東京・汐留にそびえる「コンラッド東京」。ヒルトンのラグジュアリーブランドのひとつとして、洗練されたホスピタリティと上質な空間を提供するホテルです。

都営大江戸線・ゆりかもめ線の汐留駅から徒歩約1分、銀座からも徒歩圏内という便利なロケーションも魅力。東京湾や浜離宮恩賜庭園を望む高層階からの眺望は、都会にいながら日常を忘れさせてくれる特別なひとときを演出します。
東京汐留ビルディングの1階からホテルへと足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが、コンラッド東京を象徴する印象的な赤のアート作品。エントランスからすでに、一般的なホテルとはひと味違う、アートとデザインが融合した世界観へと誘われます。

直通エレベーターで28階へ。フロントロビーに到着すると、そこには高い天井と開放感のある広々とした空間が広がります。館内には日本の現代アートが随所に配され、スタイリッシュでありながら、日本らしい美意識も感じられる空間です。
そして今回訪れたのは、同じく28階に位置する日本料理「風花(かざはな)」。
東京湾と浜離宮恩賜庭園を一望できる絶好のロケーションにあり、四季折々の旬の食材を生かした本格的な日本料理を楽しめるレストランです。
東京の絶景を借景に楽しむ、日本料理「風花」

店内へ足を踏み入れると、窓の向こうに広がる浜離宮恩賜庭園のパノラマビューが目に入ります。
昼は庭園の緑や季節ごとの彩りを、夕暮れから夜にかけては東京湾やレインボーブリッジを望むことができ、時間帯によって異なる表情を楽しめるのも「風花」ならでは。

インテリアは、墨絵をモチーフに「蔵」をモダンに表現したデザイン。和の趣を感じさせながらも、現代的で洗練された雰囲気に仕上げられています。
料理だけでなく、器、空間、サービス、そして窓外に広がる景色まで。その一つひとつが調和することで、「風花」ならではの食体験が生まれています。
レストランは、会席、鮨、鉄板焼、個室と、それぞれ趣の異なるエリアで構成されています。会席では、伝統的な和食の技法を大切にしながら、季節ごとの旬の食材を取り入れた料理を提供。素材そのものの持ち味を生かした、滋味豊かな料理を堪能できます。
一方、鮨カウンターでは新鮮な魚介を用いた江戸前鮨を。鉄板焼では、国産黒毛和牛を中心に、旬の魚介や野菜を組み合わせたコース料理が用意されています。
特別な席にふさわしい、3つの完全個室

個室
「風花」には、接待や会食、ご結納、お顔合わせなど、特別なシーンにも適した3つの完全個室があります。
浜離宮恩賜庭園を望む掘りごたつ式の個室をはじめ、ガラスで仕切られた開放感のあるテーブル個室、さらに少人数のご利用に最適な個室まで、それぞれ異なる趣を楽しめます。
周囲を気にせずゆっくりと食事を楽しめるため、大切な人を招いての会食にもぴったり。高層階ならではの眺望と落ち着いた空間が、特別な時間をより印象深いものにしてくれます。
四季を映す景色と、旬を味わう会席

「風花」の魅力は、料理だけにとどまりません。
窓の外に広がる浜離宮恩賜庭園は、夏には鮮やかな緑、秋には紅葉と、季節によってさまざまな表情を見せてくれます。そして夜になると、東京湾のきらめきやレインボーブリッジの夜景が広がり、昼間とはまた違った華やかな雰囲気に。
日本料理が大切にしてきた「季節感」を、料理、器、空間、そして眺望を通して五感で楽しめるのが、「風花」で過ごす時間の醍醐味といえるでしょう。
高層階からの夜景を眺めながら、旬の食材がどのような一皿へと仕立てられているのか。会席8品のコースである「季翔」を体験しました。

■季翔
KISHO
・先附
APPETIZER
焼き茄子 焼き無花果 胡麻クリーム掛け 蒸し鶏 オクラ 長芋 花穂 散らし金魚草
Grilled eggplant and fig with sesame sauce, steamed chicken, okra and yam

香ばしく焼き上げた茄子と無花果に、蒸し鶏、オクラ、長芋を合わせ、仕上げに胡麻クリームを掛けた一品です。彩り豊かな食材の上には花穂や金魚草があしらわれ、黄色い小花が可憐なアクセントに。
口に運ぶと、まず感じるのは胡麻の香ばしい風味。まろやかな胡麻クリームが焼き茄子や無花果の味わいを包み込み、奥行きのある味わいに仕上がっています。
オクラや長芋はシャキッとした食感を残しており、なめらかな胡麻クリームとのコントラストも印象的。蒸し鶏のやさしい味わいも加わり、ひと口ごとに異なる食感と風味を楽しめます。
可憐な黄色い花をはじめ、食材の色合いまで計算された美しい一皿。目で楽しみ、香ばしい胡麻の風味を味わい、シャキッとした食感を楽しむ――。これから始まる会席への期待を高めてくれる先附です。
・御椀
SOUP
牡丹鱧 冬瓜 茗荷 鴨活葱 隠元 黄パプリカ 口、梅肉
Pike conger, winter melon, myoga, scallions, beans, yellow bell pepper and plum

会席料理の中でも特に料理人の技が感じられる「御椀」。主役は、ふんわりと花が開いたような姿が美しい「牡丹鱧」です。鱧に細かく丁寧な包丁を入れてから茹でることで、身がふわっと牡丹の花のように開くことから、こう呼ばれています。
ひと口いただくと、鱧の身は驚くほどふっくら。繊細な骨切りによって、鱧本来の上品な味わいとやわらかな食感を存分に楽しめます。
合わせるのは、冬瓜、茗荷、鴨活葱、隠元、黄パプリカ。彩りも美しく、椀の中に季節の景色が表現されています。椀の口元には梅肉が添えられており、ほんのりとした酸味と赤い色合いが味わいと見た目のアクセントに。
野菜の仕立てにも、細やかなこだわりが感じられます。野菜は「一文字締め」と呼ばれる、縦ではなく横に締める仕立てに。細部にまで美しさを追求する、日本料理ならではの仕事です。
印象的だったのが、椀の中に広がるやさしい味わい。塩味をベースにした出汁は、ほっと心がほどけるような穏やかなおいしさです。
・造り
SASHIMI
本日のおすすめ三種盛り 芽物 山葵 ライム 土佐醤油
Three kinds of sashimi with traditional garnishes

会席の楽しみのひとつ、「造り」は本日のおすすめ三種盛り。この日は、アイルランド産の鮪、鹿児島県産のヒラマサ、長崎県産のアオリイカの三種が登場しました。産地や内容はその時々の仕入れによって変わり、その日に最も状態の良い魚を味わえます。
アオリイカは舌にのせると、ねっとりとした独特の食感が心地よく、噛むほどに甘みがじんわりと広がります。濃厚な旨みを感じられる、印象に残る一切れ。

アイルランド産の鮪は、きめ細やかな身質と濃厚な旨みが印象的で、ひと口でその質の高さを感じました。「風花」では、鮨のコーナーでボストン産の鮪を使用することも多いようですが、その時々の仕入れ状況や魚の状態に応じて産地を使い分けています。産地ありきではなく、料理にふさわしい品質を見極めて選ぶ姿勢がうかがえます。
刺身の味わいをさらに引き立ててくれるのが、自家製の土佐醤油。鰹だしと昆布だしを効かせた醤油は、一般的な醤油よりも角が取れたような丸みのある味わい。木製の「木桶(きおけ)」で仕込むことで、豊かな風味に仕上げられています。
・焼物
GRILLED
かます味噌甚太焼き
Grilled Barracuda with miso and edamame paste

左上:かますの味噌甚太焼き、右上:厚焼き玉子
左下:南瓜のお麩、右下:蓮根の酢漬けと蛸
焼物は、香ばしく焼き上げた「かます味噌甚太焼き」。一皿に、かますの味噌甚太焼きを中心に、厚焼き玉子、蓮根の酢漬けと蛸、南瓜のお麩が美しく盛り付けられています。
主役のかますに使われているのは、京都の「白こしみそ」。こして滑らかにした味噌を使うことで、口当たりがなめらかに仕上がっています。味噌のコクと香ばしく焼かれたかますの風味がよく合い、噛むほどに旨みが広がる味わい。さらに、味噌の上には枝豆をすりつぶした「ずんだ」を合わせています。なめらかな味噌に、ずんだの食感と風味が加わることで、ひと味違ったアクセントに。香ばしさとまろやかな味噌の味わいが楽しめる、印象的な一品です。

かますの味噌甚太焼き
脇を彩る料理も、それぞれ個性豊か。右上の厚焼き玉子は、やさしい味わいで箸休めにもぴったり。右下には蓮根の酢漬けと蛸。蓮根はシャキシャキとした心地よい歯ごたえがあり、ほどよい酸味が口の中をさっぱりと整えてくれます。蛸はしっとりと柔らかく、蓮根との食感のコントラストも楽しめます。
そして左下には、可愛らしい南瓜のお麩。南瓜の風味を感じるお麩は、ねっとりとした食感で、ほんのり甘みがあります。その上に小豆を添えることで、甘みと風味のアクセントをプラス。
なかでも印象に残ったのは、白こしみそとずんだを合わせたかます。味噌のなめらかなコク、焼きの香ばしさ、ずんだの青い風味が重なり、今回の会席の中でも特に記憶に残る一品でした。
・蓋物
SIMMERD DISH
揚げ鯖 黄ズッキーニ アスパラ 琥珀餡掛け 万願寺唐辛子 生胡椒
Deep-fried mackerel, yellow zucchini, asparagus with amber sauce

続いては、揚げ鯖に黄ズッキーニとアスパラを合わせ、琥珀餡をたっぷりと掛けた「蓋物」。仕上げには万願寺唐辛子と生胡椒が添えられ、彩りも美しい一皿です。
上から掛けられた琥珀餡は、出汁に薄口醤油を合わせた、深みのある味わい。ひと口いただくと、出汁の旨みを感じながら、醤油の風味がふわりと広がります。揚げ鯖の香ばしさとも相性がよく、魚の旨みを引き立てる上品な味わいです。
この餡の大きな特徴が、一般的な片栗粉ではなく、タピオカ粉を使っていること。タピオカ粉を使うことで、餡には透明感と滑らかな伸びが生まれ、出汁や醤油の風味を邪魔せず素材を引き立てています。
一見するとシンプルな餡掛け料理ですが、餡にタピオカ粉を用いるというひと工夫が、この料理の際立つ個性になっています。
合わせる黄ズッキーニとアスパラは、油通しをすることでシャキッとした食感を残しています。火を入れながらも野菜の歯ごたえを楽しめ、揚げ鯖のふっくらとした身との食感の違いも楽しいところ。油通しによって野菜の色も鮮やかに仕上がり、琥珀色の餡とのコントラストも美しく映えています。
さらに万願寺唐辛子と生胡椒がアクセントに。生胡椒の爽やかな刺激が、出汁の効いた餡と揚げ鯖の味わいを引き締めてくれます。
出汁の旨みを生かした琥珀餡、シャキッとした野菜、香ばしい揚げ鯖。伝統的な和食の味わいをベースにしながら、タピオカ粉という意外な素材を取り入れた、料理人の工夫が光る一皿でした。
・強肴
和牛炭火焼き 大徳寺納豆餡 加賀太胡瓜 丸十 蓮根 揚げ九条葱
Charcoal-grilled Japanese wagyu beef with Daitokuji-miso sauce

会席料理の中でも、ひときわ存在感を放つ「強肴」は、和牛の炭火焼き。この日の黒毛和牛は熊本県産で、仕入れの時期によって産地を変えているそうです。
美しく焼き上げられた和牛は、表面に香ばしい焼き色をまといながら、断面にはほんのりとした赤みが残る絶妙な火入れ。ひと口頬張ると、肉の旨みがじゅわっと広がり、炭火焼きならではの香ばしい風味も楽しめます。
添えられた大徳寺納豆餡も、この料理の印象を深めるポイント。黒々としたソースなので、一見すると大徳寺納豆の個性的な風味を想像しますが、実際に味わってみると納豆特有の風味は控えめ。京都の甘味噌をベースに、赤ワインを加えているそうで、甘味噌のコクに赤ワインの豊かな香りが重なった、深みのある味わいに仕上がっています。
和牛には塩・胡椒も施されており、肉そのものの旨みもしっかりと感じられます。濃厚なソースを合わせても重たくなりすぎず、肉の味わいを引き立てるバランスが絶妙です。
和牛の周囲には、加賀太胡瓜、丸十(さつまいも)、蓮根などが彩りよく添えられ、さらに肉の上には揚げた九条葱が。パリッとした九条葱の香ばしさと食感が、柔らかな和牛に心地よいアクセントを加えています。

野菜もそれぞれ食感がしっかりと残されており、肉とのコントラストが楽しいところ。丸十はほっくりとした甘味があり、蓮根はシャキッとした歯ごたえが印象的です。
さらに、大徳寺納豆餡の上には小さな紫色の花があしらわれ、黒いソースに鮮やかな彩りを添えています。肉、野菜、ソース、花まで色彩のバランスが美しく、ひと皿そのものが絵画のよう。
炭火で香ばしく焼き上げた熊本県産の黒毛和牛に、甘味噌と赤ワインの奥行きを加えた大徳寺納豆餡。そして九条葱や野菜の食感を重ねることで、味わいだけでなく食感まで楽しめる、満足感の高い強肴です。
・食事
鰻と新生姜釜炊き御飯
Steamed Japanese rice with eel and ginger

会席の締めくくりを飾る「食事」は、鰻と新生姜の釜炊き御飯。
この日の鰻は浜松産。白焼きにした鰻を細かくほぐし、新生姜や茗荷とともに炊き上げています。釜の蓋を開けると、鰻の香ばしい風味と生姜の爽やかな香りがふわり。食欲をそそる、なんとも贅沢な釜炊き御飯です。

炊き上がったタイミングで山椒を上から振りかけているため、ひと口いただくと、鰻の旨みに続いて山椒の爽やかな香りが鼻からふっと抜けていきます。新生姜や茗荷の清涼感も加わり、鰻を使った御飯ながら、後味は軽やか。
まずは何も加えず、そのままいただくのがおすすめ。鰻の旨みと、炊きたての御飯、新生姜や茗荷、山椒の香りをじっくり楽しみます。
そして次は、添えられた鰻のタレを加えて。タレをかけることで甘辛いコクが加わり、先ほどとはまったく違った味わいに変化します。鰻の旨みがさらに引き立ち、箸がどんどん進むおいしさ。「そのまま」と「タレを加えて」の2段階で楽しめる趣向が面白い一品です。
釜炊き御飯はお替わりも可能。最後までしっかり味わえるのもうれしいポイントです。
炊きたての御飯から立ち上る鰻の香り、鼻に抜ける山椒、新生姜と茗荷の爽やかさ、そして最後に加える鰻のタレ。一杯の釜炊き御飯の中で味の変化を楽しめる、会席の締めくくりにふさわしい印象的な「食事」でした。
・甘味
Dessert of the day

左から:自家製冷製ぜんざい、御欠(おかき)、季節のフルーツ、煎茶
会席の最後を彩る「甘味」は、涼やかな冷製ぜんざい。
ひんやりとしたぜんざいの中には、手作りのわらび餅と、沖縄県で生まれた希少な国産パイナップル「ピーチパイン」が入っています。
ぜんざいは、小豆から自家製。ふっくらと炊き上げた小豆のやさしい甘みを楽しめます。さらに、わらび餅も一から練って仕上げた自家製というこだわり。つるんとなめらかなわらび餅と、小豆のほっくりとした食感が心地よい組み合わせです。そこに加わるのが、沖縄生まれの「ピーチパイン」。甘くジューシーな果実の爽やかな酸味が、ぜんざいの甘みに軽やかな変化を添えてくれます。冷製にすることで、食後にもすっといただける涼やかな味わいに。

自家製冷製ぜんざい
静岡県産のメロン、山梨県産のピオーネ、シャインマスカットと、旬のフルーツも華やかに登場。みずみずしい果実をひと口ずつ味わうと、会席料理の余韻を爽やかに締めくくってくれます。
最後には「御欠(おかき)」も添えられ、甘味の合間にいただく塩気がちょうどよいアクセントに。
甘味とともに提供されるのが煎茶。香り高い煎茶を合わせることで、甘い余韻をすっきりと整えてくれます。
小豆、わらび餅、フルーツと、素材の一つひとつに手間をかけた「風花」の甘味。冷製ぜんざいのやさしい甘さに、季節の果実のみずみずしさ、そして最後の煎茶まで。日本料理らしい繊細な余韻を楽しみながら、ディナー会席を締めくくることができました。
●28階からの夜景を借景に、ソムリエと楽しむ珠玉のペアリング:

28階から撮影した夜景
「風花」でのディナーをより印象的なものにしてくれるのが、料理とともに楽しみたい豊富なドリンクセレクションです。
28階の高層階に位置する店内は、天井が高く開放感たっぷり。大きな窓の向こうには、夜になると美しい夜景が広がります。きらめく東京の夜景を眺めながらグラスを傾ければ、それだけで特別なディナータイムに。
ワインやシャンパーニュ、日本酒をはじめ、焼酎やウイスキーなど幅広いラインナップを用意。さらに、ノンアルコールの梅ドリンクやフルーツビネガー、和紅茶など、お酒を飲まない方も楽しめる選択肢が充実しているのもうれしいポイントです。
なかでも魅力的なのが、コンラッド東京ならではの専門のソムリエチームによるサービス。ワインをただ選ぶだけではなく、料理やその日の気分、好みなどをソムリエに相談しながら、じっくりと一本を選ぶことができます。
「今日は魚料理が中心なので軽やかな白を」「少し個性的なワインを試してみたい」など、好みを伝えれば、料理とのペアリングも考慮しながら提案してくれるので、ワインに詳しくない人でも安心。ソムリエとの会話を楽しみながら、自分にぴったりの一杯を探せるのも、ホテルダイニングならではの醍醐味です。
今回の会席では、華やかなロゼ・シャンパーニュから、熟成感のある白ワイン、個性豊かなノンアルコールドリンク、そして食後の和紅茶まで、それぞれの料理に合わせてさまざまな一杯を楽しみました。
料理だけでなく、「どの一杯を合わせるか」という時間そのものまで食事の楽しみにしてくれるのが「風花」のドリンクセレクション。
東京の夜景を借景に、季節の会席料理とお気に入りの一杯をゆっくりと。
美しい景色、料理、そしてドリンク、さらにソムリエとの会話までが一体となり、28階ならではの優雅なディナータイムを演出してくれます。
・ゴッセ グラン・ロゼ・ブリュット(Gosset Grand Rosé Brut)

会席料理とともに楽しんだのは、フランスの名門シャンパーニュ・メゾン、ゴッセの「グラン・ロゼ・ブリュット(Gosset Grand Rosé Brut)」。
淡いピンク色が美しいロゼ・シャンパーニュですが、いわゆる甘口のロゼをイメージすると、その味わいは少し意外かもしれません。赤い果実を思わせる華やかな果実味がありながら、キリッとした酸と心地よいミネラル感があり、全体としてエレガントで引き締まった印象です。
口当たりは軽やかで、泡の爽快感とともに果実の風味が広がり、後味にはすっきりとした余韻。甘さが前面に出ないため、料理と合わせてもシャンパーニュだけが主張しすぎることがありません。
素材の持ち味を生かした日本料理とは好相性。繊細な出汁や魚介の味わいから、味噌を使った焼物まで幅広く対応してくれるため、会席料理とのペアリングにもおすすめしたいシャンパーニュです。
料理を引き立てながら、グラスの中でもしっかり存在感を楽しめる。そんな絶妙なバランスが、「風花」でいただく会席のスタートを華やかに演出してくれました。
・ブッチ・ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ・クラッシコ 2024
(Bucci Verdicchiodei Castelli di Jesi Classico 2024)

続いていただいたのは、イタリア・マルケ州を代表する白ワイン、「ブッチ・ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ・クラッシコ 2024」。
使用されているブドウ品種は、マルケを代表する白ブドウ品種「ヴェルディッキオ」。グラスを口に近づけると、柑橘や白桃、アプリコットを思わせる果実の香りに、白い花のようなニュアンス。さらに、ヴェルディッキオらしいアーモンドを思わせる香ばしさも感じられます。
口に含むと、まずしっかりとした酸が広がり、その後にミネラル感とふくよかな旨みが追いかけてきます。すっきりとした辛口でありながら、味わいにはしっかりとしたコクがあり、軽快なだけではない奥行きが印象的。今回の会席料理とのペアリングでは、特に魚介や出汁を使った料理との相性の良さが光りました。
また、「本日のおすすめ三種盛り」のお造りとも好相性。鮪やヒラマサ、アオリイカのそれぞれの旨みを受け止めながら、柑橘を思わせる爽やかな風味が魚介の味わいを引き立てます。フレッシュな酸、豊かなミネラル、熟成による旨みとコク。爽やかでありながら飲みごたえもあるため、繊細な和食に合わせても物足りなさがありません。
「和食には日本酒」というイメージを少し広げてくれるような一本。出汁や魚介を生かした料理との相性はもちろん、味噌など少しコクのある味わいにも寄り添える、懐の深い白ワインでした。
・CRAFT BREW TEA ORGANIC series
和紅茶

ひと口飲んで、まず驚かされたのが、その茶葉そのものが持つ自然な甘み。
「紅茶は渋みや苦みがあるもの」というイメージを覆すような、やわらかく上品な甘さが口の中に広がります。砂糖やミルクを加えなくても、茶葉由来の甘みをしっかりと感じられるのが印象的です。
口当たりは穏やかで、香りも繊細。渋みが強くないため、会席料理の余韻を邪魔することなく、食中の一杯としてすっと楽しめます。
季節の素材を丁寧に味わう日本料理の最後に、日本で育まれた茶葉から生まれる和紅茶を合わせる。そんな組み合わせも「風花」らしく、会席の余韻をやさしく締めくくってくれる一杯でした。
・べびい鶴梅(ノンアルコール)(50ml)

今回、もうひとつ印象に残ったのが、ノンアルコールの梅ドリンク「べびい鶴梅」。先月から「風花」で提供が始まったという一杯です。
和歌山県産の完熟南高梅を贅沢に使用し、蔵人が低温でじっくりと梅のエキスを引き出しているため、味わいはとろりと濃厚。グラスを口に近づけると梅の華やかな香りが広がり、ひと口飲むと、ツンとした酸っぱさではなく、桃を思わせるようなフルーティーでやさしい甘みが印象に残ります。
そこにほどよい酸味が重なり、甘いだけではない絶妙なバランス。梅の果実感がしっかりと感じられ、余韻にも濃厚な旨みが残ります。
アルコールは0.00%。それでいて、ベースとなる「鶴梅」の梅酒を思わせる奥深い風味や香りがしっかりと感じられるのが、このドリンクの面白いところです。
ノンアルコール飲料というと、どうしても「お酒の代わり」という印象になりがちですが、「べびい鶴梅」は、一杯のドリンクとして十分に楽しめる完成度。実際に飲んでみても、濃厚な梅の風味があるため、食事とともにいただくとまるで梅酒を味わっているような満足感があります。
会席料理との相性もよく、特に甘酸っぱく華やかな味わいは、料理の合間のリフレッシュにもぴったり。アルコールを飲まない方にも、食事のペアリングを楽しんでもらえる一杯です。
・飲むお酢 フルーツビネガー ザクロ

最期に食事のお供としていただいたのが、「飲むお酢 フルーツビネガー ザクロ」。鮮やかな色合いも目を引くザクロのビネガードリンクで、ひと口飲むと、ザクロならではのキュッとした酸味と、ほどよい渋味が広がります。
甘さは控えめで、後味はすっきり。濃厚な料理の合間にいただくと口の中をリフレッシュしてくれるため、会席料理との相性もよく、食中にも取り入れやすい一杯です。
ザクロは「ミネラルの宝石」とも称される果実。その華やかな風味と美しい色合いから、女性にも人気が高いドリンク。ノンアルコールでありながら、一般的なソフトドリンクとはまた違った、大人っぽい味わいを楽しめるのも魅力です。
■風花 (カザハナ/ 日本料理 会席/鮨/鉄板焼)

「会席」「鮨」「鉄板焼」
極上の味覚を堪能できる、贅沢な日本料理店
コンラッド東京の28階に位置する「風花(かざはな)」では、四季の味覚を存分に堪能できる本格的な日本料理を、東京湾と浜離宮恩賜庭園が奏でる美しい眺望とともにお楽しみいただけます。
会席は、伝統の和食を基本に旬の食材を使った滋味溢れるお料理をご用意。鮨カウンターでは、新鮮な魚介類や江戸前鮨をどうぞ。
人気のコースは、プライベート感溢れる鉄板カウンターで供される「響(ひびき)」。和牛は国産にこだわり、肉本来のうま味としつこすぎない脂身との完璧なバランスを誇るA5ランクの黒毛和牛のみを使用し、旬の野菜や魚介類とともに絶妙な焼き加減でお届けします。鉄板焼ならではのプライベート感溢れる空間で味わう逸品の数々を目の前に広がるパノラマビューとともにお楽しみください。
また、趣の異なる3つの完全個室は接待や、接待・ご結納・お顔合わせにも最適です。
営業時間
ランチ: 11:30〜14:30(L.O. 14:00)
ディナー:17:30〜22:00(L.O. 21:00)
席数
81席
テーブル席 40席
鉄板カウンター 9席
鮨カウンター 8席
個室 10席/8席/6席
個室
個室3室
お電話でのご予約・お問い合わせ:
03-6388-8745(レストラン予約)

■コンラッド東京について

銀座からほど近い汐留に位置し、浜離宮恩賜庭園、レインボーブリッジ、東京湾のパノラマビューを見渡す、和のモダンデザインがコンセプトのコンラッド東京。スタンダードルームでも都内最大級の48㎡を誇る広々とした291の客室、活気溢れる4つのレストランとバー&ラウンジ、最新鋭の設備を備える大・中・小の宴会施設、スパ、プール、フィットネスが備わった、1,400㎡の面積を有する「水月スパ&フィットネス」などの充実した施設を擁しています。『フォーブス・トラベルガイド』、『コンデナスト・トラベラー』、『トラベル・アンド・レジャー』など、国内外で常にトップの評価を獲得し続けています



