ソプラノの名花、リセット・オロペサ 日本初ソロ・コンサートが4月に開催!


当代随一の“ソプラノの名花”オロペサ待望の日本初ソロ・コンサートが2025年4月10日(木)・4月13日(日)の日程でサントリーホールにて、開催される。


Photo: Kiyonori Hasegawa

“美貌と美声、華やかな技巧、すべてを兼ね備えたソプラノの旬を聴く

リセット・オロペサが現在、世界の一流歌劇場で、もっとも華やかな存在感を見せるソプラノの一人であることは、誰もが認めるところだろう。

photo: Marty Sohl /MET OPERAPhoto: Marty Sohl /MET OPERA

圧倒的なコロラトゥーラ、高音の煌めき、女優のように美しい容姿、優れた演技力。ステージプレゼンスの華やかさは他のオペラ歌手を圧倒している。「ランメルモールのルチア」や「椿姫」といったイタリア・オペラの最も華麗な役柄で花開き、ローマ歌劇場日本公演では当たり役の「椿姫」ヴィオレッタ役で大成功を収めた。

近年、オロペサはベルカント・オペラのヒロイン役を次々と制覇している。高度なテクニックが求められるベッリーニの「清教徒」、「夢遊病の女」、ドニゼッティの「連隊の娘」を歌い、稀曲のロッシーニの「ギヨーム・テル」マティルデ役でも大成功を収めた。2024年には、ドニゼッティの「マリア・ストゥアルダ」、グノーの「ファウスト」と、次々と新しい役へのデビューが予定されている。とどまるところを知らないオロペサの躍進は、“絶対的なプリマドンナ”に最も近い存在といえるだろう。

今回の日本で初となるソロのアリア・コンサートでは華麗な技巧に加えて、より声と表現の成熟を深めたオロペサの魅力あふれる2種類のプログラムが披露される。オロペサが切望する、名指揮者コッラード・ロヴァーリスが予定されているのも楽しみだ。まさに今が旬、絶頂期のプリマドンナに会いに行こう。

リセット・オロペサ(ソプラノ)PROFILE


Photo: Jason Homa

ルイジアナ州ニューオリンズ生まれ。『フィガロの結婚』のスザンナでデビューを飾る。現在を代表するリリック・コロラトゥーラ・ソプラノとしてメトロポリタン・オペラ、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場など世界の主要な歌劇場で主演を重ねている。近年の活躍として、ミラノ・スカラ座の『ランメルモールのルチア』、ローマ歌劇場の『夢遊病の女』などベルカントのヒロイン役で成功をおさめた。2024/2025年シーズンは、ウィーン国立歌劇場の『椿姫』、パリ・オペラ座の『清教徒』、ザルツブルグ音楽祭の『ハムレット』、のほか、初役としてマドリッドの『マリア・ストゥアルダ』、英国ロイヤル・オペラの『ファウスト』が予定されている。

〈旬の名歌手シリーズ – XIII〉
『リセット・オロペサ ソプラノ・コンサート』

日程・会場:2025年4月10日(木)・4月13日(日)サントリーホール

指揮:コッラード・ロヴァーリス
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団

出演:リセット・オロペサ(ソプラノ)

■予定されるプログラム
※演奏順不同。★印はオーケストラ演奏

4/10(木)19:00開演

【第一部】
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲
―歌劇「後宮からの逃走」
“どんな責め苦があろうとも”
ジョアキーノ・ロッシーニ作曲
―歌劇「セミラーミデ」
序曲 ★
―歌劇「ギヨーム・テル」
“ついに遠のいてしまった”~“暗い森”
ヴィンチェンツォ・ベッリーニ作曲
―歌劇「清教徒」
“私は美しい乙女”

【第二部】
ジャコモ・マイアベーア作曲
―歌劇「悪魔のロベール」
“ロベール 私の愛する人”
ジュゼッペ・ヴェルディ作曲
―歌劇「シチリア島の夕べの祈り」
序曲 ★
―歌劇「リゴレット」
“慕わしい人の名は”
シャルル・グノー作曲
―歌劇「ロメオとジュリエット」
“私は夢に生きたい”

4/13(日)15:00開演

【第一部】
ガエターノ・ドニゼッティ作曲
―歌劇「連隊の娘」
“みんながご存じ、誰もが口にする”
ジョアキーノ・ロッシーニ作曲
―歌劇「ギヨーム・テル」
“ついに遠のいてしまった”~“暗い森”
―歌劇「泥棒かささぎ」
序曲 ★
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲
―歌劇「後宮からの逃走」
“どんな責め苦があろうとも”

【第二部】
ガエターノ・ドニゼッティ作曲
―歌劇「ランメルモールのルチア」
“あたりは沈黙に閉ざされて”
シャルル・グノー作曲
―歌劇「ロメオとジュリエット」
“私は夢に生きたい”
ジュゼッペ・ヴェルディ作曲
―歌劇「シチリア島の夕べの祈り」
序曲 ★
ヴィンチェンツォ・ベッリーニ作曲
―歌劇「夢遊病の女」
“おお、もう一度だけ会えたなら~
おお、花よこんなに早くしぼむとは~思いもよらぬこの喜び”

※表記のプログラム、出演者は2024年11月15日現在の予定です。やむを得ない事情により変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
曲目・指揮者変更によるの払い戻し、日にち変更はお受けできません。

入場料(税込) ※未就学児のご入場はご遠慮ください。
S席:¥19,000 A席:¥16,000 B席:¥13,000 C席:¥11,000 D席:¥8,000 P席:¥5,000
SS席:¥24,000

公演サイト https://www.nbs.or.jp/stages/2025/singer-03/

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