歴史と現在が交差した夜――BE:FIRST、平安神宮での記念碑的ステージ

2026年3月20日、古都・平安神宮の拝殿に、現代のポップカルチャーが静かに、そして力強く重なった。鎮座百三十年という節目に行われた奉納公演『平安神宮御鎮座百三十年記念 BE:FIRST 奉納 Special Live』は、ライブの枠を超え、音楽と祈り、歴史と現在を接続する記念碑的な一夜となった。

登場したのは、6人組ダンス&ボーカルグループBE:FIRST。朱色に染まる拝殿を背にしたステージは、通常のライブ演出とは異なる厳かな空気をまといながらも、彼らの持つストリートの躍動感と見事に共鳴していた。

歴史と“新章”が交差する幕開け

ライブの幕開けを飾ったのは「New Chapter」。もともとBMSG所属アーティストが集結したプロジェクトで披露された楽曲だが、この日はBE:FIRST単独でのパフォーマンス。タイトル通り“新章”の始まりを告げるこの楽曲が、130年の歴史を持つ神社で響いたこと自体が象徴的だ。過去から未来へと続く時間軸に、彼ら自身の物語を重ねるようなオープニングとなった。

続く「BF is…」「GRIT」では、自己定義と覚悟を提示。特に「GRIT」の持つ粘り強さや闘志といったテーマは、伝統の場においてなお進化を止めない意思表明として強く響く。

内面とポップネスの対比

中盤では「Secret Garden」や「Brave Generation」が披露される。「Secret Garden」は繊細で内省的な側面を描き出し、観客を静かな没入へと導く一方、「Brave Generation」では一転して世代のエネルギーを外へ解き放つ。静と動、内と外のコントラストが、空間の神聖さと相まってより鮮明に浮かび上がった。

「Boom Boom Back」「Mainstream」では、BE:FIRSTのポップアイコンとしての側面が全開に。とりわけ「Mainstream」は“主流を塗り替える”というメッセージ性を持ち、この歴史的な場所でのパフォーマンスが、その言葉に現実味を与えていたのが印象的だ。

“和”とHIP HOPの融合が生む特別な瞬間

この公演のハイライトのひとつが「Masterplan」だ。和の要素とHIP HOPが融合した本楽曲は、平安神宮というロケーションと奇跡的な親和性を見せた。伝統文化の象徴的な空間に、現代のビートとフロウが重なることで、新しい“日本の音楽美”が立ち上がる瞬間だった。

さらに「Don’t Wake Me Up」「Sailing」といった楽曲では、夢や旅路といったテーマが描かれ、観る者の感情を緩やかに揺さぶる。特に「Sailing」は未来へ進む意志を感じさせ、この奉納ライブ全体のストーリーラインとも重なっていた。

軌跡の確認と深化

後半では「Great Mistakes」「Blissful」「Bye-Good-Bye」が続き、グループの歩んできた軌跡と、その中で得た幸福や葛藤が丁寧に描かれる。「Bye-Good-Bye」はTHE FIRST TAKEでのアレンジを踏襲し、よりエモーショナルな響きに。シンプルな構成だからこそ、歌そのものの力が際立った。

「夢中」ではタイトル通りの没入感を提示し、「I Want You Back」では軽やかさとグルーヴで空気を一変させる。緩急の巧みなコントロールが、ライブ全体に豊かな表情を与えていた。

“今”を刻みつけるラスト

ラストを飾ったのは最新曲「BE:FIRST ALL DAY」。彼らの真骨頂とも言えるHIP HOPナンバーであり、“今この瞬間のBE:FIRST”を最も濃縮した楽曲だ。歴史ある神社で放たれる最先端のサウンドは、過去と現在、そして未来が同時に存在するような不思議な感覚を生み出していた。

平安神宮という祈りの場において、BE:FIRSTが自身の音楽を捧げたこと。ポップカルチャーが文化として成熟し、伝統と対話できる段階に到達したことを示している。歴史に敬意を払いながらも、決して過去に留まらない。その姿勢こそが、この一夜を“記念碑的”たらしめた最大の理由だろう。さらに本公演の模様がZAIKOにて配信されることが決定した。

撮影:河上良

【SETLIST】

平安神宮御鎮座百三十年記念
BE:FIRST 奉納 Special Live

New Chapter
BF is…
GRIT
Secret Garden
Brave Generation
Boom Boom Back
Mainstream
Masterplan
Don’t Wake Me Up
Sailing
Great Mistakes
Blissful
Bye-Good-Bye – From THE FIRST TAKE
夢中
I Want You Back
BE:FIRST ALL DA

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4月18日 (土) 19:00より
ZAIKOにて配信開始!!
配信チケット発売中

■疑似ライブ配信:4月18日 (土) 19:00 ~
■アーカイブ配信:準備が整い次第 ~ 4月27日 (月) 23:59
■チケット販売期間:3月20日 (金) ~ 4月27日 (月) 22:00まで
■チケット料金:4,800円(税込)

詳細:https://www.motherbase.co.jp/heian5/

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BE:FIRSTは3月16日に最新曲「BE:FIRST ALL DAY」を先行配信。
2021年11月のデビュー以来、常に高みを目指して走り続けてきたBE:FIRST。
本作「BE:FIRST ALL DAY」は「BE:FIRST 5th Anniversary Project」の幕開けを飾る第1弾シングルであり、これまでの研鑽を経て勝ち取った栄光を胸に「生涯BE:FIRSTであること」を高らかに宣言する、まさに彼らの真骨頂とも言えるHIP HOPナンバーだ。
制作はロサンゼルスでのコライトキャンプにて実施。グラミー賞ノミネート経験を持ち「Secret Garden」以来2度目の参加となるDavid Arkwrightを筆頭に、「Boom Boom Back」を手がけたWill Jay、そしてプロデューサーのGrant Boutinを迎えた、世界基準の布陣による意欲作に仕上がっている。

圧巻のスケールで話題沸騰中のMusic Videoや、メンバーのSOTAとRhyme(RHT.)によるコレオグラフを全編楽しむことができるDance Performance、Dance Practiceと様々なコンテンツが公開中。ぜひ見逃さずにチェックしていただきたい。

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BE:FIRST ‘BE:FIRST ALL DAY’
Written by SKY-HI, David Arkwright, Grant Boutin, Will Jay
Produced by SKY-HI, Grant Boutin
Choreographer:SOTA(BE:FIRST), Rhyme(RHT.)

Music Video:https://youtu.be/6gUu7J9w65I
Dance Performance:https://youtu.be/GPEdKf8Sf5M
Dance Practice:https://youtu.be/KflbYAzyxC8
Behind The Scenes:https://youtu.be/xsv4XttraTU
Streaming & Download:https://BEFIRST.lnk.to/BEFIRSTALLDAY
ご予約はこちらから:https://befirst.lnk.to/BF_ALLDAY