一石三鳥グループは焼き鳥屋「厳選焼鳥 一石三鳥」をはじめ、住所非公開の会員制の鮨屋「鮨 鴉巣」、看板のない焼肉屋「和牛料理 一石三鳥」などを次々とオープンさせ、業界で話題となっている驚異的な飲食グループ。
昨年12月大阪にオープンした非会員制の「鮨 豊」が大反響で、オープンわずか10日で予約半年待ちという状態に。。。リクエストが殺到し、会員制ではなく気軽に本格的な鮨を関東でも楽しみたいという要望が高まり、新店舗「鮨処 一石三鳥」が東京・新橋にて3月20日にオープンしました。
事前に「一流の味を圧倒的コスパで提供したい」とMakuakeで応援購入を募り、目標金額3000万円を大きく上回る3800万円を記録。
一流の味なのに“圧倒的コスパ”を実現した本格鮨屋というコンセプトを実現されるために、豊洲・築地を通さずに食材を直接買い付けています。約500種もの魚から大将厳選のネタを親切価格にて提供している。高級鮨店が多い東京の鮨マーケットにおいて、最上級の鮨をリーズナブルな価格で心ゆくまで楽しんでいただけるよう、仲卸業をスタート。
市場を通すことなく仕入れることによって抜本的なコストの削減に成功。気軽に最上級の鮨の味を楽しむことができるように。
JR新橋駅から徒歩2分、都営大江戸線・ゆりかもめ汐留駅から徒歩3分ほどのところに所在する「鮨処 一石三鳥」。黒く細長い建物は、大人の優雅な隠れ家のような雰囲気を醸し出しています。魚の品質にもこだわりがあり、生きた状態の魚に海中神経締めと船上神経締めを施し、血抜きと冷やしを施したものが漁師から直接納品されます。
室内はカウンター13席ながら、どの席からも職人の包丁捌きと仕事ぶりが観察可能に。
現在提供されているのは、鮨13貫と料理8品の「一石三鳥コース」(13,000円)と、鮨8貫と料理8品の「おまかせコース」(8,800円)の2種類。
鮨13貫と料理8品による「一石三鳥コース」を体験しました。
海人さん手作りこのわたの茶碗蒸しは、千葉産の朝採り卵を使用し、カツオの一番出汁のみで仕上げた茶碗蒸し。ちょこんと載ったコノワタ(ナメコの腸の塩辛)の塩味が、食欲を刺激します。塩辛の塩味と茶碗蒸しのマイルドな組み合わせが良好な一品。
お造りとして、舞鶴の鱸(スズキ)と大船渡の真蛸が提供れました。鱸は、淡白でクセがなく、真蛸はしっとりとして柔らかくコリコリとした食感を堪能。
白身魚南蛮漬けは、甘酸っぱさが際立つさっぱりとした味わいです。日本酒などのアルコール類との相性も良好。
寿司と相性抜群の日本酒がたくさん取り揃えてありました。日本酒に精通している寿司職人が銘柄を厳選する「日本酒ペアリング」と「日本酒スペシャルペアリング」の2種をご用意。
日本酒は各種半合で1300円から楽しめます。ソムリエに相談し、辛めであっさり目なものをリクエスト。
日本酒「冩楽(しゃらく)」が運ばれてきました。米の旨味のバランスがよいすっきりとした純米酒。蔵元では手に入らない銘酒でなんとも言えない旨味の感じられる日本酒でした。
美味しい料理・美味しいお酒・楽しい空間が同時に楽しめるのが一石三鳥の魅力。お酒が飲めない方に好評な自家製ガリがふんだんに使われている「鮨屋のジンジャエール」を注文。夏にとびきりおいしく、辛口のピリリとした刺激と喉越しがたまりません。
ケンサキイカが提供されました。ケンサキイカは、甘味成分のもとである遊離アミノ酸の含有量が多く、特に刺身は独特の甘味があります。脱水してから細切りにすることによりねっとりとした甘味が強く感じられました。また、ケンサキイカを干したものは最高級品で一番するめと呼ばれています。
鮨処 一石三鳥は、シャリにこだわりが新潟の鮨専用米と飯米「新之助」をブレンドしたものが使用されています。お酢は、愛知新浜のお酢屋「一梅酢」のもので、米粕を27年発酵させた赤酢100%純米酢をブレンドされています。
金目鯛は、皮を湯霜してぽり、脂が良質。美しい身と上品な味はまさに深海の貴婦人。身を口に含むと柔らかく、脂がたっぷりと染み出しています。
金目鯛
桜鱒
黒ムツ
島根県産地の岩牡蠣を85度で低温調理されていおり牡蠣のミルキーさと極上の甘味が白眉!思わず唸るうまさで、添えられたほうれん草とフルーツトマトとの相性も抜群。
そうめんの上に雲丹をのせた一石三鳥らしいアイディア料理です。そうめんを雲丹と一緒に食べることにより磯の風味が口の中いっぱいに広がります。
縞鯵は、アジ類の最高級品とされています。皮目の美しい魚で上品な脂の旨みとコリコリとした程よい食感をが味わえます。
宍道湖のしじみ汁が提供されました。白濁したしじみ汁は、1度飲んだら忘れられない程旨味がありました。飲み放題なのも嬉しいポイントです。しじみにはアルコール分解に必要な酵素の手助けをしてくれるタウリン、二日酔いになる原因アセトアルデヒドの分解を助けてくれて、血液中に残った毒素を分解する働きをしてくれるオルチニンが含まれています。しじみ汁飲み放題は、一石三鳥、鮨部門の代表的なサービスのひとつとなっています。
一石三鳥コースのハイライトは、高級寿司店御用達の仲卸「やま幸」から仕入れたマグロです。この日はなんと、赤身・中トロ・大トロの3種が提供されました。
赤身の惚れ惚れとするような美しい見た目に心奪われました。普通の赤身では感じることができない、鼻から抜けようなマグロ独特の香りと味わいは、まさに至高の口福体験!
やま幸の赤身
日本一のマグロ仲卸業者と評される「やま幸」ブランドの中トロ、赤身とトロの綺麗なグラデーションの見栄えが良く、酸味と濃厚な脂を味わえます
やま幸の中トロ
極上の霜降り大トロは、口の中でじゅわっととろけます。芳醇な旨味と香りがたまりません。
やま幸の大トロ
モクテルブームですので、ノンアルコールワイン代わりに葡萄ジュース赤・白、オーストラリア産の「白ワイン ワイサー・トラウベンモスト」と「赤ワイン ブドウジュース ローター・トラウベンモスト」を注文しました。オーストリア ニーダーエステライヒ州産ワイン用のブドウを使用したドリンクです。低温加熱処理されており、深い美味しさと気高さを感じさせる葡萄ドリンクで鮨との相性もバッチリです。
鮨のラストは煮穴子。シンプルな味つけながら、アナゴ本来の旨味と柔らかい質感を存分に堪能。
ツルッとしたデザートのような卵と静岡・掛川のお茶でフィニッシュ!卵焼きの仕事ぶりでその店の特徴が分かると言われますが、ここでも一石三鳥らしさが発現されていました。
一石三鳥グループならではおもてなしと創意工夫とコストパフォーマンスの化学反応が見事。ミシュラン出身の料理人やサービス業の最前線で長く実績を積んだスタッフからのおもたなしをぜひご体験ください。
■代表プロフィール
代表取締役 米田 拓史 氏
新卒で大手ブライダル企業に就職。24歳でマネージャーに抜擢され、2年後に不採算店をV字回復させる傍ら営業職も兼務。挙式成約率全国ナンバー1になるが、コロナ禍を機に退職。退職日から100日目に一石三鳥の1号店をオープンさせ、予約困難な人気店に。現在「一石三鳥」を中心に数店舗の飲食店を運営する。
■鮨処 一石三鳥
住所 : 東京都港区新橋4-20-2 新橋フォーワンビル 1F
TEL :03-6435-9959
最寄り駅:
東京メトロ各線 新橋駅
JR線 新橋駅
都営大江戸線 汐留駅
営業時間:
16:30~23:00(最終入店 21:00)
定休日 水曜日(臨時営業の場合有り)
※価格はすべて税込・サービス料(10%)別。