上半期新書「3冠」ベストセラーの『スマホ脳』が50万部突破!

紀伊國屋書店で昨年12月から一般新書8ヶ月連続1位、NHK「おはよう日本」や日本テレビ「世界一受けたい授業」でも取り上げられ今年の上半期の話題となっていたアンデシュ・ハンセン著/久山葉子訳『スマホ脳』(新潮新書)が発売9ヶ月で16刷52万部に達し、このたび50万部を突破しました。電子書籍版の累計売上も4万部を超えています。

同書は教育大国スウェーデンで発売されると社会現象と言える反響を呼び、13カ国で発売が決定した世界的ベストセラー。日本でも今年上半期のベストセラー・ランキングでオリコン上半期”本”ランキング 2021 BOOKランキング 形態別「新書」1位、出版取次大手の日本出版販売(日販)、トーハンの「新書・ノンフィクション部門」で1位となり「新書三冠」を獲得しています。

医学者であるハンセン氏は、同書の中でスマホなどデジタル機器が人間の脳にどのような影響を与えるか、膨大な研究結果をもとにわかりやすく伝えています。それによれば、記憶力減退、集中力低下、うつ、睡眠障害……数多くの悪影響が指摘されています。コロナ禍の現在、デジタル機器に接する時間が増えた人々や、わが子とスマホの付き合い方に悩む親たちに、本書の内容が支持されたことがベストセラーの一因と思われます。

著者は新潮社にこんなコメントを寄せています。
「私たちの脳は1万年前の狩猟採集生活時代から進化していないのに、現在のデジタルデバイスの進化はめざましいものです。『スマホ脳』では、人間がデジタルデバイスに「使われ」ないようにするにはどうすればよいか示しました。日本の皆さんがこの問題を議論するきっかけに本書がなれば、これほどうれしいことはありません。」

【『スマホ脳』に寄せられた推薦の言葉】
『スマホ脳』は各方面で反響を呼び、書店用POPには、こんな推薦コメントも寄せられています。

「やっぱり、と納得。スマホ断ちの時間は絶対に必要なのだ」――ジャーナリスト・池上彰さん
(「波」2021年3月号より)

「新しいものがすべて優れているとは限らんぞって思わされました」――フリーアナウンサー・赤江珠緒さん
(2月1日TBSラジオ「赤江珠緒たまむすび」より)

「支配されると恐ろしい。人と人の関わりの中で、脳も心も育てていきたい」――クリエイティブディレクター・
佐藤可士和さん
(2月13日産経新聞より)

【著者について】



アンデシュ・ハンセン(Anders Hansen) 精神科医。ノーベル賞選定で知られる名門カロリンスカ医科大学を卒業後、ストックホルム商科大学にて経営学修士(MBA)を取得。現在は王家が名誉院長を務めるストックホルムのソフィアヘメット病院に勤務しながら執筆活動を行い、その傍ら有名テレビ番組でナビゲーターを務めるなど精力的にメディア活動を続ける。前作『一流の頭脳』が人口1000万人のスウェーデンで60万部が売れ、その後世界的ベストセラーに。

【訳者について】
久山葉子(くやま・ようこ 1975年兵庫県生まれ。翻訳家。エッセイスト。神戸女学院大学文学部英文学科卒。スウェーデン大使館商務部勤務を経て、現在はスウェーデン在住。

【タイトル】『スマホ脳』(新潮新書)
【発売日】2020年11月18日
【造本】新書判(256ページ)
【本体定価】1,078円(税込)
【ISBN】978-410-610882-2
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/610882/

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