ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は、2027年のニューイヤー・コンサートの指揮者にトゥガン・ソヒエフを起用すると発表した。世界的に注目される同コンサートにおいて、ソヒエフが指揮台に立つのは今回が初となる。

Photo: Patrice Nin
ソヒエフとウィーン・フィルの関係は、2009年のアジア・ツアー(ソウル)での共演を契機に始まり、その後、ウィーンでの定期演奏会をはじめ、世界各地で継続的に共演を重ねてきた。近年では、2025年にサマーナイト・コンサートを初めて指揮したほか、ヨハン・シュトラウス2世生誕200年を記念するガラ・コンサート「Alle 100 Jahre wieder」でもタクトを振っている。
オペラ指揮者としての評価も高いソヒエフは、2014年から2022年までモスクワのボリショイ劇場で音楽監督兼首席指揮者を務めたほか、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場やウィーン国立歌劇場など、世界有数の歌劇場に客演。ウィーン国立歌劇場ではチャイコフスキー《イオランタ》の初演シリーズを指揮するなど、重要な成果を残している。
また、若手音楽家の育成にも情熱を注ぎ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のアカデミーでの教育活動に加え、2016年にはフランス・トゥールーズに自身の指揮者アカデミーを設立した。
ウィーン・フィル理事長のダニエル・フロシャウアーは、ソヒエフとの長年にわたる音楽的・人間的な信頼関係を強調し、2027年のニューイヤー・コンサートおよび今後の共演への期待を表明している。


