ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場(MET)の最新オペラ公演を映像化し映画館で上映する「METライブビューイング」。2023~24シーズンの第9作 プッチーニ《蝶々夫人》が6月21日(金)より上映される。
(C)Evan Zimmerman/Metropolitan Opera
米国士官との恋を真実の愛と信じた蝶々さん。愛する「夫」の帰りをひたむきに待つ彼女の運命は如何に?
タイトルロールの蝶々夫人を歌うのは、圧倒的な美声と存在感で世界を魅了する新世代のスター アスミック・グリゴリアン。 彼女が歌う「ある晴れた日に」は必聴です。今季は《サロメ》と並ぶ当たり役《蝶々夫人》でMETデビューいたします。
(C)Evan Zimmerman/Metropolitan Opera
ピンカートンを歌唱するのはテノールのジョナサン・テテルマン。輝くような強靭な声に注目です。
(C)Evan Zimmerman/Metropolitan Opera
シャープレスは叙情的な声を美しく響かせるバリトンのルーカス・ミーチェム。蝶々さんに寄り添うスズキ役には、深い声で驚異のコロラトゥーラを操るメゾソプラノのエリザベス・ドゥショングを配役。
演出は、登場人物の内面の描写に定評があるアンソニー・ミンゲラが担います。今月来日するMETオーケストラ(メトロポリタン歌劇場管弦楽団)を指揮するのは、歌心あふれる女性指揮者のシャン・ジャン。現在、ニュージャージー交響楽団音楽監督の任にあり、今季METデビューを果たします。
ひたむきな「愛」のかたちに涙が止まらない!
東洋美を極めた演出と注目の歌手で味わう不朽の名作《蝶々夫人》を映画館でごゆっくりとお楽しみください。
(C)Evan Zimmerman/Metropolitan Opera
ストーリー:
長崎に駐屯中のアメリカ海軍の士官ピンカートンは、斡旋屋ゴローに紹介された芸者の蝶々さんと結婚する。しかしこの結婚は、契約でいつでも解約できる結婚で、蝶々さんは現地妻だった。しかし、蝶々さんは、本気で彼を愛するように。やがて蝶々さんを残しピンカートンは帰国してしまう。3年後、彼との子どもを産んだ蝶々さんは運命は如何に。
指揮:
シャン・ジャン
演出:
アンソニー・ミンゲラ
出演:
アスミック・グリゴリアン、ジョナサン・テテルマン、エリザベス・ドゥショング、ルーカス・ミーチェム
上映時間:
3時間18分 (休憩1回)
MET上演日:
2024年5月11日
言語:
イタリア語
配給:
松竹
プッチーニ《蝶々夫人》 | 演目紹介 | METライブビューイング:オペラ | 松竹 (shochiku.co.jp)