櫻坂46 菅井友香 卒業セレモニー<スピーチ全文>「みんなと歌えたことは私の人生の誇りです」

櫻坂46が11月9日、全国ツアーファイナルとなる東京ドーム2日目公演を開催。7年間全身全霊でグループを支え続けたキャプテン菅井友香が卒業。

アンコールでキャプテン 菅井は、水色の煌びやかなドレスと光り輝くティアラを身に着けて登場。
菅井友香のスピーチ全文は以下の通りとなります。

菅井友香 卒業スピーチ<全文>:

みなさん、今日は櫻坂46のツアーファイナル公演にお越し頂き、ありがとうございます。そしてこんなにすてきな卒業セレモニーを開催して頂き、本当にありがとうございます。平日のお忙しい中、こうして時間をつくって会場に足を運んで頂き、そして配信でもたくさん見守って頂いて、夢だったこの東京ドームで、大好きな櫻坂のみんなと一緒にこの日を迎えることができて本当に幸せです。今、この場を借りてここまでの7年間を少しだけ振り返らせて頂きます。

2015年、メンバーに加入して、2016年に「サイレントマジョリティー」で欅坂46としてデビューさせて頂きました。思い返すと本当に波瀾(はらん)万丈なアイドル人生でした。キャプテンに任命して頂いたことは人生の転機だったなと思います。大好きなみんなと一緒に協力しながらだったんですけど、すごく複雑でアンバランスな部分のあるグループをまとめることはすごく、すごく難しかったです。

自分のふがいなさを感じることもあったし、でもそんな時に10代の子も多かったので、なかなかみんな一生懸命頑張るんですけど、思うようにいかないこともありました。そんな時に私はキャプテンとしてせめてみなさんとグループをつなぐ架け橋になれるよう頑張ろうと向き合っていました。それでもグループの、大好きなグループのイメージがなかなか思うように伝わらなかったりとか、覚悟はしていたものの、いろんな言葉でバッシングをされてしまった時はすごくショックなことも多かったです。周りを信じることが難しくなってしまって、心にもうそをつかないといけなくなってしまい、なかなか心から笑えることが難しくなってしまった時期もありました。

でも、そんな時に応援してくださるみなさんがいてくれたことが本当に心の救いでした。いろんなところを通じてたくさんの応援メッセージを送ってくださったり、ライブやいろんな舞台に足を運んでくださって、まだまだ未熟な自分を受け入れて期待してくださることが本当にうれしかったです。そんな思いに応えられる人間になろうと、期待してもらえるような人間になろうと、前に進むきっかけをくださったのはいつも見守ってくださっている皆さまでした。

そして、このグループ活動の中で、いつも秋元康先生が書いてくださったたくさんの名曲の数々を大好きなメンバーのみんなと歌えたことは私の人生においての誇りです。そして応援してくださるみなさんはもちろん、いつもいろんなところで支えてくださった多くの関係者のみなさんや、大好きなメンバーのみんな、そしていつもどんな時もそばでケアしてくれた家族、たくさんの方々に支えていただき、今日まで走ってくることができたなという気持ちでいっぱいです。

櫻坂46になってから、メンバーのみんなの笑顔がたくさん増えたというお話をいろんなところでさせて頂いていたんですけど、そんなみんなのおかげで私も自然と心が明るくなって、立場とか関係なく1人のメンバーとしてたくさん笑えることが増えました。大好きなかけがえのない、一緒に戦ってきた一期生のみんな、そしてありのままの私を慕ってくれるかわいいかわいい後輩もできました。今、お別れするのがすごく寂しいです。

そんな大好きな櫻坂46はみなさんの応援のおかげでこの2年で前よりも成長してたくましい櫻になったと思います。そしてみんな一生懸命で前を向いて、いつも真面目に頑張っている頼もしいメンバーでいっぱいです。そんな櫻坂の魅力がもっともっといろんな方にに伝わっていってほしいなと心から思っています。

そんな自慢のグループにこれから三期生のみんなも入ってきてくれるので、どんな子が来てくれるのかなと私もわくわくしています。ぜひこれからの櫻坂も応援していただけたらうれしいなと思っています。そして大好きな欅坂46も、大好きな櫻坂46も、それぞれにしかない楽曲、グループ、メンバーの魅力がたくさんあります。どっちがいい悪いとかではなく、それぞれを尊重しながら、魅力を受け入れて、どっちも愛していただけたらうれしいなと思っています。

そして私自身もまたみなさんとお会いできるよう、私の道を頑張ってこれから、この経験を忘れず、楽しかったこと、苦しかったこと、全て抱きしめて前に歩んでいきたいなと思っています。これからも大好きな櫻坂46の、そして菅井友香の応援をよろしくお願いします。

撮影:上山陽介

■菅井友香(すがい・ゆうか)プロフィール

1995年(平7)11月29日、東京都生まれ。ニックネームは「ゆっかー」「菅井様」。
幼稚園児の頃にバレエ、小学5年生の時に親友の誘いで乗馬を習い始める。

高校進学後、AKB48 渡辺麻友の影響でアイドルに興味を持つ。2015年8月21日、欅坂46の1期生オーディションに合格。2017年1月21日、幕張メッセで開催された欅坂46の全国握手会のライブにおいて、欅坂46のキャプテンに任命される。2017年6月7日、日本馬術連盟の「馬術スペシャルアンバサダー(広報大使)」に就任。

2021年5月6日、著書「あの日、こんなことを考えていた」(日経BP社)を発売。同年5月12日、日本馬術連盟「馬術スペシャルアンバサダー」に5年連続で就任。

2022年8月22日、9月から開催される全国ツアーのファイナルとなる11月8日・9日の東京ドーム公演をもってグループから卒業することを自身の公式ブログにて発表。同年11月8日、卒業写真集『大切なもの』(集英社)を発売した。

サイリウムカラーはイエロー×バイオレット。
趣味は乗馬、アニメ、馬グッズの収集。
馬にちなんだ「がんばりき」がキャッチフレーズ。

<櫻坂46 2nd TOUR 2022“As you know?”TOUR FINAL>
日時:2022年11月9日
会場:東京ドーム

SETLIST

01. 条件反射で泣けて来る
02. BAN
03. Dead end
04. 断絶
05. 流れ弾
06. タイムマシーンでYeah!
07. One-way stairs
08. ずっと 春だったらなあ
09. 制服の人魚
10. 五月雨よ
11. なぜ 恋をして来なかったんだろう?
12. Nobody’s fault
13. I’m in
14. Buddies
15. 車間距離
16. 恋が絶滅する日
17. 摩擦係数

En1. 不協和音
En2. 砂塵

W-En. その日まで

セットリストプレイリスト:https://sakurazaka46.lnk.to/20221108-09

 

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