【公演レポ】新国立劇場バレエ団、名作バレエ「アラジン」が札幌で上演!

7月7日(土)新国立劇場バレエ団「アラジン」を札幌文化芸術劇場 hitaruにて鑑賞した。「アラジン」は、2023/2024シーズンの最後を締めくくる新国立劇場バレエ団の最終公演となっており、6月東京・新国立劇場オペラパレスに続いての上演。「アラジン」は、2008年にデヴィット・ビントレー前芸術監督・振付家が創作した大変人気の演目となっている。


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プリンセス役の柴山紗帆は、芯が強くて好奇心を持ち、機転が効くキャラクターを好演。バレエダンサーとしてのテクニックや安定感が秀逸しており、上品で芯があるバレエを披露。観客を夢のような舞台へと誘った。


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プリンセスのパートナー役として活躍したアラジン役の速水渉悟は、パワフルなターンや清々しい演技が特徴的。躍動感とエネルギーに満ち溢れたダンスをたっぷりと披露した。ランプの精ジーンを踊った木下嘉人の小気味よいダンスとカリスマ性ある演技は賞賛に値し、サファイア役を踊った木村優里は、柔らかな動きと優美なバレエで一つ一つのニュアンスを丹念に描写していた。

空飛ぶじゅうたんやランプの精の登場シーンなど次々と展開する斬新な演出。分かりやすいストーリーと札幌交響楽団により演奏された美しく切ないカール・デイヴィスの音楽は大変魅力的だった。

6月に上演された新国立劇場バレエ団『アラジン』公演映像が、2024年9月20日深夜から2025年3月20日まで新国デジタルシアターおよびOperaVisionにて無料配信される。


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TEXT: Fujie Shinden

■新国立劇場バレエ団「アラジン」札幌公演

日時:2024年7月7日(日)
会場:札幌文化芸術劇場 hitaru

STAFF:

振付 デヴィッド・ビントレー
音楽 カール・デイヴィス
美術 ディック・バード
衣裳 スー・ブレイン
照明 マーク・ジョナサン

CAST:

アラジン      速水渉悟
プリンセス     柴山紗帆
ランプの精ジーン  木下嘉人
魔術師マグリブ人  中島駿野
アラジンの友人   小野寺 雄、宇賀大将

オニキス      佐野和輝、山田悠貴、上中佑樹
パール       廣川みくり、川口 藍、赤井綾乃
ゴールド     趙 載範、森本晃介
シルバー     吉田朱里、内田美聡
サファイア    木村優里
エメラルド    渡辺与布、花形悠月、小川尚宏
ルビー      奥田花純、渡邊拓朗
ダイヤモンド   山本涼杏

指揮      冨田実里
管弦楽   札幌交響楽団

アラジン
新国立劇場のバレエ公演「アラジン」のご紹介。バレエを観るなら日本で唯一の国立の劇場に所属する新国立劇場バレエ団で。

■ 新国立劇場バレエ団「アラジン」ネット配信
2024年9月20日(金)26:00~2025年3月20日(木・祝)20:00

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