日本最古の中国料理店「聘珍樓」、疫病退散の縁起物『聘珍樓の端午節粽』を4月28日に発売!

聘珍樓(読み:ヘイチンロウ、1884年(明治17年)創業、日本に現存する最古の中国料理店、本店:横浜中華街)は、「端午の節句」に向けて疫病退散の祈りを込め、横濱本店手作りの粽を冷凍にして2021年4月28日(水)に発売します。

一つ一つ笹の葉で包んだ「なつめ」「あさり」「干し貝柱」「椎茸」「桜えび」の五色の粽(チマキ)と、竹の皮で包んだ広東伝統の「肉粽(ニクチマキ)」大小二種類が新たに発売されます。

5月5日の端午の節句を、二千年以上の歴史を持つ中国の粽を食べてお祝いし、無病息災と一家安全を願いましょう。

聘珍樓の端午節粽

2021年4月28日(水)から聘珍樓オンラインショップにて通年販売。

2021年4月28日(水)から2021年5月5日(水)、銀座三越地下2階 GINZAステージにて販売。

聘珍樓: https://www.heichin.com/

『粽は疫病退散の縁起物』

旧暦の5月5日、端午の節句に中国では粽を食べます。古くから、端午の節句に食べる粽は疫病から身を守り、家族の健康を守ると信じられており、初夏の重要な行事食でした。コロナ禍の今こそ、いにしえの伝統食を食べて元気いっぱいに新しい季節を迎えたいものです。

『端午の節句の由来』

「端午の節句」は、東アジア全域に定着している伝統的な節句で、もとは伝染病が流行りやすいとされる初夏に疫病を祓う日とされていました。後の世、春秋時代に楚の国の大変高名な詩人、屈原(クツゲン)がこの日に汨羅(ベキラ)という川に身を投げたことから、端午の節句は屈原を記念する「詩人節」とも言われ、のちに日本のお正月にあたる「春節」、日本の秋分の日、秋のお彼岸の頃にあたる「中秋節」とともに東アジア全域の三大節句の一つに数えられるようになりました。

5月5日は古くは先秦(紀元前221年以前の時代、主に春秋時代を指す)より「悪月悪日」と考えられており、この日に疫病神が舞い降りて疫病を広めると信じられておりました。唐の時代になる頃には疫病神を追い払う道教系の神、鍾馗(ショウキ)像を飾ったり、菖蒲やヨモギなどの薬草を束ねて酒や湯に浸けたり、竹筒にもち米を詰めてお供えするなどの儀礼が中国全土に広がり、現代まで二千年以上も続いてきました。日本に鍾馗像、粽、菖蒲湯などの端午の節句の習俗が伝わった時期には諸説ありますが、奈良時代とも言われています。京都の民家には、現在でも瓦製の鍾馗像が軒先に置かれているのを見ることができ、祇園祭でおなじみの「蘇民将来」や「茅の輪」も、軒先に飾る笹で作られた束状の「粽」も、そのルーツは中国の端午の節句にあります。

日本で端午の節句に食べる粽は、もち米を甘くしたものがほとんどですが、中国の粽には地方によって様々なバリエーションがあり、端午の節句には欠かせないご馳走です。聘珍樓の原点である広東地方では、もち米を竹の皮で包み、中にアヒルの塩漬け卵、豚バラ肉、椎茸など、旨味たっぷりの具材をたくさん詰めて、醤油で風味付けをした肉粽を作ります。台湾で作られる粽も、ほぼこれに似た広東式の肉粽になります。

一方中国の北の地域になりますと、もち米だけを包んだシンプルな粽が作られ、日本の「おにぎり」に近いような広東とは趣を異にする粽が主流となります。清々しい青い笹の葉で包まれた白いもち米の食感と、ほんのり甘いなつめの香りを楽しむ粽は、北方ならではの美味しさで、好みで砂糖や、はちみつをつけていただきます。

『邪気を払う五色』

端午の節句で食べる中国の粽は、笹の葉でもち米を包み、邪気を払う五色の糸で巻く決まりがあります。

五色とは古代中国の陰陽五行説に由来する万物(木、火、土、金、水)の色を表し、青(緑)、赤、黄、白、黒(紫)の五色のことで、この五色は、日本の文化にも深く根を下ろしています。日本の端午の節句でおなじみの鯉のぼりにつきものの吹き流しも五色で、子供を疫病から守り邪気を払うという意味があります。さらに五色にはそれぞれ儀礼的な意味、方角を表す意味、位を表す意味など様々なものがあり大変興味深いものであります。

 

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