アヘン戦争~明治維新までの日英関係をわかりやすく紹介!
近年、日本とイギリスは政治・経済・安全保障など広い分野で関係を強化し、「日英同盟以来の親密な関係」を構築しています。
昭和56年(1981)6月2日に旧イギリス総領事館の敷地に開館した当館は、日英関係のつながりを示す歴史資料を積極的に収集してきました。開館40周年を迎える本年、江戸時代の日英の歴史的関係を2期に分けて探る、本格的な展示を開催します。
第Ⅱ期の本展では、アヘン戦争(1840~42)年から、日英修好通商条約の締結(1858年・「開国」)をへて明治維新(1868)にいたる、約30年間にわたる日本とイギリスの歴史的関係をわかりやすく解説します。
(Ⅰ期:「「鎖国」下の日本とイギリス」展は~7月11日まで。)
開催概要
会 期 :令和3年7月17日(土)~11月7日(日)
開館時間 :午前9時30分~午後5時(券売は午後4時30分まで)
観 覧 料 :一般300円、小・中学生・横浜市内在住65歳以上150円
休 館 日 :月曜日(ただし、8月9日、9月20日は開館)、8月10日(火)、9月21日(火)
総展示点数:約70点
*会期・開館時間等を変更する場合があります。
*展示をご覧になる際には、オンラインによる事前予約(日時指定)をご利用いただくと、ご入館がスムーズです。
展示の見どころ
イギリス人がみた日本の様相と日本人が見たイギリスの姿を貴重な資料から紹介します。
①日本人絵師がイギリス人を描いた貴重な肉筆画を公開!
江戸時代末期に来日したイギリス人を、日本人絵師が描いた珍しい肉筆画(画家が自筆で描いた絵画)を公開します。いずれもこれまで公開する機会がほとんどなかった、きわめて稀な資料です。
②イギリスに残されていた知られざる歴史資料を初公開!
元治元年12月28日(1865年1月25日)に横浜に着任したイギリス外交官・法律家のヒラム・ショー・ウィルキンソンの資料が北アイルランド公文書館に残されていたことが、本展の準備調査で明らかになりました。今回は、ウィルキンソンが日本への船旅で参照した「タイムテーブル」(P&O汽船)や、明治時代はじめの日本各地を写した古写真等を初公開します(パネル展示)。
関連イベント
企画展関連講座 「開国前後の日本とイギリス」
江戸時代終わり(1830年代~1868年)の日本とイギリスの関係について、展示の内容に沿って、画像もまじえてわかりやすく紹介します。
【日時】2021年8月21日(土) 14:00~15:30(受付開始13:30~)
【会場】横浜開港資料館 講堂
【講師】吉﨑 雅規(当館調査研究員)
【定員】40人
【参加費】500円
【申込方法】「Webサイト」または「往復はがき」にてお申込ください(申込1件につき、お1人様のみ)。詳細は当館ウェブサイトをご覧ください。
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