NMB48 「NAMBA-1決定戦 <即興演劇部門 「わたしたちの秘密」>」 レポート

NMB48が月イチで開催する新企画の第3弾は即興演劇に挑戦!

10月31日、大阪・難波を拠点とするアイドルグループNMB48が、「NAMBA-1決定戦 <即興部門 「わたしたちの秘密」>」(昼の部・夜の部)をNMB48劇場で開催しました。本イベントは、NMB48のメンバーがアイドル以外の分野でも活動の幅を広げるべく、「ものまね」「モデル」「アクトレス」の3つのジャンルで競い合い、ナンバーワンを決める新企画で、ラストとなる今回のジャンルは「アクトレス(女優)」

総合演出を手掛けるのは「劇団鹿殺し」の菜月チョビ氏。文化庁の芸術家海外研修制度によるカナダ留学を経て演出家として活躍されている菜月氏の指導の元、メンバーたちはワークショップで演劇の基礎を学び、その中から選ばれた10名が2組に分かれて即興演劇に挑む。ゲスト審査員に、「ミュージカル テニスの王子様」や「ミュージカル刀剣乱舞」など2.5次元の様々な作品を手掛けられているなど数多くの2.5次元ミュージカルを手掛けられている株式会社ネルケプランニングの社長であり、プロデューサーの野上祥子氏を招き、これまでの「ものまね」「モデル」同様、ゲスト審査員と観客の投票によって上位3名を選出します。

今回のワークショップオーディションで勝ち残ったのは、石田優美、加藤夕夏、川上千尋、小嶋花梨。貞野遥香、出口結菜。平山真衣。前田令子、眞鍋杏樹。山本望叶。

クラスの中心人物でお姉ちゃんが大好きな相沢。明るい性格でSNSが大好きだが影響もされやすい生田。熱血漢で全ての人間に熱く生きてほしい、特技が応援の上田。3人と友人で感動屋、感動ドラマが大好物な江田島。いつも単独行動の変わり者、4人とはさほど親しくない大石。登場人物はこの高校2年生の5人で、いつの間にか眠らされ、気づいたら学校の体育倉庫の中に閉じ込められているという1シチュエーションでの物語が展開されます。

監禁されたのではないかと不安になったり、仲間を疑ってみたり、秘密を打ち明けて脱出するために手を取り合ったり。始まり方と終わり方、そしてそれぞれのキャラなど、大枠だけが決められた中での即興演劇は難易度の高いものだったが、それぞれがキャラに自身を投影して、一度しかない物語を生み出しました

昼の部の「Aチーム」は相沢役を前田、生田役を加藤、上田役を平山、江田島役を出口、大石役を小嶋が、「Bチーム」は相沢を川上、生田役を山本、上田役を石田、江田島役を貞野、大石役を眞鍋が演じた。本人に近いキャラだったり、真逆のキャラだったり、笑いにも強いNMB48らしく小ネタを挟んだりしながら、ファンを楽しませました。

結果、3位に選ばれたのは眞鍋。「今日、占いを見たら最下位で、その理由が『ちゃんと言葉が伝わらない』でした。だから不安もありましたが、嬉しいです。ありがとうございます」とホッとした表情を見せました。2位は加藤。「私はNMB48の中での数少ない演劇経験者なので頑張りたいと思っていました。2.5次元のミュージカルにもめっちゃ出たいと思っているので、今日のこの機会をいただけたのが嬉しかったです。即興演劇も初めてさせていただき、本当にいい経験でした」と、より自信がついた様子。

そして1位は小嶋。名前を呼ばれた瞬間、「えぇ!」とビックリしながらも、「今後、何をやっていきたいのかな?と考えた時、自分の中で候補に“演劇”を入れることはまだできないなとずっと思っていました。でも、こういう結果をいただいて、『挑戦したいな』『本気で挑んでみたいな』という気持ちにさせてもらいました。ありがとうございます」と将来の選択肢が一つ増えたと答えまし
た。

夜の部は設定や大枠のストーリーは同じだが、配役や組み合わせを一部変えて行われました。「Aチーム」の相沢役は小嶋、生田役は山本、上田役は平山、江田島役は貞野、大石役は加藤、そして「Bチーム」の相沢役は出口、生田役は前田、上田役は眞鍋、江田島役は石田、大石役は川上が演じた。昼の部とは全然違うキャラを演じる者は役に自分の色をより濃く付けて、山本や貞野のように同じ役の者は新たな要素を付け加えたり、違う方向性のものを取り入れたり、全員に創意工夫が見られ、レベルも格段にアップ。

そんな状況での夜の部の3位は山本。「めっちゃビックリです! めっちゃ嬉しいです!」と言葉は少ないが喜びが表情からしっかりと伝わってきました。2位は眞鍋。昼の部での3位に続いて選出。「このキャラ(上田)になった時、すごく不安だったんですけど、将来の夢がミュージカルに出ることなので、そのきっかけになればいいなと思って頑張りました!」と力強く気持ちを語りました。そして1位は川上。「ありがとうございます! 本当に私がやりたかった役は“上田”と“江田島”だったんです(笑)。(昼の部で)こじりん(小嶋)とあんじゅ(眞鍋)を見ていたので、どうやって大石のキモさを出そうかと考えました。演じていてすごく楽しかったですし、生き生きできる配役にしてもらえて嬉しかったです。今後、私も演技をしていきたいと思っているので、役に立ちそうだなと思っています。ありがとうございました!」と語りました。

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