10月25日、映画『正欲』のワールドプレミア舞台挨拶が『第36回東京国際映画祭』開催中のTOHOシネマズ日比谷で行われた。
俳優の稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香とメガホンをとった岸善幸監督が登壇した。
「正欲」は、「桐島、部活やめるってよ」「何者」などの朝井リョウ氏が、作家生活10周年作品として書き上げた小説。第34回柴田錬三郎賞を受賞している話題作。
マイホームで妻と子を養う横浜検察庁の検察官・寺井啓喜を演じたのは、稲垣吾郎。稲垣吾郎は、黒を基調としたクールな装いで拍手に包まれながら舞台挨拶に登場。
二度の観客賞を受賞している稲垣は、最新主演作が再び同映画祭で上映されることについて「東京国際映画祭は、映画を愛する皆さんにとって特別な場所なので、またこの場所に帰ってこられたことを光栄に思っています。世界中の人たちにも観ていただける機会を嬉しく思います。ドキドキしますね。観ていただくのが初めてなので、早く観終わった皆さんの声を聴きたいです!」と笑顔で語った。
さらに稲垣は「普段からいろんな作品で拝見させていただいている素晴らしい俳優さんたちなので、共演できて嬉しく思います。皆さん登場人物になりきって撮影現場に存在していたので、僕も自然とその世界に誘われて気持ち良く演じることが出来ました。皆さんが大きな覚悟を必要とする役を演じられたので、それを岸監督が素晴らしい作品に仕上げて下さって感謝しております!」とコメント。
初共演の新垣については、「今まで抱いてきた新垣さんのイメージが覆されたというか、思い描く印象とまったく違っていて、最初に現場で会った時は本当にびっくりしました。皆さんも観たらびっくりすると思いますよ!」と新垣の新たな魅力について語った。
映画『正欲』は11月10日(金)より全国の映画館で放映される。
(C)2023 TIFF
映画概要:
『正欲』
11月10日(金)全国ロードショー
出演:稲垣吾郎 新垣結衣 磯村勇斗 佐藤寛太 東野絢香
監督・編集:岸善幸
原作:朝井リョウ『正欲』(新潮文庫刊)
脚本:港岳彦
主題歌:Vaundy「呼吸のように」(SDR)
配給:ビターズ・エンド
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