11月12日(火)、舞台「丸裸刑事」開幕を前に、囲み会見とゲネプロが行われた。舞台「丸裸刑事」は、劇団EXILEの小澤雄太と八木将康がタッグを組み、これまでの経験や二人の個性を活かし、お芝居を軸に舞台から映像まで企画・プロデュースと色々なエンタテインメントに幅広く挑戦していくプロジェクト“OZAYASU” 企画の第2弾。
舞台「丸裸刑事」は、 小澤雄太演じる強い正義感を持ち、仁義を大切にする刑事 西川丈太郎、通称ジョーと八木将康演じる冷静沈着頭脳明晰な刑事 東山力、通称リッキーがバディを組み、凸凹コンビとして大捜査を繰り広げる物語となっている。脚本は中路貴之、演出は第1回公演に引き続き、SNS総フォロワー300万超えの縦型ショートドラマを作り続けているクリエイター集団「ごっこ倶楽部」の俳優・監督である⽯橋寛仁が担当。
2022年の第1回公演以来、約2年半ぶりにパワーアップして帰ってきたという本作は、国際犯罪の捜査に奮闘していたが⼤失態をおかしてしまったジョー(小澤)とバディを組んでいるリッキー(八木)がともにその責任を取らされてしまうところから物語はスタート。落胆している2⼈に、特殊詐欺に関わっている被疑者を追えと指令が下る。しこりが残る中ジョーとリッキーは沖縄へと向かうが、張り込みに⽤意された部屋はとんでもないボロアパートだった。⾺が合わない⼆⼈の共同⽣活は、次第に張り込みどころでは無くなっていき、事件は2⼈の想像を超える犯罪へと発展してしまうという物語だ。
本公演では、客演ゲストとして、特殊詐欺に手を染めてしまった若者 御手洗隼人役を谷沢龍馬(ごっこ倶楽部)、早坂架威(ごっこ倶楽部)がWキャストで務める。さらに、アパートに住みつく幽霊役を東ブクロ(さらば青春の光)、新田恵海、SWAY(劇団EXILE/DOBERMAN INFINITY)、世界(EXILE/FANTASTICS)、瀬口黎弥(FANTASTICS)、野本ほたる、田中尚輝、青柳尊哉が日替わりで演じる。どの公演も一度限りの特別な体験となること間違いなし。“OZAYASU“とともに日替わりで豪華ゲストが物語に新たな息吹を吹き込む、唯一無二のマルチエンターテインメントに注目である。
12日に行われた公開ゲネプロには、小澤雄太と八木将康、谷沢龍馬、東ブクロが集結。コミカルさと緊迫感、ユーモアとサスペンスが交差する緩急の激しい舞台で展開されるストーリーが魅力の本作。ゲネプロでは、東ブクロ演じる幽霊・酒井が刑事バディに協力するかと思いきや、自由奔放な演技で思いがけない展開に盛り上げた。2つの部屋というシチュエーションと手作り感のあるセットで描かれるスケールの大きな物語のラストには刑事バディ2人が叫び、走り、汗を流しながら、熱いエネルギーで観るものを魅了していた。
ゲネプロ後に行われた囲み取材には、小澤雄太と八木将康、谷沢龍馬、東ブクロに加え、演出の⽯橋寛仁、Wキャストの早坂架威も登壇。
八木は「第2弾ということで適度なプレッシャーを自分に与えながら今日の初日を迎えた。」と心境を述べ、小澤は「また『丸裸刑事』をできると言う嬉しさと、パワーアップしなきゃいけないというプレッシャーがあった。豪華なゲストも迎え、もうやるだけだなという感じなので、稽古でやってきた芯の部分、軸の部分を忘れずにお客さんを巻き込んで、お祭りみたいなエンターテイメントにしたい。」と意気込みを語った。
特殊詐欺に手を染めてしまった若者 御手洗を演じた谷沢は、「久しぶりの舞台で稽古はめちゃくちゃ楽しかった。ぜひお客さんにも楽しんで欲しい。」と意欲を示し、明日以降同役でWキャストを務める早坂は「僕も舞台本番を迎えるのは6年ぶりで、舞台ならではの声や体の使い方に苦戦した。始まってからはあっという間だと思うので、楽しんでやれたらいいなと思う。」と“OZAYASU”カンパニーでの稽古の様子を振り返った。
また、今回のゲネプロと初日公演のゲストとして登場する東ブクロは、「僕は今日やり逃げするだけ(笑)3時間だけの稽古で挑んでる分、(演出の)石橋さんに何も考えずにやってくれと言われた。」と笑いを誘った。
演出を務めた石橋は、クライマックスでミサイルとして登場する予想外の出番について語りつつ、「前回は取調室というワンシチュエーションだったが、今回はところ狭しとステージを暴れる姿が見られる。みなさんとともに最後まで無事に終えたい。」とコメントした。
今回、新たな取り組みとして、観客が捜査に協力するという名目の撮影タイム『TikTok大作戦』も実施。刑事バディと一緒に舞台上の臨場感を存分に味わい、動画として残すことできるこの場面では、観客も舞台の一員として参加できるスリリングなステージになっている。八木は『TikTok大作戦』について、「自由に撮ってもらって、編集とかもしてくれたら嬉しい。いろんな角度からの『丸裸刑事』を皆さんがSNSで流してくれれば一緒に盛り上がるんじゃないかな。」と思いを語った。小澤は「舞台というのはアンダーグラウンドな世界。見る人が限られるからこそ、舞台の良さを皆さんにも広めてほしいなと思う。『丸裸刑事』を見終わった後も余韻として楽しんだり、ファン同士でも撮った素材を共有して貰ったりしたら、さらに面白いコンテンツとして未知数に広がるんじゃないかな。」と期待を寄せた。
最後にこれから来場するお客さんに向けてメッセージを求められると小澤が、「前回は素舞台でしたが、今回は張り込みをテーマに舞台のセットも作って豪華になったので、何度も足を運んでいただくことでいろんな発見ができると思います。”丸裸”ということでネタバレも関係なくみんなで楽しんでいけるような作品に仕上がりました。バディが戻ってきた感を見せながら、キャストのみなさんと17日まで駆け抜けるので、百聞は一見にしかずということで、ぜひ見にきていただけたら嬉しいです。」と囲み取材を締め括った。
全10公演、毎回異なるキャストが織りなす特別なステージは、その場の緊張感とともにキャストの個性が際立ち、舞台ならではの醍醐味を感じられるだろう。ぜひお気に入りの組み合わせを見つけ、公演ごとに違う感動に出会ってほしい。舞台「丸裸刑事」は、11⽉12⽇(⽕)〜11⽉17⽇(⽇)恵比寿・エコー劇場にて公演。全公演実施予定のアフタートークも見逃せない。
公演概要
公演名:舞台『丸裸刑事』
会期︓2024年11⽉12⽇(⽕)〜11⽉17⽇(⽇)
会場︓恵⽐寿・エコー劇場 (〒150-0011 東京都渋⾕区東3丁⽬18-3)
⼊場料︓Sシート(グッズ付き)︓¥11,000(税込)、⼀般席︓¥8,800(税込)
脚本︓中路貴之
演出︓⽯橋寛仁 (ごっこ倶楽部)
主催︓(株)LDH JAPAN・(株)2nd place
制作︓DisGOONie
舞台監督︓新井和幸、⽊原歩
照明︓萩原賢⼀郎
⾳響︓坂⽖亮介
出演:小澤雄太(劇団EXILE)、八木将康(劇団EXILE)
客演ゲスト:谷沢龍馬(ごっこ俱楽部)、早坂架威(ごっこ俱楽部)
日替わりゲスト:東ブクロ(さらば青春の光)、新田恵海、SWAY(劇団EXILE/DOBERMAN INFINITY)、世界(EXILE/FANTASTICS)、瀬口黎弥(FANTASTICS)、野本ほたる、田中尚輝、青柳尊哉
※出演日順
【舞台公式サイト】 http://r.tribe-m.jp/ozayasu_official/
<公演スケジュール>
●11月12日(火)19:00:<客演ゲスト>谷沢龍馬/<日替わりゲスト>東ブクロ
●11月13日(水)14:00:<客演ゲスト>谷沢龍馬/<日替わりゲスト>新田恵美
19:00:<客演ゲスト>早坂架威/<日替わりゲスト>新田恵美
●11月14日(木)14:00:<客演ゲスト>早坂架威/<日替わりゲスト>SWAY
19:00:<客演ゲスト>谷沢龍馬/<日替わりゲスト>SWAY
●11月15日(金)14:00:<客演ゲスト>谷沢龍馬/<日替わりゲスト>瀬口黎弥
19:00:<客演ゲスト>早坂架威/<日替わりゲスト>世界
●11月16日(土)13:00:<客演ゲスト>早坂架威/<日替わりゲスト>野本ほたる
19:00:<客演ゲスト>谷沢龍馬/<日替わりゲスト>田中尚輝
●11月17日(日)13:00:<客演ゲスト>早坂架威/<日替わりゲスト>青柳尊哉
※全公演後アフタートーク実施
■小澤雄太
1985年10月8日生まれ、東京都出身。「ろくでなしBLUES」「花咲くあした」といったドラマに出演し、2017年放送のドラマ「ウルトラマンジード」では伊賀栗レイト役を務めた。2021年にはPARCO PRODUCE 2021「ピサロ」(作:ピーター・シェーファー)、2022年「ショウ・マスト・ゴー・オン」(作・演出 三谷幸喜)2023年「バラシファイト」主演映画に出演。朗読劇「刻め!秒針よりも速く!!」11月25日~12月1日@シアターアルファ東京、舞台「新宿羅生門 薩長エージェンシー編」1月18日~1月26日 @スペースゼロへの出演も控えている。
■八木将康
1987年8月28日生まれ。北海道出身。主な作品にドラマ「全力で、愛していいかな?」「ドラフトキング」、映画「KATACHI」、「HiGH&LOW」シリーズのほか、舞台「THE 面接」「DARKNESS HEELS〜THE LIVE〜2022」「バンク・バン・レッスン」「素敵なカミングアウト」などTV・映画・舞台と幅広く出演。
2月7日公開の映画「サラリーマン金太郎【魁】編」への出演も決定している。