宝塚ホテルのロビーに、小磯 良平(こいそ りょうへい)画伯(1903年-1988年)が描いた、宝塚歌劇団出身で女優の八千草 薫さん(1931年-2019年)の肖像画複製パネルを常設展示いたします。また、この展示を記念した除幕式を同日に執り行い、あわせて八千草さんにまつわる写真や物品などを期間限定で展示します。
<除幕式概要>
日時 2021年11月29日(月)11:00
場所 宝塚ホテル 1階ロビー
登壇者
山崎(※1) 晴恵(やまさき はるえ) 様 (宝塚市長)
澤村 春菜(さわむら はるな) 様 (小磯画伯の曾孫 ご親族代表)
岡 泰正(おか やすまさ) 様 (神戸市立小磯記念美術館 館長)
原田 純一(はらだ じゅんいち) 様 (八千草さんの所属事務所代表)
木場 健之(こば けんし) 様 (宝塚歌劇団 理事長)
彩風 咲奈(あやかぜ さきな) 様 (宝塚歌劇団 雪組トップスター)
朝月 希和(あさづき きわ) 様 (宝塚歌劇団 雪組トップ娘役)
※混雑緩和のため、一般の方のご高覧は制限いたします。
<写真や物品の展示についての概要>
期間 2021年11月29日(月)~2022年1月31日(月)
場所 宝塚ホテル1階ロビー 肖像画複製パネル周辺
内容
八千草さんの宝塚歌劇団現役時代やテレビドラマなどでご活躍されていた当時の写真などを展示します。
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[肖像画複製パネル展示にあたって]
古典的な西洋絵画の技法を得て、端正な人物画を描いた小磯画伯。八千草さんが所属した「清く、正しく、美しく」という小林 一三翁の教えを受け継ぐ宝塚歌劇団。そして、阪神間モダニズムが息づく社交の場として西洋文化を広める一翼を担ったと言われる宝塚ホテル。三者に共通するのはモダンな感覚、気品あふれるスタイルです。宝塚ホテルのロビーには小磯画伯が原画を描き、宝塚大劇場で実際に使われていた緞帳(どんちょう)が飾られ、今も訪れるお客様を出迎えています。小磯画伯が描く女性像が宝塚ホテルや宝塚大劇場のお客様が抱く、憧れのイメージに、ハーモニーとなって響きあうことを願っています。
[肖像画複製パネル 解説]
今回展示する作品は、小磯画伯が1956年に描いた油彩画『婦人像』のうち、和装姿の八千草さんを描いた複製パネルです。『婦人像』は神戸市立小磯記念美術館が所蔵する作品のひとつです。
八千草さんは、1955年上映の東宝によるイタリアと日本の合作映画『蝶々夫人』で“日本人女性の象徴”としてヒロインを演じています。小磯画伯は、この八千草さんに感銘を受け、当時の週刊誌の表紙モデルとして、和装姿の清楚な八千草さんを描きました。この時、洋装姿の八千草さんとともに、あわせて制作されたのが本作品です。
昨年春、小磯画伯による、洋装姿の八千草さんの肖像画が、同美術館に寄贈されたことをきっかけに、著作権者のご了承のもと、同美術館の指導をいただきながら、本作品、『婦人像』を紹介する複製パネルの展示がかないました。
(※1)崎は大が立。たつさき
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