YOASOBI、本の街・神保町で語った“小説を音楽にするユニット”の真骨頂

  • デビューしてわずか2年余りでスターダムへ

4人の直木賞作家とのコラボレーションしたプロジェクト「はじめての」がいま話題のYOASOBI。
第1弾楽曲として先日、島本理生氏の短編小説を原作にした新曲『ミスター』を配信したばかりの人気ユニットが、働く女性のファッション誌『Oggi』に登場。ラジオDJ・サッシャさんがナビゲーターを務める音楽連載「働く私にMusik」(Musikはドイツ語で音楽の意)で、プロジェクトのこと、そして一気にスターダムに駆け上った“いま”の心境を語っています。

デビューしてわずか2年余り。数々のヒットチャートを独占したデビュー曲『夜に駆ける』は、現在もストリーミング回数を伸ばし続け、昨年末にはBillboard Japanストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songs”で史上初の累計再生回数7億回を突破。ほかにも数々のヒット曲がチャートを賑わし、CMソングやアニメ、ドラマの主題歌の声もかかるヒットメーカーに。

  • 自分が小説から感じたものをリスナーと共有

そんなふたりがテーマにするのが、“小説を音楽にする”。その真骨頂といえる今回のプロジェクトについて、コンポーザーのAyaseさん(右)はこう話します。
「とても光栄なことで感謝の気持ちでいっぱいです。でも、一般の方が書いた小説であれ、プロの書いた小説であれ、楽曲との向き合い方は変わらないです」
あくまでも自分が小説から感じたものをリスナーと共有できるようにつくること。その感性がYOASOBIの世界観をつくっています。

  • 「僕たちの曲をきっかけに、小説を好きになる人が増えたら」

さらにこんな意外な言葉も。
「僕、曲の原作になる小説くらいしか読まないし、今までも本はあまり読んでこなかったんですよ」
これにはサッシャさんも「ええっ!?」と驚き。
「YOASOBIの曲の原作になる小説はすごく短いので、本に少し苦手意識がある僕でもスラスラ読めるんです。今って本離れしている子も多いけれど、僕たちの曲をきっかけに、小説を好きになる人が増えたらいいなと思います」
一方のボーカル・ikuraさんは大の本好き。
「今回コラボさせていただく作家の皆さんの作品もたくさん読んできたので、とにかく嬉しくて・・・。でも、歌うことに関しては、Ayaseさんと同じ。目の前の作品とまっすぐ向き合って、その世界観を表現できるように頑張るだけです」
撮影は、本の街、東京・神田神保町で行われ、古書店で本に囲まれて映るふたりは、あたかも新しい本の楽しみ方を未来に切り開くパイオニア的存在のよう。
インタビューでは、ほかにもふたりの出会いから『夜に駆ける』誕生秘話、2度の紅白歌合戦出場についてとサッシャさんが、「怒涛の日々」の裏側に迫ります。素顔が見える5つの質問も掲載。YOASOBIをもっと知る『Oggi』4月号は、2月26日(土)発売。ぜひ、チェックしてください。

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