八木勇征、オペラ初挑戦!―《平家物語 −平清盛−》

FANTASTICSのメンバーであり、俳優としても活躍する八木勇征が、2025年10月4日から上演される新作オペラ《平家物語 −平清盛−》(埼玉・ソニックシティ大ホール)に出演。今回がオペラ初挑戦となる。

3日に行われた囲み取材では、初舞台を前にした意気込みや、稽古を重ねた舞台に対する自信を語った。

オペラへの挑戦:「本当に感動的な体験」

八木が演じるのは、語り部的役割を持つ「琵琶法師」と、迫力あるアクションを担う「武神」の二役。

琵琶法師は歌唱こそないものの、物語の展開を支えるストーリーテラー的存在。一方、武神は殺陣シーンが多く、身体を使った表現が求められる。

オペラ初参加について八木は、「オペラ歌手の方々の声量、マイクなしでホールに響き渡る声に圧倒された」「オーケストラと指揮のエネルギーに包まれて、本当に感動的だった」と振り返る。

見どころは殺陣と“語り”

見どころについては「世界初演で、誰も見たことがない舞台。観客が世界で初めて目撃する特別な瞬間」と語り、物語の導入や展開の要所で登場する琵琶法師として、「物語に高揚感を与える存在でいたい」と意気込んだ。

武神役についても、「殺陣指導の先生と何度も稽古を重ねてきたので、ぜひ観てほしい」と自信を覗かせる。

八木勇征、表現者としての新たな一歩

FANTASTICSのボーカルとして活動してきた八木が、今回初めて挑んだ“歌わないオペラ”。語り部としての表現力、殺陣を駆使した身体性、そして一流の音楽家たちと同じ舞台に立つ姿は、単なるジャンルの垣根を超えた「新しい表現者」の誕生を感じさせる。

今後、八木が舞台表現の中でどのように進化していくのか、大きな注目が集まる。

■ソニックシティオリジナル制作
世界初演、新作オペラ「平家物語-平清盛-」
全二幕・日本語上演

日程:2025年10月4日(土)/ 5日(日) 14時開演
会場:大宮ソニックシティ大ホール

作曲:酒井健治
脚本:田渕久美子
演出:田尾下哲
指揮:下野竜也

CAST

平清盛:池内響
平徳子:川越未晴
平時子:池田香織
平重衡:工藤和真
前子:林 眞暎
源義経/牛若丸:村松稔之
源義朝:小堀勇介
源頼朝:高橋宏典
高倉帝:新堂由暁
後白河:木村善明
琵琶法師:八木勇征
管弦楽:読売日本交響楽団
合唱(大人):日本オペラ協会合唱団/(子供):杉並児童合唱団

大宮公演公式サイト:https://www.sonic-city.or.jp/heikemonogatari.html

主催:(公財)埼玉県産業文化センター 協賛:(株)しまむら (公社)さいたま観光国際協会 協力:ガーデングループ (株)武蔵野銀行
衣裳協力:秩父市 木村和恵(花織り人・銘仙語り部)