厚切りジェイソンが登壇! お金について学ぶことの大切さを熱弁!

お笑い芸人の厚切りジェイソンが9月4日、都内で行われた『ABCash特別講師就任イベント』に登場し、お金について学ぶことの大切さを熱く語った。

「お金の不安に終止符を打つ」をミッションに掲げる、金融教育ベンチャーABCash Technologies代表取締役社長 児玉 隆洋(こだま たかひろ)が登壇し、展開中のサービスであるファイナンストレーニングスタジオ『ABCash』についてプレゼンテーション。

児玉は「ABCashは、中立的な金融教育を提供していく会社です。ABCashは、総合的にお金のことを学習できますが、金融商品の販売は行いません。日本では今、過去最大級のパラダイムシフトが起こっています。少子高齢化をはじめ、ブロックチェーン、暗号資産、NFTなど新しいお金の形がどんどん出てきています。これからの日本、世界でお金のスキルを持たずに生きていくのは、宇宙服を着ずにロケットに乗ることと同じです。今年、金融教育を国家戦略に入れて経済成長をさせていくという発表や、高校生の家庭科の授業で金融教育が必修科目になるなど、日本全体が変わってきています」と現代における金融教育の重要性について述べた上で、金融教育の実態について「金融教育を受けるべきだと考える人は70%いますが、金融教育を実際に受けたことがある人は7%。金融教育を受ける機会や場所がないのが、今の日本の課題だと言えます」と明らかにしました。

また、今は20代、30代の「Z世代」、「ミレニアル世代」と呼ばれるような若者たちが金融リテラシ―について学び、上の世代に教える時代になってきていると語り、「ABCashで大切にしているのは、知識を得るだけではなく、しっかり実践まで繋げ、資産を増やして人生の選択肢を増やすことです。たとえば、株式投資だけ勉強して全てを判断するのではなく、家計管理、保険、住宅などすべてを総合的に知って、それらの知識が定着したあとに、総合的に判断して資産形成をスタートさせるべきであると考えます。ABCashは中立性を軸に、さまざまな知識が総合的に身に着くようトータルサポートを行っていきます。お金の不安がなくなれば、人生をより前向きに生きて行けると信じてサービスを提供しております」と、サービスの方向性についても語りました。

今後の展望について児玉は「今までは、女性に限定してサービスを提供していました。意図としては、4年前には女性限定の金融教育がほとんどなく、ターゲットを絞り込むことによって質の高いサービスを提供したいと考えていたためです。しかし、金融教育が国家戦略になり、高校生にとっては必修科目になりました。それほど、“待ったなし”の状況になっています。そのため、本日10月4日より、男性向けにも提供を開始したいと思っております。これからも、日本の金融教育のリーディングカンパニーとなって、日本全体の金融教育を引っ張っていけるよう、社員一同頑張ってまいります」と説明しました。

また、『ABCash』の“特別講師”にお笑い芸人/IT企業役員の厚切りジェイソンさんを起用することを発表。これについて児玉は「厚切りジェイソンさんと一緒に金融教育を広げていきたいと考えております」と意気込みを語りました。

<『ABCash』公式サイト>https://www.abcash.co.jp/

厚切りジェイソン、お金を学ぶ意義は「お金がわからないまま生きていくと困ることが出てくる」特別講師の意気込みを熱く語る「多くの人の人生に良い影響を与えられたら」

続いて、『ABCash』の特別講師に就任した厚切りジェイソンさんが登場。お金を学ぶきっかけづくりのために開催しているイベントですが、そもそもお金について学ぶメリットは何か、お金を学ぶ意義について聞かれると、厚切りジェイソンさんは「お金が分からないまま生きていくと、困ることが出てくると思います。自立して働き始めても、老後のための資金が全く作れていないことに後から気が付き苦労する。早いうちに、お金が人生にどのような影響を与えるのかを理解し、それとともに人生の計画を立てて行けば、豊かに暮らしていきやすいと思います」と自身の考えを述べました。

続いて、ABCash Technologiesのサービスについての話題に。ABCash Technologiesの企業としての取り組みについては「若いうちに投資を学んだほうが良いし、若いうちから学ぶほうが入りやすいと思います。マンツーマンで相談に乗ってくれて、わかっていないところやもうちょっと詳しく知りたいことをカバーしてもらえるのは大きいですよね。本を読んだだけでは『本当はどうなのかな?』と不安も残りますが、トータルサポートが受けられれば安心ですよね」と話し、お金のトレーニングスタジオ『ABCash』の魅力については「これからのライフプランを考え始める、若い世代に特化しているというのが大きな魅力だと思います。情報は多くのところから出ていますが、大まかすぎるところも多い印象を受けます。どうしても『一般的にはこう言われているけど、うちの場合は?』という疑問が浮かぶ。そうではなく、個々人のケースに合わせて学べるのがABCashの良いところですよね」と、関心を寄せました。

さらに、特別講師の意気込みとして「金融リテラシ―の有無は人生に大きな影響を与えると思います。多くの方に、より詳しく知ってもらえるきっかけになれば嬉しいですし、多くの人の人生に良い影響を与えられたらと考えています。若いうちから学んでいれば、10年、20年、30年先、何もやってこなかった人とかなりの差が開きます。とにかく早めに、金融リテラシ―をより深いところまで理解してほしいですね。積み重ねが大事です」と熱く語りました。

厚切りジェイソン、お金の知識の大切さをアピール。日本とアメリカの違いについても語る。「若い頃から投資をすれば“2000万円問題”も解決」

次に、厚切りジェイソンさんと、代表・児玉によるパネルディスカッションを実施しました。ここでは、SNSでの発信に積極的なインフルエンサーの皆さんから、事前にお金に関する質問や不安を募集。その中から5つの質問についてお二人に意見をうかがい、ディスカッションをしていただきました。

「お金の勉強を始めたきっかけは?」という質問に対し、厚切りジェイソンさんは「僕はアメリカの大学を出て、普通に就職したのですが、入社手続きに『老後の投資プログラムに参加しますか?』というチェックボックスがあり、それにチェックを入れたのがきっかけでした。その投資プログラムに参加すると、自分の給料の一部が投資に回されるんです。まずは、それがどうなっているのかということに興味が沸きました。

『これは本当に良い使い方なのか?』と思い調べ始めたら、長期の分散投資を続けていると高い確率で増え続け、結果的に老後の資金が作れるということを理解しました。日本にはしっかりした年金制度がありますが、アメリカは全然です。でも時間をかけてやっていけば、アメリカで暮らす普通のサラリーマンでも老後のために貯蓄することが可能です。若い頃から投資していれば、日本も“2000万円問題”を多くの人が解決できると思いますよ」とアメリカでの生活を振り返りながら答えました。

児玉は「私はお金の勉強を始めるのがすごく遅くて。20代はメディアサービスをずっと作ってきたので、インターネットについては詳しかったのですが、お金のことは全然知らなかったんです。頑張って仕事をして収入は上がっているのに、毎月の収支に追われている。そこで『やばい』と感じ、金融教育に興味を持つようになりました。例えば、住宅ローンの組み方で数十万、下手すれば数百万円ほど変わってくる。難しい、とっつきにくいと思っているお金の知識にこそ、ちゃんと価値があると気付きました」と答えました。

続いて、「投資をするとどう変わるか、どう変わったか?」という質問が。児玉は「投資をするようになって、占い師の気分がわかるようになりました。占い師が水晶玉で未来を見るじゃないですか。投資は未来にお金を使っているので、未来の日本や世界がどうなっていくのかというのを、占い師が水晶玉を見るように一生懸命考えるようになりました。経済ニュースを主体的に見るようになったり、セミナーに通うようになったのは、投資を始めてからです」と、自身の変化を占い師に例えながら説明しました。一方の厚切りジェイソンさんは「正に占いと同じように、将来はどうなるかわからないですよね。だから僕は逆に、投資において社会情勢は一切考慮していないです。同じことを、ひたすら計画通りに続けています。興味を持つのはもちろん良いことですが、それを気にしすぎるとストレスになってしまうので。なぜ何も考えなくて良いかというと、僕は全て過去のデータに基づいて考えているからです。過去の事例に照らし合わせ、大体同じようなパターンになっていくだろうと想定して投資を行っています」と、投資のために時間を費やし過ぎない工夫についても語りました。

3つ目の質問は「お金の勉強を初めて知らなきゃ損と感じたこと、知らずに損した体験談を知りたい」というもの。これに対し厚切りジェイソンさんは、「僕は稼いだ円をドルに換え、アメリカの投資信託を買っているのですが、為替をどのように換えるかによって損していたことがありますね。日本のメジャーな銀行からアメリカの銀行に国際送金をすると、手数料などが少し高くついてしまうんです。そのことに気が付き、それよりもお得に為替を変更できるレートをいくつか見つけて、今では実際の為替レートに近い形で円をドルに換えています。投資を行うときは、すべての手数料を把握することが非常に大切です」と、熱弁。児玉は「住宅を購入するとき、新築のマンションを3000万円で購入するとしたら、税込みで3300万円支払うことになりますよね。しかし、3000万円で築一年の中古マンションを買うとしたら、物件価格には消費税がかからないので、3000万円で購入できます。ここに300万円の差額が生まれるんです。もちろん『だから中古のマンションを買いましょう』という話ではありません。それを自分の価値観で判断できれば良いのですが、何も知らないまま選択してしまうのが怖いなと思いました」と、知らないと大きな損をしてしまうかもしれない、お金の“ヒヤリハット”を語りました。これに対して厚切りジェイソンさんは「それで言えば、投資目的で金を買うのにも消費税がかかるのは驚きですよね。だって、金を消費する人いる?飲み込むつもりなのかね?」と消費税に関する小ネタを挟み、会場の笑いを誘いました。

トークテーマは今後やっていくべきことに関する話題に。「金融教育を国家戦略にするというニュースが話題になりましたが、20代のうちからやっておくべきことは?」という質問に対して児玉は「情報をシャワーのように浴びること。お金の情報をどんどん浴び続けることによって、量質転化が起こります。それはどのような変化かと言うと、まず、お金の相場観が身に着きます。私は牛丼がすごく好きなんですけど、牛丼は大体350~400円くらいじゃないですか。でも、1000円の牛丼だとめちゃくちゃ良いお肉使ってるのかなとか、逆に、50円の牛丼だったら消費期限切れのお肉なんじゃないかとか。ファーストインプレッションで判断ができるんですよね。お金も同じで、ある程度相場を知っていれば、よくある投資詐欺のようなものも『怪しいんじゃないか?』と感じるため、引っ掛かりづらくなると思います」と、情報をたくさん取り入れる重要性を語りました。厚切りジェイソンさんは「習慣が大事。若いうちはそんなに収入が高くないと思いますが、少額でも定期的な投資をする習慣を身に着ければ、稼げるようになってからもその習慣をキープできます。

『収入が低いから今は投資なんて考えなくてもいい』と思っていると、収入が高くなってもやらないと思います。今のうちに色々調べ、試し、習慣にできれば、稼げるようになったときは投資額も比例して上がっていきます」と、将来を見据えたアドバイスをしました。さらに、20代の頃からやっておくべき、より具体的なお金の運用方法について聞かれると、厚切りジェイソンさんは「積み立てNISA口座開設!税金的にちょっと有利になる制度をフル活用するのが大事です」、児玉は「1:8:1の法則というのにお金を乗せていくのが良いですね。収入を10としたときに、1割を貯蓄、8割を生活費、残り1割で投資、というように配分を決めてしまうんです。収入が増えてきたら2:6:2にしたり、ルールを決めてそれ通りにお金を運用するのが大事ですね」とコメントしました。

そして最後の質問「20~30代の若者がお金の勉強を始めるとしたらまず何から始めたら良いか」について、厚切りジェイソンさんは「まずは自分の状況を把握することが大事です。僕は入ってくるお金がどこに流れていくのかを、1円単位で把握しています。自分の事情から勉強していくのが、良いスタートだと思います」と話し、児玉は「何に満足するかを知ることが大事です。例えば保険ショップに行ったとき、担当者から色々なアドバイスをもらいますよね。その保険のアドバイスをくれる方が何に満足するかを考えたときに、保険商品が売れて、インセンティブが入ることが嬉しいとわかります。それを知らずに話を聞いてそのまま決断すると、誤った判断をしてしまうこともあるので、相手と自分の満足について知る・考えるのは大切だと思います」と解説。これについて厚切りジェイソンさんは、「消費社会では、次の新しいものを手に入れるまでは幸せになれないという悪循環が生まれます。周りと比較しながら自分を見ていると、ずっとお金に追われているような人生になってしまう。

自分の満足を、自分で考えられていないんです。まずはどんな人生を生きたいか、自分の軸を自分で作ったらある程度自由になれます。他人と比べることなく、自分の満足を基準にして投資をしていくことが、幸せになりやすい道だと思います」と、自分の満足を追求することの大切さについて語りました。最後に児玉は、「お金は人生を豊かにする道具にしか過ぎないと思っています。自分の人生の目的地がどこにあるか?というのを、ABCashの生徒さんにもまず考えてもらうようにしています。お金は約4000年前にメソポタミア文明で開発されたと言われているのですが、人を豊かにするために発明された道具に、いつの間にか世界が支配されてしまっている。まずは人生の目的地を決めて、そこに行くまでにはいくらのお金が必要で、どういうルートを辿ればそこに到達できるのかを明確にすることが大切だと思います」と伝え、ディスカッションを締めくくりました。

PROFILE:

厚切りジェイソン

1986年4月9日、アメリカ・ミシガン州生まれ。17歳でミシガン州立大学に飛び級で入学。卒業後、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校へ進み、エンジニアリング学部コンピューターサイエンス学科修士過程修了。現在は3姉妹のイクメンパパながらIT企業の役員も務める二刀流芸人であり、NHK「えいごであそぼ with Orton」にレギュラー出演するほか、ドラマや映画に出演するなど幅広く活動している。著書「ジェイソン流お金の増やし方」(ぴあ)は約半年で53万部※電子書籍込みを突破。

児玉 隆洋(こだま たかひろ)

大学卒業後、サイバーエージェントに入社。Amebaブログ事業部長、
AbemaTV広告開発局長を歴任。
2018年、自らの経験から網羅的かつ中立的なファイナンシャルリテラシーの必要性を強く感じ、株式会社ABCash Technologies ( 旧bookee) を設立。代表取締役社長に就任。
創業約4年で累計24億円以上を調達。ABCashブランドアンバサダーはモデルの ROLA。
累計受講者20,000名を超える。
著書に『未来のお金の稼ぎ方』(幻冬舎出版)がある。

 

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