横⼭由依 卒業コンサート 〜深夜バスに乗って~が開催!「皆さんがいなかったら、12年も続けて来られなかった」

9 期⽣として 2009 年に AKB48 へ加⼊し、2代⽬ AKB48 グループ総監督を務めた横⼭由依の卒業コンサート「MX まつり 横⼭由依卒業コンサート 〜深夜バスに乗って〜 supported by 17LIVE」が11 ⽉ 27 ⽇(⼟)パシフィコ横浜にて開催された。

2009 年 AKB48 9 期⽣として加⼊し、翌 2010 年に 9 期⽣の中でいち早く正規メンバーに昇格。ユニット『Notyet』としての活動(2011 年〜)や、NMB48 との兼任(2012〜2013 年)、チーム A キャプテンへの就任(2013 年)チーム K キャプテンへの就任(2014 年)など、48 グループの中⼼的存在として活動を続け、2015年 12 ⽉には⾼橋みなみからのバトンを受け継ぎ、2019 年 3 ⽉まで 2 代⽬ AKB48 グループ総監督を務めた横⼭由依。

今年 9 ⽉ 12 ⽇に⾏われた「MX 夏まつり AKB48 2021 年 最後のサマーパーティー︕」で卒業を発表。AKB48グループを⼼から愛し、精⼒的に、そして献⾝的にグループを⽀え続けてきた彼⼥のアイドル⼈⽣の集⼤成を飾る卒業コンサートを、本⽇、パシフィコ横浜にて開催いたしました。

サブタイトル『深夜バスに乗って』は、16歳だった横⼭がAKB48のオーディションに合格し、京都から東京まで深夜バスでレッスンに通っていた “アイドル横⼭由依” という原点と、ここからまた新たなステージへと踏み出していく今の本⼈を重ね合わせて付けられたタイトルです。

今回のコンサートでは、実際に横⼭が京都から会場であるパシフィコ横浜まで深夜バスで移動しながら12年間のAKB48⼈⽣をテーマごとに振り返り、当時を回想する姿を映像で紹介。セットリストも横⼭⾃⾝が⼿掛け、思い⼊れの深い楽曲を披露しました。

会場に集まった4,500⼈のファンとライブ配信アプリ「17LIVE」の視聴者に⾒守られる中、京都から深夜バスに乗り込み会場へと向かう横⼭の映像で幕を開けたコンサートは、本⼈のアカペラによる「少⼥たちよ」でスタート。向井地美⾳・岡部麟・⼩栗有以・本⽥仁美・⼭内瑞葵らメンバー20名で「ゼロサム太陽」「ALIVE」など続けてパフォーマンスし、話題の最新曲「根も葉もRumor」を岡⽥奈々・柏⽊由紀ら選抜メンバーと披露。序盤から気合の⼊った熱いパフォーマンスで会場を盛り上げました。

AKB48選抜総選挙のテーマでは「最初の総選挙はプレッシャーがすごかった」と回顧し、総選挙初ランクインの映像を観ながら「(この時の⾃分が)かわいそう。⾟かったんだな。こんなになるくらい思い詰めてたんだな、乗り越えられてよかったなって思います」と吐露。当時の⾃分に⾔葉をかけるとしたら「そのままでいいよ。そのまま⽬の前のことをやっていったら楽しく笑える未来が来るよ︕と教えてあげたい」と語り、AKB48選抜総選挙で選抜に初ランクインした「フライングゲット」(2011年 第3回AKB48選抜総選挙 選抜楽曲)から「センチメンタルトレイン」(2018年 第10回AKB48選抜総選挙 選抜楽曲)までの総選挙のシングル曲8曲を次々と披露しました。

コンサート中盤では、CGM48メンバー兼CGM48総⽀配⼈の伊⾖⽥莉奈が登場︕横⼭の晴れの⾨出に華を添えました。

さらにAKB48卒業後、⼥優として⼤活躍中の同期・川栄李奈もステージに駆けつけ「ゆいはん、卒業おめでとう〜︕いつまでも真⾯⽬なゆいはんがAKB48を引っ張ってくれて、私はずっとゆいはんのファン︕素敵な姿を⾒れて本当に嬉しいですし、みなさんも最後まで綺麗な姿を⽬に焼き付けて、ゆいはんも笑って最⾼な⽇にしてください」と⾔葉をおくると、横⼭も「ありがとう〜︕⼀緒のステージに⽴つのは6年ぶり︖︕卒業して川栄と⼀緒にお仕事できるように頑張るので、川栄は朝ドラを頑張ってください︕」と仲良しトークを繰り広げました。

先⽇卒業発表した4期⽣の⼤家志津⾹とは、2⼈で「太宰治を読んだか︖」を披露。AKB48を共に⽀えてきた2⼈が⾒つめ合いながら歌う姿は、お互いを労い新たな出発にエールを送りあっているようでもあり、会場は温かい空気に包まれました。

卒業⽣の篠⽥⿇⾥⼦・峯岸みなみ・⼩嶋陽菜からはコメント映像が届き、⼩嶋は「由依ちゃんが勝⼿に楽器に挑戦して、ギリギリのクオリティで本番を迎える恐怖体験『勝⼿に楽器チャレンジ』が⼤好きでした。というわけで、今回もチャレンジをしていただきまーす︕」と、こじはる流のフリで横⼭がドラム演奏に挑戦する展開に︕ステージにドラムセットが⽤意され、メンバーのパフォーマンスと共に「最終ベルが鳴る」を⼒強く演奏。トランペット・三味線・ボイスパーカッションなど7つもの楽器に挑戦してきた『楽器チャレンジ』をドラム演奏で締めくくりました。

さらに『Not yet』のテーマでは、横⼭のインタビュー映像のあとに、⼤島優⼦・北原⾥英・指原莉乃が登場︕ 4⼈で「週末Not yet」「Already」をパフォーマンスすると、⼀夜限りのレアな『Not yet』の姿にSNSは⼤盛り上がり︕会場ではどよめきが起こりました。「さっきのドラムがうまくできなくて、裏で落ち込んでたら3⼈が励ましてくれて、そこでまた泣けちゃって…みなさん、お忙しいところ、せっかく来てくれたのにすみません」と横⼭が涙ながらに語ると、指原が「⼤丈夫︕⼤丈夫︕CCBみたいだったよ︕」と励まし、⼤島も「来るに決まってるじゃない︕」と⾔葉をかけました。続けて、⼤島と北原に「おふたりとも、おめでとうございます」と結婚のお祝いを伝えると、指原は「私にもなんでもいいからおめでとうございます︕って⾔って︕」と謎にお祝いを要求。

会場を沸かせました。久々の『Not yet』のグダグダな円陣で締め、笑顔で横⼭の卒業をお祝いしました。

AKB48グループ総監督についてのテーマでは、初代総監督を務めた⾼橋みなみのインタビュー映像も流れ「(総監督を)⾃分で終わらせようと思っていました。(任せるなら)由依ちゃんしかいないな、と思っていたけど、この⼦に負担をかけるのも…と複雑な気持ちでした」と、今でこそ語れる継承秘話を告⽩。横⼭も「総監督になってみたら思っていた以上に⼤変で、いつもたかみなさんと⾃分を⽐べていたけど、⾃分は⾃分でいいんだってことに気付けたので、みーおん(向井地)にも、みーおんらしいやり⽅でAKB48を引っ張っていってほしい」と想いを語りました。

映像のたかみなとステージ上の横⼭・向井地、歴代のAKB48グループ総監督3名の⼒強い「エーケービーーー︕︕」の掛け声を合図に、現役メンバー全員で「RIVER」をパフォーマンス。その後、「Everyday、カチューシャ」「真夏のSounds good︕」「さよならクロール」などシングル楽曲を披露し、「タンポポの決⼼」で本編が終了。

アンコールが開けると、深夜バスの中で⺟からの⼿紙を読みながら涙する横⼭の姿が映し出され、卒業のドレスに⾝を包んだ横⼭がステージに登場。⾃⾝の卒業ソング「君がいなくなる12⽉」を歌い上げ、いよいよ卒業コンサートもフィナーレに。

ソロで熱唱した横山は「AKB48がない人生は想像できないくらい、私にとって本当に大切なもの」と語った。以下、卒業スピーチ全文となります。

「この楽曲(「君がいなくなる12月」)を初めていただいたときに、「ああ、こんな気持ちになるんだな」というふうに想像していたんですけど、本当に実際、こんな気持ちになっていて、秋元先生って、なんで先のことがわかるんだろうなぁっていう気持ちがして、改めて秋元先生の偉大さを感じています。秋元先生がAKB48を作ってくださらなかったら、私は今、ここにはいません。AKB48がない人生は想像できないくらい、私にとって本当に大切なものです。

12年前、深夜バスに乗って通っていた私が、いろんなことが映像でもご覧いただいたとおり、この12年間あったんですけれども、そのすべてには、近くにメンバーがいてくれたので、それがなくなると思うと、とても寂しいです。

でも、それでも一歩踏み出そうと思えたのは、私が以前から思い描いていた夢が、より具体的に見えてきたからです。まだまだなんですけれども、これからもお芝居と歌を磨いていって、表現できるような人になりたいなと思います。

この12年間の中で一番印象に残っていることはたくさんあるんですけど、二代目の総監督になったことかなと思っていて、初代総監督のたかみな(高橋みなみ)さんが、私に総監督を指名してくれて、たかみなさんという壁がすごく高くて、自分自身、比べてしまい、落ち込むこともすごく多かったし、泣くことも増えたりとか、孤独を感じることもたくさんありました。

でも、たかみなさんはたかみなさんだし、私がたかみなさんになる必要はなくて、私は私でいいんだとある日思えたことがあって、そうするとすごく楽になって、周りを見るとメンバーとかスタッフさんがすごく優しくて、自分の弱いところも見せられるようなこともできるようになりました。

それで三代目の総監督にみーおん(向井地美音)を指名してから、またこう見える景色が変わってきて。人と比べることはすごく苦しいです。でも、自分が自分らしくいられることって、すごく楽しいんだなと思いました。こんなに年齢や考え方が違う人たちと一緒に一つのものを作るということの面白さとか奇跡を、いまは本当に感じています。

そして今日、配信で見てくれているメンバーのみんな、コロナ禍ということもあって、メンバー全員とステージに立つことができなくて、それがすごく申し訳ない気持ちでいっぱいです。卒業までにみんなとできるだけ会ったり、ステージに立てたらいいなというふうに思っています。

そして、裏にいてくれている、今日一緒にステージに立ってくれているメンバーは、みんなの思いを背負ってステージに立つって言ってくれて、すごくリハの期間から支えてくれたりとか、この曲好きになりましたとか言ってくれたり、私12年間やってきて、今のこのAKB48で、今のメンバーの中で卒業できるのが、本当に本当に幸せだなっていうふうに思えるのはみんなのおかげです。

そしてスタッフの皆様、今まで本当にありがとうございました。私は皆さんがいなかったら、12年も続けて来られなかったし、今日もこうして皆さんのお力をお借りしてこのステージに立てていることをうれしく思います。そして最後にファンの皆さん、会場に来てくださったファンの皆さん、そして配信を見てくださっているファンの皆さん、私は決して目立つタイプではなかったんですけど、そんな私を見つけてくれて、長い間応援してくださって、本当ありがとうございます。

皆さんの応援があったから乗り越えられたことがたくさんありましたし、こうして一歩踏み出そうと思えたのも皆さんのおかげです。私は本当に1人ではここに立てていなくて、本当に本当に沢山の方に支えられてきたなというのを改めて今日は本当に実感しています。今まで出会ってくださった皆さん、本当にありがとうございました。

これからも見てくださっている方に、夢とか希望とか明日から頑張ろうと思ってもらえるような活力になれる、そんな存在でいたいと思います。

これからもAKB48と、そして、横山由依の応援をよろしくお願いします。」


(C)AKB48

また、向井地から横⼭にサプライズで⼿紙が送られ、「今ここにいる後輩たちは、みんな横⼭さんの背中をみて育ってきました。真⾯⽬に頑張ることはかっこいいと教えてくれた横⼭さんがいたから、いまのAKB48はこんなにも輝き始めました。きっとグループを引っ張る上で、⾃分を抑えて⽣きてきたはずです。これからは横⼭さんのためだけの⼈⽣を⽬⼀杯楽しんでください︕」と読み上げた向井地に、横⼭は「みーおんに厳しく接していた時期があって、私も今そういうふうに⾔ってくれたからよかったな、って思うし、今、みーおんが引っ張ってくれているAKB48が最⾼だと思うから、本当に成⻑してくれてありがとね、みーおん︕」と⾔葉をかけた。


(C)AKB48

そして、「由依って名前は、⼈と⼈を結ぶっていう意味で両親がつけてくれた名前なんですけど、今役⽬を終えたんだなって思うし、これからのAKB48を期待してるし、みんなも頑張ってください︕」と、これからのAKB48を担うメンバーに想いを託しました。

ラストは、現役メンバー全員とオープニングと同じ「少⼥たちよ」を披露。メンバーとハイタッチでお別れし、明るく元気いっぱいの笑顔で卒業コンサートの幕を閉じました。

横⼭由依の卒業公演は12⽉9⽇(⽊)にAKB48劇場にて⾏う予定となっている。

『MXまつり「横山由依卒業コンサート~深夜バスに乗って~ supported by 17LIVE」」』セットリスト

Overture
01. 少女たちよ
02. ゼロサム太陽
03. ALIVE
04. After rain
05. 根も葉もRumor
06. 摩天楼の距離
07. 偶然の十字路
08. フライングゲット
09. ギンガムチェック
10. 恋するフォーチュンクッキー
11. 心のプラカード
12. ハロウィン・ナイト
13. LOVE TRIP
14. #好きなんだ
15. センチメンタルトレイン
16. 月と水鏡
17. セーラーゾンビ
18. HA!
19. 太宰治を読んだか?
20. 最終ベルが鳴る
21. 週末Not yet
22. Already
23. RIVER
24. Everydayカチューシャ
25. 真夏のSounds good !
26. さよならクロール
27. 君はメロディー
28. タンポポの決心

EN1. 君がいなくなる12月
EN2. 見えない空はいつでも青い
EN3. 重力シンパシー
EN4. 少女たちよ

「横山由依卒業コンサート」17LIVE無料アーカイブ配信開始のお知らせ!
https://ameblo.jp/akihabara48/entry-12712660408.html

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