DEEP SQUAD 新曲『VIVA SUMMER!!!!!!』リリース記念インタビュー!


LDH所属のコーラスグループ“DEEP SQUAD” のニューシングル『VIVA SUMMER!!!!!!』が8月31日(水)にリリースされた。

今作は、New York UniversityでMasterʼs Degree in Music Technologyを学びクラスメイトだった KenjiとChrisによるプロダクションデュオ「Bedroom Cinemas」コンポーズによる楽曲で『コロナ禍で大変な思いをされている方々に楽曲を通じて活力を与え笑顔にできたら』というメンバーの思いが込められた DEEP SQUAD史上最もハイテンションでユニークな歌詞の世界観にも挑戦した新境地ともいえるアッパーチューンだ。また、カップリングの「夏薫風」は杉山亮司が作詞参加しており「VIVA SUMMER!!!!!! 」と対照的なレイドバックサマーソングとなっている。

YouTubeにて公開中のMUSIC VIDEOでは、LDH唯⼀のコーラスグループであるDEEP SQUAD が、初のダンスに挑戦。今回彼らが披露した“ビバダンス”は、TikTokを中⼼に⼈気の振付師『タイガ』が振付を担当。コーラスグループである彼らが歌いつなぐ「マイクリレー」にちなみ、マイクを“しりとり”で繋げていく『しりとりMV』になっている点にも注目だ。まさにDEEP SQUADの新境地を感じることができるMUSIC VIDEOに仕上がっている。

先日、約2年振りとなるオンラインワンマンライブ『DEEP SQUAD SPECIAL LIVE 2022 “VIVA DEEPER!!!!!!”』の開催も発表となり、まだまだ夏を盛り上げる彼らのオフィシャルインタビューをお届けする。

ーー『VIVA SUMMER!!!!!!』完成おめでとうございます。もはやナガシマスパーランド「ジャンボ海水プール」といえばDEEP SQUAD、というイメージになっていますね。

DEEP TAKA(以下、TAKA):3年目ということで、またタイアップいただけたことに感謝です。ずっと我慢している人もたくさんいると思うのですが、今年の夏こそは盛り上がれるような曲を作ろうと。

杉山亮司(以下、杉山):DEEP SQUAD史上一番の夏っぽい楽曲になっているので、ライブで盛り上がれるはずです。コロナ禍で難しかったですが、フェスとかも出たいですね。

比嘉涼樹(以下、比嘉):「これまでで一番アッパーな曲にしたい」と話しながら、制作前からファンクな感じも入れたいね、とアイデアを膨らませていました。曲の中だけでも、自由な夏にトリップしてもらえれば嬉しいです。どういう反応があるかに期待してます。

宇原雄飛(以下、宇原):パーティーチューンといっても、自分たちらしさも出したかったので、歌い繋ぐ感じもしっかり表現しました。

ーー楽曲のプロデュースには、ニューヨークで音楽を学んだデュオ・Bedroom Cinemasが参加されています。

杉山:中国出身のChrisさん、日本出身のKenjiさん、おふたりによるユニットですね。

DEEP YUICHIRO(以下、YUICHIRO):彼らは日本語と英語の言葉遊びが特徴的ですね。日本語なのに英語に聴こえたり、両方の言語が融合したような質感なんです。お会いしたことはないですが、僕らもニューヨークに住んでいたので縁を感じます。

DEEP KEISEI(以下、KEISEI):そういう意味では、DEEP時代の楽曲と比較しても突出した曲ですね。一見ふざけてる感じなんですけど、この抜け感が大事。カッコいいサマーチューンもありますが、みんなに楽しんでもらうためにはこれくらい軽い方がいいんじゃないかなと。

ーーレコーディングについてはいかがでしたか。

TAKA:今回も若手メンバー3人にパート割を考えてもらいました。特に亮司にはサウンドプロデューサー的な立ち位置でレコーディングや制作に携わってもらいましたが、なかなか苦戦しましたね。

プリプロ(レコーディングの前段階となる仮録音)の段階から「ここは○○の声の方が合うね」と意見を出し合い、歌ってみて「ちょっとイメージと違う」となれば順番を差し替える、という作業を繰り返して。

杉山:何回も考え直した結果、最終的に今の形になりましたね。最初はひとりが歌うパートをもっと長く設定していて、サビも前半と後半でひとりずつの尺だったんです。でも、ひとりが目立つよりも入り組んだ感じにした方が、スムーズに聴けるような質感になるなと。トラックのサウンドもオシャレなのでBGMにもなるし、いい意味で聴き流せる仕上がりも意識しました。

ーー歌詞は〈変幻自在で百面相のGirl〉から始まりますが〈変幻自在〉という言葉がDEEP SQUADを連想させるなと感じました。

比嘉:そう思ってくれる人もいると思います。最初に全体を見た時から現実逃避感がありつつも、〈グシャグシャになったこの世界で〉とかは今の世の中に合っているなとも思ったんです。少しの歌詞の調整はありつつも、世界観までは変えないように気をつけました。

TAKA:オリジナル以外の歌詞を何パターンか当ててみて、入れ替えながら微調整した感じです。例えば〈Paradise〉というフレーズも最初のバージョンだと「モロッコ」だったんですが、ここはもっとキャッチーにした方がイメージしやすいかなと。

KEISEI:現実的なところと非現実的なところのせめぎ合いですね。ドライブやビールでもいいんですけど、どうせなら海外のパラダイスをイメージして、「シャンパン!」という盛った表現なんです。〈手ぶらで新幹線〉を現実にやっている人って、そうそういないですけど(笑)。

ーーカップリング曲「夏薫風」では、杉山さんが作詞で参加しています。「ひと夏の切ない思い出」をテーマにされたとのことですが、こちらについても教えてください。

杉山:実体験を混ぜ込んだ歌詞になってます。好きだけど続かない恋愛ってあるじゃないですか。嫌いじゃなくても別れを選択する場合だったり。その別れを感じるような世界観になっています。恋も夏も終わるんだなと。

あと自分にとっての夏のイメージは「楽しむ」だけじゃなくて「懐かしい匂い」とか「夕方の風」もあって、記憶が蘇る瞬間って五感で感じる、そういうものに触れた時なんですよ。夏が薫る風が吹いた時に誰でも思い出せるような曲にしたかったので、タイトルもエモさを感じるものにしました。

ーーちなみに、すでに公開されている「VIVA SUMMER!!!!!!」MVは、コミカルかつクールさもある興味深い内容でした。こちらについては?

宇原:監督さんの提案で自分たちのマイクリレーをしりとりで表現しました。それだけでなく、ダンスにもMVでは初挑戦しています。クスっと笑える振りになっているので、今時な面白い内容に仕上がったんじゃないかと。

TAKA:踊る現場は初めてで、全員で合わせるのが大変でしたね。ダンスは映像でやるのとライブで披露するのとはまた違いますが、やはりパフォーマーのみなさんは素晴らしいなと思うばかりです(笑)。

YUICHIRO:振りはTikTokでバズるんじゃないかなと期待してます。

ーーTikTokでバズる音楽について、杉山Pはどういうイメージですか?

杉山:(笑)。TikTokって動画に音楽をつけるというよりも、この音楽に動画をつけたいという感覚だから音楽が先行しているんだと思います。音楽と撮る内容はセットで流行るので、それを真似して投稿するんですよね。

比嘉:サブスクが主流になってきて、音楽が身近になってるなと感じます。TikTokもずっと音楽が流れてきますし、音楽をやっている身からするといい時代ですね。僕が子どもの頃よりも人々が音楽に触れている時間が増えている気がします。

ーーサブスク以前はレンタルした音源をPCに取り込んでいたりしてましたね。もはや幾星霜という感じもしますが……。

KEISEI:洋楽はリリースから1年経たないとレンタル開始しませんでしたから、買いに行くしかなかったですよね。今の子たちは世界中の音楽が身近になっているので、パフォーマンス力の向上に繋がっているはずです。もっと世界に通用するアーティストも出てくるんじゃないかなと。

TAKA:確かに音楽IQの平均は上がっているなと感じます。プロ/アマ問わず音楽に触れられる時代ですね。仲間内で曲を聴かせ合って、みんなが知らないものがあったら鼻が高くなっていた(笑)。ただ、そういう時代があったからこそ今があるはずです。

やはりアーティスト側からすると「盤が売れる」という喜びが懐かしいですよ。広い視点でいうと触れやすくなった反面、昔を知っている人たちは違和感もある気もします。でも音楽で生きていけるチャンスが広がっているので、もっと日本の音楽レベルが上がっていく未来が楽しみです。

RELEASE INFORMATION:

3rd Single「VIVA SUMMER!!!!!!」
2022年8月31日(水)リリース
※8月8日(月)音源先行配信

初回生産限定盤(CD+DVD+蛇腹折ポスター+宇原雄飛 撮影メンバーフォトカード封入):2,000円(税込)
通常盤(CD ONLY):1,100円(税込)

配信サイト一覧:https://smar.lnk.to/kF2g7E
予約サイト一覧:https://smar.lnk.to/jWfeU5

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