K-POPガールズグループの”STAYC”が日本で初のファンミーティング開催!

K-POPガールズグループSTAYC(ステイシー)が、日本で初のファンミーティング『2023 STAYC FANMEETING “SWITH Gelato Factory” in Japan』を開催。7月13日に大阪・Zepp Namba、7月15日に神奈川・KT Zepp Yokohama(昼・夜2公演)の計3公演でファンに明るい歌声と笑顔を届けた。ここでは、10曲のパフォーマンスとゲームコーナーで構成された、7月15日のKT Zepp Yokohama昼公演の模様をレポートする。

STAYCは、スミン、シウン、アイサ、セウン、ユン、ジェイから成る6人組ガールズグループ。グループ名のSTAYCは「Star To A Young Culture」の略で、「若い文化をリードするスターになる」という意味が込められており、「TEENFRESH」をコンセプトに活動している。

韓国では2020年11月にデビューし、2021年に「STEREOTYPE」で音楽番組で初の1位を獲得以降、1位常連グループに。日本では2022年11月に「POPPY」でデビューし、これまで2枚のシングルをリリースしている。単独公演は、シングルのリリースに合わせてShowcaseを2度行ったが、ファンミーティングは初の開催となる。

ファンミーティングのタイトルとなった『SWITH Gelato Factory』は、SWITH(STAYCファンの呼称)のためのジェラートショップという意味で、STAYCメンバーはそこで働く社員というコンセプト。横浜公演では、会場のロビーにジェラートショップが実際にオープンし、スミン=ベリーベリーストロベリー、シウン=パッションフルーツシャーベット、アイサ=ブルーベリーチーズケーキ、セウン=ピーチクラッシュ、ユン=アップルミント、ジェイ=コットンキャンディと、メンバーをイメージしたジェラートが販売された。

ファンの大歓声と熱狂的な応援コールに迎えられて、日本でリリースした2枚のシングルのタイトル曲「POPPY」と「Teddy Bear -Japanese Ver.-」で幕開けすると、「今日はコンサートとは違う雰囲気でSTAYCの魅力をたくさんお届けしますので、楽しんでくださいね!」と抱負を述べるスミン。「オープニングから皆さんの声が大きくて、私たちもハイテンションです!」とジェイが興奮気味に語りかけると、ユンは「ストレスが全部発散できるように、明日はないと思って、今日1日、楽しく過ごしましょう!」と言って、「叫べ~!」と煽ると、客席から「ワ~!」という大歓声が起こった。

この日歌った10曲の中には、持ち歌ではないスペシャルなステージも用意された。「かわいいSTAYCではなく、カッコいいSTAYCをお見せしたかった」とスミンが選曲の理由を説明したその曲とは、ボーイズグループEXOの「Love Shot」。パンツスーツで力強く、そしてセクシーにパフォーマンスをするSTAYCというのは、初めて見る姿だ。大阪公演ではあいみょんの「愛を伝えたいだとか」、横浜夜公演では少女時代の「Way To Go」をカヴァーしたが、ジェイ曰く「ほかにもKARA先輩やTWICE先輩も候補に挙がっていた」のだそう。ユンは「YOASOBIさんも歌いたかった」と言って、全員で「アイドル」を踊りファンを喜ばせる一幕もあったが、多彩な一面を見せてくれた。

また今回は、日韓のタイトル曲だけでなく、「I LIKE IT」、「YOUNG LUV」、「I’ll BE THERE」などのアルバム収録曲を日本で初パフォーマンス。「YOUNG LUV」は、マイクスタンドを前に振付なしで歌う曲だが、“全員メインボーカル”と言われている彼女たちの歌唱力の高さを再認識させられた。

ゲームコーナーは、ジェラート店の「BEST社員」の座を懸けて対決。「ゲームに自信があるのは?」と問われ、日本でのShowcaseで毎回罰ゲームの洗礼を受けているユンは、下を向いて「私が……得意です」と言葉とは裏腹にしょんぼりしていたが、始まればいつもの元気でコーナーを盛り上げた。最初の「テーブルクロス引きゲーム」では、得意なスミンがメンバーたちにアドバイスをするも、ユン、ジェイ、シウンが失敗。その後、再挑戦で全員が成功し全員がBEST社員に。

MIXされた3曲の曲名を当てる「MIX曲当てゲーム」では、シウンとアイサが大活躍。ユンも正解を勝ち取った。正解した曲の中から、TWICE、NewJeans、BLACKPINK、LE SSERAFIMなどK-POPガールズグループの曲を踊って見せると、会場も大いに盛り上がった。正解を出せなかったセウン、ジェイ、スミンには、罰ゲームとして3人でモデルウォーク&ポーズが課されたが、正解したにも関わらず罰ゲーム女王のユンにもファンから期待の声が上り、腰に手を当てノリノリで華麗なモデルウォークを披露した。

VTRでファンに「SWITHのおかげ」と感謝のメッセージを伝えた後は、手を振って「I’ll BE THERE」を歌いながらアンコールに登場。ステージの端から端まで歩き回り、ファンとアイコンタクト。2階席にも大きく手を振る6人は、「まだまだ未熟なところもありますが、いつも温かく迎えてくれるSWITH、本当にありがとうございます。私たちの誇りです」(ジェイ)、「SWITHの皆さんがいつも幸せでいてほしいです」(ユン)と気持ちを伝えると、ラストの「STEREOTYPE Japanese ver.」ではサイン入りカラーボールを客席に投げ込んだ。歌い終わると全員で手をつないで上手、下手、センターに出向き深く頭を下げ、ユンが「しーーーーー」と客席に静粛を促すると、オフマイクで「今日、本当に……」と言ったタイミングで全員で声を揃えて「ありがとうございました!」と感謝を伝えてステージを降りて行った。

そして8月16日(水)には韓国で「Teddy Bear」以来のカムバックをすることも発表された。詳細は後日発表される。今後のSTAYCの動向にさらに注目したい。

レポート:坂本ゆかり
カメラマン:河村美貴

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