NiziU、初のスタジアムライブ2days!ZOZOマリンスタジアム 2年振りに凱旋!

ミュージックシーンを席巻中の9人組ガールズグループ“NiziU”(読み:ニジュー)が、9月17日(日)、18日(月・祝)に初のスタジアムライブ『NiziU Live with U 2023 “ココ!夏 Fes.” -Stadium Special-』を、千葉県・ZOZOマリンスタジアムにて開催。7月から開催され、全会場満員御礼となった全国アリーナツアー『NiziU Live with U 2023 “ココ!夏 Fes.”』を含め、NiziUとして2度目となる全国ツアーが本日ファイナルを迎え、アリーナ、スタジアム計17公演で約18.5万人以上を動員した。

「NiziU Live with U 2023 “ココ!夏 Fes.”」は、7月19日(水)にリリースされた2nd Album『COCONUT』を引っ提げて行う、2度目となる全国ツアー。

券売スタートと同時に7都市15公演のチケットは全て完売。昨年開催された初の単独ツアー「NiziU Live with U 2022 “Light it Up”」に続き、2年連続でチケット一般券売が即刻終了し、彼女たちの圧倒的な人気を再度証明。そんなファン待望の全国ツアーが、7月1日の佐賀県・SAGAアリーナ公演を皮切りにスタートした。

今年のツアーテーマは「夏祭り」。初のスタジアムライブとなった今回の公演もそのテーマを踏襲し、各所にその要素が散りばめられた楽し気な雰囲気が満載のライブとなった。

開演時間を迎えると、オープニング映像が流れ、オーディエンスのテンションはすでにマックスに。
ステージのセンターにある大型LEDがオープンしパレードカーに乗った9人が登場すると、ファンの割れんばかりの大歓声に包まれ、待望の“NiziU初のスタジアムライブ“がスタート。

NiziUがZOZOマリンスタジアムのステージに立つのは、2021年9月に開催された“SUPERSONIC 2021”以来約2年振り。メンバーがMCでもその感慨深さを語り、NiziU・WithU(NiziUファンの呼称)ともに、思い入れのある会場での凱旋公演となったが、2年前よりもさらにパワーアップしたステージを終始繰り広げた。

アリーナツアーでは、一部の楽曲で新たにギター・ベース・ドラム・キーボードというバンドセッションも加えられサウンド的な挑戦も多く、ライブを観るもの視線を奪ったが、今回のスタジアムライブでは更なるアップデートを遂げ、全曲がバンドセッション込みのパフォーマンスとなり、“初スタジアムライブ”の特別感を演出。
華やかさとサウンドの音圧が増した迫力のステージとなった。

今回のライブのためにアレンジが施された1st Album『U』に収録の「FESTA」から始まり、まるでミュージカルを観ているような「Love & Like」や、ワイルドなサウンドが特徴的で、スタンドマイクのパフォーマンスも目を引く「All right」など、新たなNiziUの一面を垣間見ることができる楽曲を始め、2nd Album『COCONUT』収録曲を次々と披露し、会場の熱気は増すばかり。

また同作品初回生産限定盤Bの特典CDに収録されるユニット曲も立て続けに披露。今回アルバムの制作過程で、メンバーのMAYAの言葉がきっかけになり、各曲の作詞を初めてメンバーが手掛けることとなったこれらの曲の数々。テニスのユニフォームのような衣装をまとい、かわいらしいダンスを繰り広げ「LOVE YOURSELF」のリフレインが印象的、キュートで王道ポップなサウンドのMAKO、AYAKA、MIIHIによる「LOVE YOURSELF」、一方ブラックで統一された衣装をまとい、シックな大人の魅力を醸し出すR&BナンバーであるRIO、MAYA、RIKUによる「secret」、拡声器を持ったメンバーが会場を煽り、会場がダンスフロアと化したダンスチューンであるMAYUKA、RIMA、NINAによる「JUMP」と三者三様でそれぞれ違う個性を持ち、そのパフォーマンスでオーディエンスを多いに魅了。NiziUの今後の音楽性の可能性の幅を感じさせるステージとなった。

コール&レスポンスや、ウェーブなど大規模会場ならではのファンとのコミュニケーションも挟みながら、ライブ本編も終盤に差し掛かり、オリコン・ビルボードともに週間アルバムチャート首位を独占した同アルバムのリード曲で、早くも「2023年を代表するサマーソング」としても名高い「COCONUT」、日本テレビ系7月期水曜ドラマ『こっち向いてよ向井くん』主題歌として放映され今もなお人気を博している、“NiziU初のドラマ主題歌”“NiziU初のラブソング”「LOOK AT ME」、さらには『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』の主題歌としての大ヒットも記憶に新しい「Paradise」などのキラーチューンを続け様にパフォーマンス。その後も「CLAP CLAP」などライブアンセムを経て、「Take a picture」では花火が打ち上げられ、野外ライブならではで壮大な演出も繰り広げながら本編ラストを迎えた。

アンコールでは、フロート(メンバーが乗ってアリーナを移動するトロッコ型ステージ)でのパフォーマンスでスタンドにてライブ鑑賞するファンへのサービスを行う。こちらは以前メンバーがインタビューで「遠くの席のファンの近くに行きたい」と発言しており、前述の花火とともにスタジアム公演でやりたいと希望していた内容が実現した。スタジアム公演ならではのスケール感が増した演出の数々に、来場のファンの満足度も高いライブとなったに違いない。

最終日となった9月18日(月・祝)の公演では、彼女たちのデビュー曲「Step and a step」を会場のファン約3万人(1日の動員数)が歌唱し、「NiziUといるこの一瞬一瞬が幸せ♡」メッセージが書かれたスローガンを掲げるサプライズも行われ、予期せぬサプライズにメンバーも思わず涙を流し「たくさんの愛をありがとうございます。私たちもWithUのみなさんが大好きです!」と語り、改めて彼女たちと、ファンである“WithU”(ウィジュー)の厚い絆を垣間見ることができる場面も。

約3時間に渡り2nd Album『COCONUT』に収録の新曲を含め、ヒット曲全27曲を披露し会場のオーディエンスは熱狂。ファンとともに繰り広げられる、約2か月半にも及んだ17回のスペシャルな「夏祭り」がついに閉幕。

“最新アルバムを引っ提げたツアー”を銘打つだけに多くの新曲の数々、今回のライブのためだけにアレンジされた楽曲だらけのセットリスト、今回多くの公演を経てステップアップした彼女たちの更なる成長や、常に進み続けるNiziUの姿を感じることができるステージとなったに違いない。

撮影:田中聖太郎

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