第 35 回東京国際映画祭ラインナップ発表記者会見 報告レポート


第 35 回東京国際映画祭の開催まで、残りあと 1 ヶ月。本日、東京ミッドタウン日比谷 日比谷三井カンファレンスにて各部門の上映作品ラインナップ発表・審査委員・開催イベントの魅力・見所を発表する記者会見が開催された。

今年は、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて会場が大幅拡大、初の会場となる東京宝塚劇場でオープニングセレモニーを行い、レッドカーペットが復活。TOHO シネマズ 日比谷、丸の内 TOEI、丸の内ピカデリーと大型劇場が上映劇場に加わったことで主要9部門での上映本数も昨年の 86本から大幅に増加し 110 本の上映が決定、東京国際映画祭がさらなる飛躍を遂げる年になります。

イベント冒頭、司会より、本年度の映画祭におけるコロナ対策の検査体制の説明や会場移転・TIFF&TIFFCOM の連携や今年も同時開催する東京フィルメックスでの共催特集に関する紹介があり、チェアマンの安藤裕康(あんどう ひろやす)による開催の挨拶と、本年度の映画祭の特色に関する発表がありました。

世界的に最も著名な日本映画監督である黒澤明監督に、日本と海外の映画交流のシンボルとなって映画界を盛り上げていただきたいという願いから、14 年ぶりに黒澤明賞が復活します。コロナ禍であまりできなかった海外ゲストの招待を今年はようやく招くことができるようになり最大で 100 名近くの方々が参加する見通しとなっている。

ゲストとして、第 35 回東京国際映画祭のフェスティバル・アンバサダーに任命された、女優の橋本愛(はしもとあい)さんが登壇。昨年に続いて 2 年連続でフェスティバル・アンバサダーに選ばれた時の想いや意気込みを語っていただきました。

プログラミング・ディレクターの市山尚三(いちやま しょうぞう)より、「コンペティション部門」15 作品の紹介に続き、「コンペティション部門」に選ばれた日本映画3作品より、『窓辺にて』の今 泉力哉(いまいずみ りきや)監督、 『山女』の福永壮志(ふくなが たけし)監督、 『エゴイスト』の松永大司(まつなが だいし) 監督が登壇し、作品が選ばれた感想や映画祭でしたいことについて語っていただきました。

その後、石坂健治シニア・プログラマーより「アジアの未来」部門の作品の紹介。市山プログラミング・ディレクターによる「ガラ・セレクション部門」作品の紹介。さらに、藤津亮太「ジャパニーズ・アニメーション」部門プログラミング・アドバイザーより部門の紹介と続き、司会より「交流ラウンジ」「Amazon Prime Video テイクワン賞」などイベント・その他部門の紹介が行われ、質疑応答も行われた。

第 35 回東京国際映画祭は 10 月 24 日(月)~11 月 2 日(水)の 10 日間の開催期間中、110 本(9/21 現在で主要9部門で上映が決まっている作品数)の映画が上映されます。

©2022 TIFF

― 第 35 回東京国際映画祭 ラインナップ発表記者会見 開催概要 ―

<日時>2022 年 9 月 21 日(水) 14:00 ~
<場所>日比谷三井カンファレンス ルーム1&2
<出席者> 安藤裕康 (第 35 回東京国際映画祭チェアマン)
栗橋三木也 (TIFFCOM 事務局長)
市山尚三 (プログラミング・ディレクター)
石坂健治 (シニア・プログラマー)
藤津亮太 (「ジャパニーズ・アニメーション」部門 プログラミング・アドバイザー)
<ゲスト> 橋本 愛 (第 35 回東京国際映画祭フェスティバル・アンバサダー)
今泉力哉(「コンペティション」部門 『窓辺にて』監督)
福永壮志(「コンペティション」部門 『山女』監督)
松永大司(「コンペティション」部門 『エゴイスト』監督)
<M C> 荘口彰久(フリーアナウンサー)

<第 35 回東京国際映画祭 開催概要>
■開催期間:2022 年 10 月 24 日(月)~11 月2日(水)
■会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区
■公式サイト:
https://2022.tiff-jp.net/ja/

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