手島章斗、ソロ初のホール公演で全国ツアー完結! 「みんなをもっと大きいステージに」

アーティストの手島章斗が23日、東京・KANDA SQUARE HALLで、ソロ初となる全国ツアー『Are you ready?!』のファイナル公演を開催し、全国7都市8公演のツアーを華やかに締めくくった。

手島は、2014年に男性ボーカルグループ「SOLIDEMO」のメンバーとしてデビューし、同年12月に「第56回 輝く!日本レコード大賞」新人賞を受賞。

2022年にグループとしての活動を終了し、ソロアーティストとして本格的に始動。
人気漫画「マギ」初のミュージカル『ミュージカル「マギ」迷宮組曲』、『ワールドトリガー the Stage B級ランク戦開始編』へ出演するなど、アーティストだけでなく俳優、タレントとしても幅広く活躍中。

手島は本ツアーの開催前。
「神田スクエアホールでのファイナル公演は、今の自分にとって最大の挑戦と置いていて。ずっと信じてくれている、応援し続けてくれるみんなに対して、僕が挑戦し続けて、覚悟を持って音楽をやっていくんだ、自分の夢に向かっていくんだ。そんな思いをライブという形で皆さんにお伝えしたいなと思っています」と、並々ならぬ思いを持っていることを明かしていた。

そんな手島とBuddies(ファンネーム)にとって特別な意味を持つ本ライブは、ギター、ベース、ドラム、キーボードの4名に手島を加えた5名でのバンド編成を組み、万全の準備を進めてきた。

会場は開演前からにぎやかな期待感にあふれていた。
定刻を迎えるとSEが響く中でストロボが激しく点滅。爽やかなライムグリーンのセットアップに身を包んだ手島がステージに姿を現し、緊張感を切り裂くように代名詞になりつつある『カイト』のサビをアカペラで披露。右手を高々と掲げライブがスタート。1曲目から、手島の力強くも優しさ溢れる歌声が会場全体に響き渡る。

「ツアーファイナル、盛り上がる準備出来ていますか!」と手島が投げかけると、Buddiesも大歓声で応える。
『未完成なメロディー』、『最低なBeautiful Life』を軽快にかき鳴らし、ライブの序盤からスイッチ全開で、アップチューンを連続で繰り出した。

手島は会場に集まった1人1人に目を合わせ、「遂にやってきましたツアーファイナル、皆さん楽しみにしていましたか!昨日、楽しみすぎて眠れるかな?とXに投稿したのですが、ちゃんと寝れましたー!」と、この大舞台でも、いつもの自然体な手島の姿を見せてくれた。

「今日は、かっ飛ばしちゃってますね!」と、手島は高揚した様子で叫ぶと、『Escape』、新アルバムで異様な存在感を放つ『脳内パズル』と、バンド編成のジャジーで重厚感のあるサウンドに合わせて、感情の機微を鮮やかに乗せた手島のボーカルワークがオーディエンスの心を奪う。
続いて、2020年にリリースの『ファスナー』から『SUITS』と、手島のソロとしての歴史を巡っていくような、新旧織り交ぜたセットリストを次々に展開していく。

「自分でアルバム曲を作ることになって、ストーリー性を持った楽曲を作りたいなと思って、恋青空という曲があるんですけど、その恋が始まったストーリーからのアフターストーリーとして、その後の2人を書いた曲になります」と、手島は一言一言噛み締めながら話し、『今逢いに行くよ』を披露。

手島は、「昨年の10月に渋谷での路上ライブで、今回のツアーとアルバムの発売を発表してから、みんなと一緒に7公演駆け巡ってきて、曲を育ててきて、今日まで来ることが出来ました。本当にありがとう!」と、感謝の気持ちを伝えた。
『Coordinate』、『Lazy Day』から『Who I am』、『金木犀』と、手島の等身大で飾らないリリックに、スキルフルな演奏と繊細なボーカルの美しい重なりを堪能させられる。

続けて手島は、「この曲は、初めて作詞作曲を行ったのですが、グループ活動が終了した当時のどこにぶつけたら良いかわからない時期があって」と、当時、迷いのあった心境を打ち明けた。
「それでも前を向いて、夢を追いかけていきたいなという決意を歌った曲です」と、リアルな心境を歌詞に乗せた『空想ヒーロー』へ。
手島が、今日まで歩みを進めてきた中で感じ取ってきた様々な感情を爆発させるように歌う姿に、会場全体が引き込まれていく。

悔しい気持ちを正直に吐露しつつも、「今ライブをしていて、みんなの笑顔を見れてすごく楽しくて幸せです。ここから先、今日来てくれたみんなをもっと大きいステージに連れて行きたいなと思ったし、悔しい気持ちを僕の着火剤にして、日本武道館に向けて進んでいきたいです」と、真っ直ぐな目で語りかけると、客席からは温かい拍手と声援が贈られた。

「この曲は僕が初めてファンのみんなに向けて作った曲です。いつも僕が前だけを見て、いつも突っ走ることが出来るのはBuddiesのみんなのおかげです」と話し、『Buddy』を歌唱。客席には、目に熱いものを光らせるBuddiesの姿が見受けられた。

そして、今日がライブでの初披露となった『ASH』、『Dolphin』を熱唱。
弦楽器のような透き通った手島のハイトーンと、生のバンドのグルーヴを生かしたミドルテンポの壮大な曲調がマッチする。

「ここから終盤戦になります!後悔のないように、最高に盛り上げていきましょう!」と手島が投げかけ、ライブでの人気曲『うらら』から、『Fire』で会場の一体感は最高潮に。

ラストスパートは、『大好き。』、『恋花火』、『Breakout』のライブでの人気楽曲たちのメドレーを豪華にパフォーマンス。
そして、「ラストの曲です!一緒に歌って!」と叫び、『freedom!!』でライブの本編は終了。

Buddiesは本編が終わるなり大きな声でアンコールを求めた。
これに応え、再びステージに姿を見せた手島は『恋青空』でライブを再開。高揚感のあるロックナンバーが会場を再度一瞬にして手島の世界観で包み込む。

手島は、「いや~熱い!!」と満面の笑みを見せると、
「今日、自分が何かしらで制作に携わった楽曲が、セットリストをほぼほぼ構成していました。歌を始めた時は、こうなるとは全く思っていませんでした。挑戦し続けられるのは、皆さんのおかげです。僕の音楽を布教してくれたり、広げてくれているみんながいてくれるから、俺は今1人じゃないと思うんです。本当にありがとう!」と、何度も感謝の気持ちを伝えた。

さらに手島は、「ここでお知らせをさせていただきます!」と切り出すと、「なんとなんと!カイトという曲。広島東洋カープの小園海斗選手が登場曲に使ってくださっていたのですけれども、なんと!小園選手バージョンのミュージックビデオが出来上がりましたー!」と叫び、場内は驚きと喜びの大歓声を上げ、手島を祝福。
「そんな嬉しいことあります?実はこっそり広島のズムスタ(Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島)で撮影してきたんです。僕も元々サッカーをやっていたので、スポーツ関連に自分の音楽が携われることがすごく嬉しいです」と、感激した様子で報告した。

多幸感で溢れる空間の中、約2時間、たっぷりと濃密なライブのラスト。
「最後にみんなで一緒に歌って終わりましょう!」と手島は叫び、割れんばかりの温かな声援がステージに投げかけられる中、『Just Smile』を会場全体で合唱し、幕を閉じた。

初のKANDA SQUARE HALLライブを成功させた手島は、「もっともっと高いところに行きたい。僕の夢を追ってくれたら、ついてきてくれたらなと思います」と、未来に対しての決意と覚悟を、何度もBuddiesに伝え切り、その姿で見せてくれた。

手島章斗のベストタイムは未来にある。今からもう、次のアクションが待ち遠しい。

<手島章斗 2nd Tour「Are you ready?!」3月23日 セットリスト情報>

M1 カイト
M2 未完成なメロディー
M3 最低なBeautiful Life
M4 Escape
M5 脳内パズル
M6 ファスナー
M7 SUITS
M8 今逢いに行くよ
M9 Coordinate
M10 Lazy Day
M11 Who I am
M12 金木犀
M13 空想ヒーロー
M14 Buddy
M15 ASH
M16 Dolphin
M17 うらら
M18 Fire
M19 大好き。→恋花火→Breakout ※メドレー
M20 freedom!!
EN1 恋青空
EN2 Just Smile

<本ライブでの発表事項>
①3月28日 20時公開
手島章斗/「カイト」特別主演/小園海斗(広島東洋カープ) Music Video

②舞台『川越ボーイズ・シング』-喝采のクワイア- 出演決定 (足立尽役)
https://www.marv.jp/special/kbs-stage/

<手島章斗 公式情報>
◆手島章斗ホームーページ:https://teshima-akito.jp/
◆手島章斗YouTube:https://youtube.com/channel/UCscBG2J8Jmjm7JERAP1jbxA
◆手島章斗 Twitter:https://twitter.com/AKITO_SOLIDEMO
◆手島章斗Instagram:https://www.instagram.com/akito_solidemo_official

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