸術や映画を通してコミュニケーション能力を身につけていかないといけないんだなと、考えさせてくれたきっかけになりました。もう一つは映画や映画祭そのものの役割を考えるきっかけになって、LGBT +Q や環境問題への理解が世界と比べるとまだ浅く、そういったところに目を向けて、歴史や伝統を守っていく姿勢は美しいしすばらしいが、そこからこぼれ落ちてしまう人がたくさんいて、その人たちの苦しみや悲しみに寄り添って作っていくのが映画であり、芸術であるので、そういった存在で助け合いながら、世界をよりよくするお手伝いを映画を通してしていけたらいいのかなと思っていて、東京国際映画祭で改めて世界を見渡して、日本を見つめ直すきっかけになったらいいなと個人的に思っております。

Q.橋本さんが作品観る時、どういった基準で選んでいるか教えてください。

A.一番は好きな監督であったり、役者さんが出ている作品ですけれども、そうでないものに関してはポスタービジュアルがすごく好きで、映画のイメージであったり場面を一つの写真でバチッと表現されているポスターを見ると作り手の想いを感じるのでポスターを見るのは好きですね。

Q.今年の映画祭でやってみたいことなどありますか?

A.青山真治監督はすごく好きな監督ですし、いつかご一緒したいなと思っていた監督だったので、特集上映に足を運べたらなと思っております。

©2022 TIFF

<第 35 回東京国際映画祭 開催概要>

■開催期間:2022 年 10 月 24 日(月)~11 月2日(水)
■会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区
■公式サイト:
https://2022.tiff-jp.net/ja/

コメント