世界最高峰のオペラを映画館の大スクリーンで楽しめる「METライブビューイング」の人気企画、アンコール上映が今年も開催される。2026-27シーズンに20周年を迎えることを記念し、これまでの20年間を彩ってきた名演の数々を厳選。さらに、2025-26シーズンの最新作も早くもアンコール上映に登場する。

カルメン修道女の対話:(C)Ken Howard/Metropolitan Opera
東劇では20作品、なんばパークスシネマ、kino cinéma神戸国際、ミッドランドスクエア シネマでは12作品を上映。名歌手による圧巻の歌唱、豪華絢爛な舞台美術、世界的演出家による趣向を凝らしたプロダクションなど、METならではの魅力を存分に堪能できる機会となっている。
20周年イヤーの幕開けを飾る、珠玉の名演

ジュリアス・シーザー: (C)Metropolitan Opera
「METライブビューイング」は、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場(MET)で上演されるオペラを、最新の映像・音響技術によって映画館へ届ける人気シリーズ。
今回のアンコール上映では、20年間の多彩なラインナップから特に人気の高かった演目をセレクト。オペラ初心者にもおなじみの《カルメン》《ラ・ボエーム》《トゥーランドット》をはじめ、モーツァルト、ヴェルディ、ワーグナー、R・シュトラウス、ベッリーニ、ドニゼッティなど、名だたる作曲家の傑作がスクリーンに蘇る。
なかでも注目したいのが、2025-26シーズンの最新作。上映されたばかりの《アラベッラ》《ラ・ボエーム》《清教徒》《夢遊病の娘》《トリスタンとイゾルデ》《フリーダとディエゴ 最後の夢》《アンドレア・シェニエ》《エフゲニー・オネーギン》が、早くもアンコール上映に登場する。
最新のMETを見逃した人はもちろん、劇場で鑑賞した人にとっても、スクリーンならではの臨場感でもう一度名舞台を味わえる絶好の機会だ。

東劇では20作品を一挙上映! まず注目したい名舞台

アラベッラ:(C)Marty Sohl/Metropolitan Opera
東劇では、8月14日(金)から9月24日(木)まで、20作品を上映。

R・シュトラウスの《アラベッラ》では、オットー・シェンクによる絢爛豪華な演出と、レイチェル・ウィリス=ソレンセンら実力派歌手の競演を堪能できる。また、《ばらの騎士》ではルネ・フレミング、スーザン・グラハム、クリスティーネ・シェーファーという豪華キャストによる名演が楽しめる。
ヴェルディ作品からは、プラシド・ドミンゴがバリトン役に挑んだ《シモン・ボッカネグラ》、ディアナ・ダムラウとフアン・ディエゴ・フローレスが共演する《椿姫》がラインナップ。
プッチーニからは、フランコ・ゼフィレッリによる壮麗な舞台が魅力の《トゥーランドット》と《ラ・ボエーム》。ベルカントの至芸を楽しみたいなら、リセット・オロペーサらが挑む《清教徒》、ネイディーン・シエラとシャビエール・アンドゥアーガのスターカップルによる《夢遊病の娘》にも注目したい。
モーツァルトでは、サイモン・キーンリーサイドらが出演する《ドン・ジョヴァンニ》と、映像や効果音を駆使したサイモン・マクバーニーの演出が話題となった《魔笛》を上映。
そしてワーグナーの2作品、《トリスタンとイゾルデ》と《ワルキューレ》は、どちらも5時間を超える大作。とりわけ《トリスタンとイゾルデ》では、リーゼ・ダーヴィドセンによる圧倒的な歌唱が、ワーグナーの描く究極の愛の物語をドラマティックに彩る。
このほか、フリーダ・カーロとディエゴ・リベラを描いた《フリーダとディエゴ 最後の夢》、フランス革命下の悲劇を描く《カルメル会修道女の対話》、ナタリー・デセイの多彩な表現が光る《ジュリアス・シーザー》など、ジャンルを越えて楽しめる個性豊かな作品が揃う。
なんば・神戸・名古屋でも12作品を上映

ロベルト・デヴェリュー:(C)Ken Howard/Metropolitan Opera
大阪・神戸・名古屋の3都市では、8月28日(金)から9月24日(木)まで、12作品を上映。

プッチーニの《トゥーランドット》《ラ・ボエーム》、モーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》《魔笛》、ワーグナーの《トリスタンとイゾルデ》《ワルキューレ》、R・シュトラウスの《ばらの騎士》、ヴェルディの《椿姫》など、オペラファンなら一度は観ておきたい人気作がずらりと並ぶ。
さらに、《エフゲニー・オネーギン》《ロベルト・デヴェリュー》《カルメン》、そしてマスカーニ《カヴァレリア・ルスティカーナ》/レオンカヴァッロ《道化師》も上映。
映画館という親しみやすい空間で、世界最高峰の歌手たちによる歌声と、METならではの壮大な舞台を体感できる。
「あの名演をもう一度」も「初めてのMET」も

夢遊病の娘:(C)Marty Sohl/Metropolitan Opera
アンコール上映の魅力は、過去の名演を改めてスクリーンで楽しめること。
一度観た作品でも、時間を置いて鑑賞することで、歌手の表現や演出の細部、物語の奥深さに新たな発見があるはず。もちろん、これまでMETライブビューイングを観たことがない人にとっても、人気作品から気軽に“METデビュー”できる絶好の機会だ。
20周年という大きな節目を迎える「METライブビューイング」。そのアニバーサリーイヤーの幕開けを飾るアンコール上映で、20年間にわたって愛されてきた名舞台を、ぜひ大スクリーンで味わってみてはいかがだろうか。
開催概要:
METライブビューイング アンコール上映2026
東劇
上映期間: 2026年8月14日(金)~9月24日(木)
上映作品: 全20作品
会場: 東劇
(地下鉄東銀座駅6番出口より徒歩1分)
料金:
当日 一般3,200円/学生2,100円(税込)
※《ワルキューレ》《トリスタンとイゾルデ》のみ、一般4,200円/学生3,100円(税込)
※リピーター割引ほか各種割引は利用不可。

なんば・神戸・名古屋
上映期間: 2026年8月28日(金)~9月24日(木)
上映作品: 全12作品
上映劇場:
なんばパークスシネマ(大阪)
kino cinéma神戸国際(神戸)
ミッドランドスクエア シネマ(名古屋)
料金:
当日 一般3,200円/学生2,100円(税込)
※《ワルキューレ》《トリスタンとイゾルデ》のみ、一般4,200円/学生3,100円(税込)
※リピーター割引ほか各種割引は利用不可。

20周年を迎える「METライブビューイング」の歴史を彩った、選りすぐりの名演が一挙にスクリーンへ。お気に入りの一作をもう一度楽しむもよし、気になっていた作品に初めて触れるもよし。この夏から秋にかけて、映画館で極上のオペラ体験を楽しもう。


