8月20日(金)に発売する、アジア人初のマスターズ制覇の栄冠を手にし、東京オリンピックでの激闘も記憶に新しいプロゴルファー・松山英樹選手初の著書のタイトルとカバーデザインなどの詳細が決定しました。
松山英樹 著『彼方への挑戦』カバー
<彼方への挑戦> https://www.tokuma.jp/book/b589512.html
2021年4月11日、世界中のゴルファー憧れの舞台「マスターズ」の栄冠を手にした松山英樹。
4歳のとき、父親と行った打ちっぱなしの練習場でゴルフと出合い、プロゴルファーになるという夢をもち続けた少年は、今から10年前の2011年、アマチュアの大学生として初めてその舞台に立ちました。「日本人には無理だ」言われ続けながらも、10年後の挑戦となった2021年、彼はついに、アジア人として初めて、グリーンジャケットに袖を通しました。
プロ転向、ルーキーイヤーでの日本ツアー賞金王戴冠、アメリカPGAツアー進出、世界選手権制覇と、一見、順調に見える実績も、周囲が驚くほどの記憶で本人が振り返れば、挫折と苦悩に満ちた月日の連続でした。
本書『彼方への挑戦』は、これまで幾多のオファーを受けながらも断り続けた自身の著書を、マスターズを制覇したことにより、ゴルフを愛する方々、将来を担う若いゴルファーや子どもたちなど、多くの人たちに自身の経験や歩みのなかで、それぞれの時期、場面で感じたことや学んだことを伝えるべく、これまで語って来なかった本当の姿、心の声をさらけ出した、唯一無二の自叙伝となっています。
先ごろ出場した東京オリンピックでは、重圧のかかるなか、マスターズチャンピオンらしい貫禄の戦いぶりを最後まで見せてくれ、私たち観客を大いに魅了してくれた松山選手。さらなる高みへと、これからも松山選手の挑戦は続きます。
本書のポイント
初めて明かされるエピソードも多数収録!
• 東北福祉大学2年生のとき、東日本大震災直後に初出場したマスターズと、出場を決意するまでの心の葛藤と多くの方への感謝
• ゴルフとの出合いを与えてくれた父親との二人三脚の日々
• 松山少年が初めて出会ったプロゴルファー、青木功氏とのエピソード
• 小学3年生のとき、父親が参加したプロアマ大会で見た中嶋常幸氏の練習で魅せた技
• 初めて観戦したプロゴルフの試合で記憶に焼き付いたタイガー・ウッズの衝撃
• 父親のマンツーマン指導から離れ、寮生活となった明徳義塾中学校でのゴルフ漬けの日々
• はるか彼方を行くライバル、石川遼の存在
• 東北福祉大学への進学と、マスターズ出場を決めた、2010年アジアアマチュア選手権での優勝
• ローアマチュアのタイトルを守れず涙した、2度目のマスターズ
• プロ転向を決めた、アジアパシフィックアマチュア選手権での敗北
• 「僕は日本ツアーを1年で卒業する」と決めてのプロ転向宣言
• AON(青木功、尾崎将司、中嶋常幸)から学んだ、プロとしての仕事
• 幼少時からの憧れ、タイガー・ウッズとの邂逅
• ボロボロの身体と心で手にした、史上初のルーキーイヤーでの賞金王
• アクシデントのスタートから手にしたPGAツアー初優勝
• PGAツアーの醍醐味を体の芯から味わった2シーズン振りの2勝目
• ジュニアの頃にはできるだけいろいろなスポーツにふれてほしいと考えてる
• どんな場面でも「うまくなる術を探す努力」。毎日、発見が必ずあると信じている
• 誰かに教えを請うことを、僕は躊躇しない
• アンテナを敏感に張っていればこそ、目の前に転がっている〝教材〟を見つけることができる
• 勝てなかった2017年の全米プロ。勝者と敗者の間に引かれた1本の線の正体とは
• 自ら閉ざすようになった心の扉をノックしてきた目澤秀憲コーチとの出会いとアドバイス
• ゴルフがうまくなる方法は「自分自身を知ること」
• 2021年マスターズでの戦いと栄光の瞬間
• 自分の歩んできた道に胸を張り、新しいものを取り入れる勇気をもてばまた前に進める
• 世界トップレベルで得られるものをもっと吸収して、それを日本に伝えていきたい
• 子どもたちにはゴルフをプレーするうえで、楽しむ気持ちだけは絶対に忘れないでほしい
商品情報
[タイトル] 彼方への挑戦
[著者] 松山英樹
[構成] 桂川洋一(ゴルフダイジェスト・オンライン)
[発売日] 2021年8月20日(金)
[定価] 1,650円(10%税込)
[判型/仕様] 四六判ソフトカバー
[発売] 株式会社徳間書店
著者プロフィール
松山英樹(まつやま・ひでき)
1992年2月25日、愛媛県生まれ。プロゴルファー。血液型はB型。
4歳でゴルフを始め、明徳義塾高等学校から東北福祉大学へ進む。
2010 年「アジアアマチュア選手権」で優勝。
2011年、4大メジャー「マスターズ」で、アジア勢初のローアマチュアに輝いた。同年、日本ツアー「三井住友VISA 太平洋マスターズ」を制し、倉本昌弘、石川遼に続く3人目のアマチュア優勝を達成。
プロ転向した2013 年に、シーズン4勝を挙げ、ツアーで初めてルーキーイヤーに賞金王のタイトルを獲得した。
2014 年から主戦場をPGAツアーに移し、「ザ・メモリアルトーナメント」で初優勝。
2016 年「ウェイストマネジメントフェニックスオープン」で2勝目。「日本オープン」で国内メジャー初制覇。「WGC HSBC チャンピオンズ」でアジア勢として初めて世界選手権シリーズ優勝。
2017 年「ウェイストマネジメントフェニックスオープン」を連覇。「WGC ブリヂストンインビテーショナル」で世界選手権シリーズ2 勝目を挙げた。2021 年「マスターズ」で日本人男子として4大メジャー大会の初制覇を達成した。
コメント