吉田和泉監督「希望のかけ橋」が「ショートショート フィルムフェス」グランプリ!

今年、インターナショナル部門が25年目、アジア部門が20年目という節目を迎えた米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭ショート ショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)。

明治神宮記念会館で行われたアワードセレモニーでは、8つのアワードの受賞発表・授与が行われた。

国内外から集まった5,000本以上の中から選ばれた、世界で唯一のジョージ・ルーカスの名を冠したグランプリは、ポーランド在住の日本人女性監督 吉田和泉さんによるアニメーション作品『希望のかけ橋/The Bridge』が獲得した。

壇上で吉田監督は感激し「何が起こっているのか。まさか、こんなすばらしい賞が頂けると思わなかったのでビックリしております。とても感動しております」とびっくりした様子で歓喜した。

■SSFF & ASIA 2023グランプリ「ジョージ・ルーカス アワード」受賞作品

アニメーション部門 優秀賞 【第96回アカデミー賞短編部門ノミネート候補】

『希望のかけ橋』(The Bridge)

監督:吉田和泉(Izumi Yoshida)22:30 / ポーランド / アニメーション / 2022

ポーランドと日本の絆を深めた 1920 年の出来事を映画化。
家族を失い、人生を生き抜くために自立を迫られる孤児の歴史を、10歳の少年の視点から語っている。

【吉田和泉監督】

1989年生まれ。ウッチ映画大学を卒業。

2017年からウッチにあるアートスクールで教鞭を執っている。初の映画作品「Kinki」は多くの映画祭でノミネートされ、Split Film FestivalやAnimatorなどで、数々の賞を獲得した。2019年にはPolish Film Instituteにanimation film domainの専門家として参加した。

【受賞理由】

オリジナルのアニメーションスタイルで繊細に丁寧に紡がれた物語には観る者を引き込む力があり、また未来を憂いがちな今、特に多くの人々に届けたい作品であった。

BROAD

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