帝国ホテル、「写真で綴る 帝国ホテル初代会長 渋沢栄一」展と渋沢カリー

2024年7月3日(水)、新紙幣が発行され、1万円札は「福沢諭吉」から日本の資本主義の父と呼ばれる「渋沢栄一」に変わりました。1万円札の「顔」が変わるのは、1984年に聖徳太子から福沢諭吉に切り替わって以来、40年ぶりの出来事となります。

新1万円札が発行された時期に、新たに1万円札の顔となった渋沢栄一が初代会長を務めた帝国ホテル  東京を訪問した。帝国ホテル 東京の敷地に銅像が左側から「犬丸徹三」「大倉喜八郎」「渋沢栄一」と三基並んでいました。


左側から「犬丸徹三」「大倉喜八郎」「渋沢栄一」像

「渋沢栄一」像は、1925年に造られました。その後、多大な功績により渋沢栄一は1926年と1927年のノーベル平和賞の候補にもなっています。


渋沢栄一像

帝国ホテル 東京は、初代会長・渋沢栄一が、7 月 3 日(水)から発行された新一万円券の肖像となったことを記念し、7 月 1 日(月)から企画展示「今こそ伝えたい、近代日本経済の父『写真で綴る 帝国ホテル初代会長 渋沢栄一』」を本館1 階宴会ロビーにて開催中。

明治政府が対等な外交関係を築くため、1890年に「日本の迎賓館」としての役割を担い誕生した帝国ホテルの設立発起人であり、初代会長を務めた渋沢栄一。開業後 19 年に渡って経営の舵取りをした渋沢翁が肖像となる紙幣が発行されることを機に、あらためて彼の功績や帝国ホテルに残した言葉などを写真とともに綴る企画展示となっています。

本館1階宴会ロビーにある大型パネルは「江戸~昭和へ4つの時代を駆け抜けた渋沢栄一の人生」「1890年帝国ホテル開業、初代会長となり長年にわたり帝国ホテルの経営の舵をとる。」「渋沢栄一が残した言葉」と渋沢栄一の生涯の時期が3つに分けて紹介されていました。

少年時代の栄一は無類の読書好きで、こうした努力が商才を開花させる原動力となったことが伺える。渋沢栄一は生涯のうちに約500社もの企業を興し、近代日本の経済発展に力を尽すという偉業を達成しました。渋沢は、「仁義道徳に則らないと、利殖[会社の利益]を得ることはできない」、「個人の富は国の富であるから、自分だけが得をすれば良いという考え方では物事はうまくいかない」といった名言を残しています。

渋沢栄一の偉業を鑑みれば「渋沢財閥」という財閥が作れたはずですが渋沢栄一は財閥設立という道を選びませんでした。渋沢栄一が様々な事業を作ったのは、国民のすべてが利益をまんべんなく得ることができ、さらに国全体を豊かにしたいという思いがあったからなのでしょう。

本館中 2 階「レ セゾン」横には、「写真で綴る、帝国ホテル初代会長 渋沢栄一」新紙幣発行記念企画展示の一部と渋沢栄一の孫 鮫島純子氏が遺した絵画の展示を通して晩年の渋沢翁の穏やかな日々を紹介。

帝国ホテルの会長としての渋沢翁だけでなく、生家が渡欧、大蔵省時代、晩年に彼が行った人形外交や慈善活動の様子までが紹介されていました。

さらに、明治天皇の料理番も務めた帝国ホテル吉川兼吉初代料理長の展示もありました。

吉川兼吉初代料理長が残した料理レシピ283種類の大半はフランス料理で、食材と配合、調理手順と注意事項が丁重に記載されており、帝国ホテルのフランス料理の礎となりました。

折角帝国ホテル 東京に訪問しましたので、初代会長 渋沢栄一の出身地である埼玉県深谷市名産のねぎを1本丸ごと使用した「渋沢カリー ~初代会長 渋沢栄一にオマージュを込めて~」をパークサイドダイナーで賞味しました。

渋沢翁の記した「航西日記」には、1867年、当時27歳の渋沢栄一翁がパリ万博幕府使節団の一員として日本を出発し、旅の途中のセイロンでカレーに出会った、と記されています。このエピソードから着想を得て、杉本雄東京料理長が監修し、メニューが出来ました。

2021年夏に誕生した「渋沢カリー」は、渋沢翁の出身地 埼玉県深谷市の名産品の「深谷ねぎ」をはじめ、深谷産のねぎを丸ごと一本使用し、見た目も鮮やかに仕上げられた帝国ホテルの人気カレーへと成長・定着。

深谷産ねぎは芯から青い部分まで余すことなく使用しているため、ねぎの持ち味である甘味や苦味、辛味などを活かすとともに、ルーの旨味とコクを引き出した他では味わうことができない唯一無二の特徴溢れるカレーとなっています。

ライスも特徴的で、硬めに炊いたライスに、ネギの緑の葉の部分で作ったオイルを絡めている。さらに隠し味として、バジルやバターを使用した手腕は目を見張るものがあります。

深谷ポークは低温調理で柔らかくジューシーに仕上げられ、赤玉ねぎ、ピーマン、新芽のコリアンダーが添えられています。

ライムを絞って、味わいの変化も楽しめます。ライムをギュッと絞ると、カレー自体の爽快さが大幅に増します。カレーのルーとライスとライムが混ざりあって絶妙のハーモニーを奏でます。ほかでは味わえない見た目も鮮やかな唯一無二の一皿でした。

■レストラン:オールデイダイニング「パークサイドダイナー」

東京・日比谷から発信する帝国ホテル流ダイナー

早朝から夜までご利用いただけるオールデイダイニング。店内はみゆき通りに面した窓から光が差し込む、明るく開放的な空間です。カウンター席や広くゆったりとしたベンチシート、窓側のラウンドシートなど、お客様が思い思いにお楽しみいただけるダイナースタイルを追求しました。

メニューはパンケーキやアメリカンクラブハウスサンドイッチ、シーザーサラダや野菜カレーといった帝国ホテル伝統の人気メニューに加え、ダイナーらしいボリュームのあるハンバーガーやグリル料理、アメリカンスタイルのパイやサンデーなど多彩にご用意しております。

営業時間:11:00~22:00(ラストオーダー 21:30)
席数:160席 全席禁煙
ロケーション:本館1階
駐車場:3,000円以上のご利用で2時間無料
お問い合わせ:TEL.03-3539-8046

オールデイダイニング パークサイドダイナー | レストラン・バーラウンジ | 帝国ホテル 東京
帝国ホテル 東京のレストラン・バーラウンジ「オールデイダイニング パークサイドダイナー」をご紹介します。
TRAVEL