11月3日(祝・水)、NMB48が大阪城ホールで11周年記念コンサート(昼・夜の2回公演)を開催。昼公演は「NMB48 11th Anniversary LIVE 〜Scrap & Build〜」と題して「スクラップ&ビルド」をテーマに、夜公演は「NMB48 11th Anniversary LIVE 〜Thanksgiving〜」というタイトルで「感謝祭」をテーマに、それぞれ違った内容となりました。
「感謝祭」がテーマの夜公演の注目ポイントは“全員センター”。渋谷凪咲が「私はNMB48を背負えるような存在になりたいです!」という意気込みと共に「シダレヤナギ」で口火を切り、メンバーが入れ替わり立ち替わりセンターに立ち、明るい曲、クールな曲、可愛い曲、ダンスナンバー、ユーモラスな曲など、それぞれに合った曲を披露。曲中で「うーかのセンター、目に焼き付けてください!」(加藤夕夏)、「オールマイティなセンターになります」(平山真衣)、「最強のセンターになってみせます!」(黒田楓和)、「センターで視線を独り占めしたい!」(新澤菜央)など、センターに対する思いもしっかりとアピール。
途中、前田令子が脚本を手がけた「百合劇場」ならぬ「センター争奪戦劇場」も披露。石田優美(2期)、加藤夕夏(3期)、川上千尋(4期)、安田桃寧(ドラ2)、上西怜(5期)、中野美来(ドラ3)、岡本怜奈(6期)、隅野和奏(7期)、イ・シヨン(7.5期)が、それぞれの期を代表してセンターを目指してトーナメント戦で対決するというストーリーで会場を沸かせました。前田による「劇場」シリーズは今後も定番になりそうな予感です。
さらに、現在オーディション受験中の75人の8期候補生もステージに登場し、「NMB48」を自由に、そしてフレッシュにパフォーマンスを披露しました。この中に将来のNMB48のメンバーがいることを考えると、安部若菜の「歴史的瞬間」という言葉通り、貴重な時間だったと言えるでしょう。
全員センターのトリは、上西怜の「ドリアン少年」。「競い合いながら、助け合いながら、グループを強くしたいし、私なりのやり方で先頭に立って引っ張っていきたい。ここにいるメンバー全員、次世代センター候補です」と、センターに対する強い思いを持っている上西らしい言葉で全員の士気を高めました。
アンコールでは、山本望叶が「NMB48に加入して3年半が経ちました。これまでの活動を振り返ると、グループに迷惑をかけてばかりですごく情けないなって思っていました。活動を再開した今、初心に帰って活動をする中で、個人的な目標もできました。またシングル曲で選抜メンバーとして歌うこと。そして、いつかはシングル曲でセンターとして立つこと。
あと、ファッション誌の専属モデルになることです。専属モデルは簡単なことではないと思いますし、今の私には相応しくないと思うので、これから私なりに努力して、いつか認めてもらえるようになりたいです。今までは自分の目標を口にすることができなかったんですけど、自分を変えたいと思って、口に出して行動しようと思うようになりました。これからも自分らしく目標に向かって頑張りますので応援よろしくお願いします」と決意を表明。
その意思表示にファンから大きな温かい拍手が送られました
渋谷凪咲は「私は正直1期生の先輩方みなさんが卒業されたときに、もうNMB48は大阪城ホールでライブできひんやろうなって思ってました。でもこのNMB48で大阪城ホールに立たせてもらったことが本当に幸せで、絶対に当たり前のことじゃないとすごく思いました。
今のNMB48は正直実力がないことも自分たちで理解しています。でも、こんな自分たちだからこその戦い方があると思って、とにかく泥臭くてもいいから全員が一生懸命本気で楽しんで本気でふざけられたらひとつの強みになると私は思います。
そして、最近は、他の48や46と比べたらダメだなと思って苦しくなったことがあったんですけど、このステージに立ってこんなにたくさんのみなさんが集まってくださって、配信を見てくださって、これがすべてだと思って今まで周りと比べていた自分が腹立たしく思いました。
この景色を絶対に手放さないと、このみなさんを大切に思って、NMB48には新しい未来が訪れるんじゃないかなと思って自信が持てました。みなさんありがとうございます。
なので、私たちも一生懸命頑張ってみなさんにNMB48を応援していることを誇ってもらえることを絶対に誓うので、こんな未熟な私たちですが、見守っていただければうれしいです。
こうやってみなさんにお願いしてばっかりですけど、私も私でみなさんのためにこうやって爆乳のメンバーを揃えたりしてきたと思うんです。爆乳のメンバー、前出て。こじりん、下がって(笑)。
ということでこんなNMB48ですけど、みなさんこれからもよろしくお願いします」と爆乳メンバー紹介でユーモアをとりつつ、現在のありったけの思いの丈と感謝を語った。渋谷凪咲らしさが出た、正直な素晴らしいスピーチだった。
その後、嬉しいサプライズが。待望の26thシングルが2022年初春に発売されることが発表されました。その発表を受けて、「前回の『シダレヤナギ』の発売からかなり期間が経っていて、次が来るのかな?という不安も抱えていたので、次の小さな光が見えた感じがするので、それを私たちが大きな光にして、次に進むステップにしたいと思いますので楽しみに待っていてください。」と小嶋が喜び、ファンへのメッセージを伝えました。
昼公演と夜公演でメンバーそれぞれが個性を発揮。ニューシングルの発売決定という嬉しいお知らせも含めて、この2公演が次へと進むための大切なステージとなりました。
(C)NMB48
セットリスト:NMB48 11th Anniversary LIVE〜Scrap & Build 〜<夜公演>
※センター
M00:Overture
M01:シダレヤナギ ※渋谷凪咲
M02:欲望者 ※小嶋花梨
M03:カモネギックス ※石田優美
M04:HA! ※加藤夕夏
M05:ナギイチ ※川上千尋
M06:北川謙二 ※前田令子
M07:初恋至上主義 ※南羽諒
M08:星空のキャラバン ※山崎亜美瑠/折坂心春
M09:虹の作り方 ※中野美来
M10:砂浜でピストル ※和田海佑/浅尾桃香
M11:存在してないもの ※隅野和奏/イ・シヨン
M12:ピーク ※菖蒲まりん
M13:野蛮なソフトクリーム ※瓶野神音/芳野心咲
M14:プロムの恋人 ※貞野遥香
M15:思わせ光線 ※佐月愛果/早川夢菜
M16:パンパンパパパン ※水田詩織
M17:ごめん愛せないんだ ※河野奈々帆
M18:僕らのレガッタ ※平山真衣/眞鍋杏樹
M19:空から愛が降ってくる ※本郷柚巴
M20:みなさんもご一緒に ※出口結菜
M21:まさかシンガポール ※堀詩音
M22:Show fight!(百合劇場)
M23:がっつきガールズ(百合劇場)
M24:僕はいない ※安田桃寧
M25:告白の空砲 ※鵜野みずき
M26:絶滅黒髪少女 ※黒田楓和
M27:太陽が坂道を昇る頃 ※中川美音
M28:夢は逃げない ※安部若菜
M29:NMB48
M30:床の間正座娘 ※山本望叶
M31:僕らのユリイカ ※梅山恋和
M32:らしくない ※泉綾乃/岡本怜奈
M33:だってだってだって ※原かれん/新澤菜央
M34:ワロタピーポー ※塩月希依音
M35:ドリアン少年 ※上西怜
EN1/M36:三日月の背中
EN2/M37:結晶
EN3/M38:サササ サイコー!
EN4/M39:青春のラップタイム
WE1/M40:NMB48
【ライブ概要】
NMB48 11th Anniversary LIVE 〜Scrap & Build〜
2021年11月3日(水・祝) 10:30開場 12:00開演
NMB48 11th Anniversary LIVE 〜Thanksgiving 〜
2021年11月3日(水・祝) 16:00開場 17:30開演
会場:大阪城ホール
■オンライン配信チケット ※アーカイブ視聴あり
詳しくはこちら
http://news.nmb48.com/web/20211018/160031.html
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