【実食レポ】鉄板焼『匠』の博多和牛を楽しむディナーコース《ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ》

ヘルシー(健康)、ビューティ(美しさ)、フレッシュ(新鮮)をコンセプトとし、厳選されたオリーブオイルで調理する鉄板焼が好評なホテル インターコンチネンタル 東京ベイの人気レストラン『鉄板焼 匠』。

『鉄板焼 匠』では、自然豊かな福岡の恵みを受け育てられた「博多和牛」と、馬原料理長の出身地である福岡県東部・京築(けいちく)地域の食材をふんだんに使用したスペシャルランチ&ディナーコースを6月1日(土)~8月31日(土)の日程にて提供。

同コースの評判を聞きつけ、筑穂牛ディナーコースを体験しました。ウェルカム・シャンパンとして「モエ・エ・シャンドン」をオーダーしました。果実の凝縮感、ふくよかさ、そしてフレッシュさが絶妙なバランスで、食事前の最初の一杯として最適です。さわやかな飲み心地に魅了されました。

■筑穂牛ディナーコース

・ファーストディッシュ匠スタイル 焼きトマト

おもてなし一品であるファーストディッシュは鉄板アミューズ「できたて焼きトマト」から食事はスタートします。甘味抜群の桃太郎トマトを目の前で豪快にフランベしていただきました。

炎のエンターテイメントの後、仕上げは地中海・キプロスのレモンが香る塩、低温で揚げた青森県産ニンニク、野菜はルッコラが添えられました。焼きトマトはジューシーで甘味があり、仕上げはイタリア産レモン香るオリーブオイルと共に。

・福岡・みやこ町産ジビエを使った京築(けいちく)の恵みトルティーヤスタイル

福岡京築・みやこ町で捕れた新鮮なイノシシ100%のパテを使用したお料理が提供されました。

イノシシ特有の癖がなく、素直に美味しくいただけるイノシシ肉が提供されました。京築・みやこ町で捕れた新鮮なイノシシ100%を使用したパテと豊前産フィンガーライムをトルティーヤで包むアイディア・斬新さは目を見張るものがあります。馬原料理長が「食べてイノシシと分かったらすごいと思います。今まで食べてきたイノシシ鍋のイノシシと全く違う」と語っていました。

処理がしっかりしてあるため、イノシシ肉とは思えない癖がない味わいが新鮮。くるりと巻いたプレゼンテーションが秀逸しており、新鮮な食体験を求めている方にオススメです。

豊前市産いちじく「とよみつひめ」を使ったソースと、風味豊かな求菩提(くぼて)漬けを使用したタルタルソースがソースとして用意され、様々な味の変化と余韻を携えた一品。

・活アワビのグリルと行橋市簑島産ハモの天ぷら
~豊前市宇島漁港あかもくソース~

活アワビのグリルと行橋市 簑島漁港より取り寄せた新鮮なハモを天ぷらスタイルで賞味しました。伊勢神宮での神事にも使用され食材としても名高いアワビは、オーダー後に水槽から出して調理する新鮮さが売りとなっています。調理前に客席へ運び、鮮度を伝えてくれました。

生きたアワビを豪快に鉄板の上で焼き上げられ、柔らか目の火入れが完璧。アワビの鉄板焼は、非常に高い調理技量が要求されます。

アワビならではの旨味と、なんともいえないコリコリとした食感が至福。アワビの肝も併せていただきました。

行橋市簑島産ハモは、天婦羅にしていただきました。関西で高級食材として知られるハモは、タンパクでクセのない味わいが特徴的。さっぱりとして心地よい味わいが秀逸していました。揚げることで加わるハモの旨味とコクと、フワッとした食感が最高でした。

ソースは鰹節と昆布をベースとした優しめのお出汁で磯の香りに魅了されました。

・≪ランチメニュー≫福岡県産スズキのグリル豊前市宇島漁港あかもくソース

折角の福岡フェアですので、ランチに提供し大好評の福岡県産スズキを特別に調理していただきました。豊前宇島漁港の「あかもく」を使った出汁香るスズキのグリルです。

高温で調理されたスズキは、皮目がパリッ、外側がサクッ、中がふんわりと仕上がっておりさすがの出来です。磯の香りがあり、ヌルっとするお出汁と共にいただきました。

スズキのサクッとした食感と、お出汁のヌルッとした粘りのバランスが絶妙でした。

白ワインとして、「菊鹿シャルドネ樽熟成熊本 ワイナリー」をグラス一杯オーダーしました。熊本県菊鹿産の貴重なぶどうを使用したシャルドネです。シャルドネ・デユ・モンド2023金賞受賞した日本のシャルドネワインの最高峰です。トロピカルな香りと芳醇でクリア、飲みやすい味わいが口中いっぱいに広がりました。

・本日の焼き野菜

こちらの鉄板焼きの特徴として、新感覚なタレ〈ビューティつけジュレ〉で鉄板焼きを楽しむことができます。新食感を取り入れ、ジュレにすることで、口に入れた時、プルッとした食感と、ジュレがとろける旨味を味わうことができます。

タレのつけジュレは3種類「ポン酢テイスト」「セサミ&ペッパーテイスト」「オニオンテイスト」を用意され、「食べるタレ」として提供されました。そのほか、3種の塩、山葵、金沢産の醤油が用意されていますので、それぞれ異なった味の変化が楽しめます。

本日の焼き野菜は、旬の季節のものが用意されました。
「柳まつたけ」「紅しぐれ大根」「静岡産新じゃが」「オカヒジキ」「アボカド」「黒豆モヤシ」など普段食べられない種類の野菜がラインナップされ、心踊ります。野菜の産地はその都度変わり、一番よいものが取り揃えられます。

柳まつたけは、ぶなしめじの柄をすっと伸ばしたような姿ですが、シャキシャキとした食感が素敵!紅しぐれ大根(紫大根)は、ポリフェノールの一種のアントシアニンが含まれており、老化防止効果が期待できる抗酸化作用があり、辛みが少なく甘さがありました。

新じゃがの産地は北上し今後は、北海道産が入ってくる予定となっています。「鉄板焼 匠」は野菜のラインナップが量・質 共に充実しており、通常5-6品の野菜が提供されます。

アボカドは鉄板焼きとして珍しく、金沢産の醤油と山葵でいただきました。オカヒジキは夏野菜でミネラルが豊富。軽快な食感が大変よかったです。そのほかの焼き野菜はいずれも絶品でヘルシー志向の『鉄板焼 匠』はオープン当初から野菜の提供に力を入れておりますので、野菜好きにはたまりません。

ホテル インターコンチネンタル 東京ベイはモクテルの提供にも力を入れており「オリジナルモクテルフェア」が開催されています。メニューを見ますと、ノンアルコールのモクテルが20種類用意されていました。

個性ある味わいが特徴的なモクテルですが、人気作の「シトラスユズシャワー」をオーダーしました。「シトラスユズシャワー」は、柚子と柑橘、炭酸を使用したブルーのモクテルです。爽快感溢れる涼しげな飲み口のこれからの暑くなる季節にぴったりなモクテルでした。

・森本牧場より福岡県産博多和牛(筑穂牛)ロース 100g

「福岡最古のブランド牛」と言われ、知る人ぞ知る幻の和牛「筑穂牛」(ちくほぎゅう)は、福岡県飯塚市の旧筑穂町で育てられている福岡県内最古のブランド牛です。シェフが生産者の方と旧知の仲で、筑穂牛は「博多和牛」という形でコースのメインを飾ってくれました。

稲わらや牧草など繊維質の餌が与えらることにより育てられた、しっとりとした柔らかな肉質は、和牛ファンから高い評価がされています。森本牧場は、牛舎にモーツァルトなどのクラシックの曲を流しており、格調高い赤身の旨味と和牛ならではのサシの旨味がミックスされた奥深い味わいを堪能できる旬玉の和牛です。

口の中で広がる自然味溢れる美味しさが格別。口に入れた瞬間ジューシーな肉汁が溢れ、その脂のほのかな甘みと豊潤な香りが広がり、芳醇なコクがありながらもしつこくなく、上品でまろやかな味わいと口の中でとろける食感を楽しみました。

・はかた地どりと福岡市西区元岡ケチャップを使ったふわふわ
ミニオムライス ~炊き立て福岡・苅田町産「ゆめつくし」使用~

馬原料理長の出身地である、京築・苅田町産のお米「ゆめつくし」と福岡市元岡産のフレッシュ完熟トマトを100%使用した濃厚なケチャップ、サクっとした歯切れの良さが特徴で噛むほどに旨味が増す「はかた地どり」を指標したミニオムライスが提供されました。

馬原料理長こだわりのご当地食材をふんだんに取り入れたハイ・クオリティなオムライスには驚かされました。

ふわふわの卵を「のせて」提供するパターンと「包む」パターンの二通りがあり、好きなパターンをその場で選択することができ、ライブ感がある特別な演出感が素敵でした。

ふわふわの卵を「のせて」提供されたオムライスは、まさに至福の一時。それぞれの素材の旨味が際立っていました。鉄板焼きの後にこんな贅沢なオムライスがいただけるとは想像していませんでした。

鉄板焼きと言えば、ガーリックライスが定番ですが、通常のコースでも1300円プラスすると、こちらのミニオムライスは楽しむことができます。福岡市西区元町地区限定で開発に1年半かかったこだわりの完熟トマトケチャップで仕上げられたふわふわのオムライスをぜひ一度お試しください。

「オリジナルモクテルフェア」が開催されておりますので、人気モクテル「プランテーションアイスティー」をオーダーしました。シナモン、レモングラスがパイナップルの甘味・酸味とミックスされ、後味がさっぱりとした仕上がりとなっていました。モクテルは季節ごとにラインナップの入れ替わりが行われるようです。

●真菰茶(マコモ茶)

馬原料理長の知人の生産者である中尾氏より直送してもらっている真菰茶(マコモ茶)が提供されました。マコモはイネ科の植物で日本ではゆかりが深く、古事記や日本書紀にも「マコモ」が登場するほど食用や薬用として用いられ親しまれていた植物です。

自然の力と土地の力を生かして栽培しただけあって、すっきりとした自然の味わいが特徴的。色合いが良い、綺麗なお茶でした。ノンカフェインな真菰茶は、美肌効果、抗酸化作用、貧血改善などが期待されます。

・デザート

~お席を移動~
「アトリエ・デセール」よりパティシエ特製のデザート
「あまおうアイスクリームと季節のフルーツ~福岡県産スイーツ醤油を添えて~」が提供されました。

コースの最後に提供する至福のデザートは、ふかふかのソファを配するラグジュアリーなラウンジに席を移動し、バニラ香るスイーツ醤油を添えた福岡県産のあまおうのアイスクリームを愉しみました。

ニューヨークティストのゴージャスな内装のラウンジはいつ来ても素敵です。

ドリンクは紅茶(クラシックティー・フレーバーティー・ハーブティー)の中からハーブティを選択。その中から「ジンジャー&レモンマートル(ノンカフェイン)」をチョイス。レモンマートルとジンジャーに、ルイボスとハニーブックをブレンドしたものです。食後は、ニューヨークティストの空間の中で極上なスイーツとティーを愉しみました。

こちらのラウンジはリピーターが多く、女子会や記念日などでも人気です。鉄板焼 匠にて、職人の技でお届けする生産者の熱意と愛情あふれる食材の数々をアレンジしたスペシャルなコースをぜひご体験ください。

<概 要>

【提供期間】 2024年6月1日(土)~8月31日(土)まで

【場所】 鉄板焼 匠 / 1F

【営業時間】

ランチ 11:30~15:00(L.O.14:30)
ディナー 17:30~22:00(コースL.O.20:00/アラカルトL.O.21:00)

【料金・メニュー】※税込み、サービス料別

ランチ ¥19,800 /ディナー¥35,200

【ご予約・お問い合わせ】 0570-000222(ナビダイヤル)

福岡県・博多和牛を楽しむ鉄板焼ランチ&ディナー
福岡県・博多和牛を楽しむ鉄板焼ランチ&ディナーのご案内。鉄板焼 匠、博多和牛、筑穂牛。 ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ

後援 福岡県農林水産物ブランド化推進協議会
協力 福岡県豊前市・行橋市・みやこ町・苅田町

メニュー詳細:

筑穂牛ディナーコース ¥35,200

・ファーストディッシュ匠スタイル 焼きトマト

・福岡・みやこ町産ジビエを使った京築(けいちく)の恵みトルティーヤスタイル

・活アワビのグリルと行橋市簑島産ハモの天ぷら~豊前市宇島漁港あかもくソース~

・本日の焼き野菜

・森本牧場より福岡県産博多和牛(筑穂牛)ロース 100g

・はかた地どりと福岡市西区元岡ケチャップを使ったふわふわミニオムライス ~炊き立て福岡・苅田町産「ゆめつくし」使用~

~お席を移動~

・「アトリエ・デセール」よりパティシエ特製のデザート

あまおうアイスクリームと季節のフルーツ~福岡県産スイーツ醤油 を添えて~

・コーヒー または 紅茶

<鉄板焼 匠 料理長 馬原雄一 プロフィール>

福岡県出身。1998年より神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ、パンパシフィックホテル横浜(現 横浜ベイホテル東急)、コンラッドホテル東京、シャングリ・ラ ホテル東京など外資系ホテルで調理の経験を重ね、また2003年から2年間は在ロシア・サンクトペテルブルク日本国総領事館公邸料理人として、小泉純一郎、鳩山由紀夫元総理や国内外の著名人の宴席を担当した。2012年ホテル インターコンチネンタル 東京ベイに入社、2018年9月「鉄板焼 匠」料理長に就任。在外公館の公邸料理人として、また外資系ホテルで経験を積んできたことから、調理の技術のみならず語学も堪能。鉄板焼は日本の四季を感じさせながらも、外国のお客様にも喜ばれるよう、各国料理のテイストを加えたコース仕立てにしている。また季節ごとに最も適した食材を取り入れられるよう、仕入れ業者や各産地からの情報に常にアンテナを張っている。

<「鉄板焼 匠」について>

ヘルシー(健康)、ビューティ(美しさ)、フレッシュ(新鮮)をもとにオリーブオイルで調理するヘルシーな鉄板焼レストランです。世界のVIPをおもてなししてきた経験と技を具えた料理長 馬原雄一が特選した食材をアレンジした鉄板焼をお届けします。定期的に開催する産地限定和牛フェアのスペシャルコースをはじめ、神戸牛やバリエーション豊富なオプションメニューからお選びいただけます。食後のデザートは、アトリエ・デセール(デザート工房)からパティシエ特製のデザートをラウンジエリアでごゆっくりとお楽しみいただけます。記念日、接待、会食など様々なシーンに合わせて個室をご利用いただけます。席数:一般席10席、個室(2室)各5席

鉄板焼 匠
鉄板焼 匠のご紹介。ヘルシー(健康)、ビューティ(美しさ)、フレッシュ(新鮮)をもとにオリーブオイルで調理する鉄板焼。ランチ、ディナー、一般席10席、個室(2室)各5席、スマートカジュアル。 ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ

<ホテル概要>

世界初にして最大の国際的な高級ホテルブランドであり、世界で最もエキサイティングな地域に220 以上のホテルを展開するインターコンチネンタル ホテルズ&リゾーツに属する当ホテルは、豊かな歴史・伝統と、日本の精神と文化の調和が織りなすアイコニックなラグジュアリーウォーターフロントホテルです。寛ぎを追求した客室からは、夜のライトアップが美しいレインボーブリッジをはじめとする東京湾を見渡せるベイビュー、又はリトルマンハッタンと称されるビル群と豊かに流れる隅田川を臨むリバービューの景観をお楽しみいただけます。

個性豊かな7つのレストラン、ラウンジ&バー、東京ベイを臨む宴会場、フィットネスルームなどを有し、様々な目的に合わせてご利用いただけます。また、都心のビジネスエリアや銀座などのショッピングゾーン、歴史ある増上寺や浜離宮庭園、東京のシンボル「東京タワー」などの観光地、東京国際空港(羽田空港)へ好アクセスの立地にあります。

ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ | 竹芝・浜松町のホテル
宿泊、レストラン、ウェディング、宴会・会議、新交通ゆりかもめ「竹芝駅」直結、JR・モノレール浜松町駅より徒歩8分、ビジネスに観光に最適なロケーション。 ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ
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