【実食レポ】The Okura Tokyo フランス料理「ヌーヴェル・エポック」(Nouvelle Epoque)の極上2周年記念フレンチ!

日本の伝統美の継承と革新、そして洗練されたおもてなしで知られる日本を代表する最高級ホテル「The Okura Tokyo」

アメリカ大使館に隣接する名門ホテルであるため、アメリカ大統領が訪日する際の定宿として愛されてきたホテルです。同ホテルは国内外の賓客にファンが多いことでも知られています。

2019年9月に新たに開業したThe Okura Tokyoは、日本の伝統美の粋を集めた17階建て「オークラ ヘリテージウイング」(The Okura Heritage Wing)と、和のアクセントに独自性を感じさせる高層棟41階「オークラ プレステージタワー」(The Okura Prestige Tower)の2棟から構成されています。

「オークラ プレステージタワー」のロビーに入ると、「オークラ・ランターン」や「梅の花のテーブルと椅子」をはじめとする美しい意匠類に目が奪われる。オークラ・ランターンは、古墳時代(3-6世紀)に、水晶を多面カットして首飾りに使われていた切子玉をモチーフしたものです。

The Okura Tokyoは9月12日(日)に開業2周年を迎えました。


▲オークラの象徴である「オークラ・ランターン」

日本最高峰のフレンチホテルレストランと名高いフランス料理「ヌーヴェル・エポック」(Nouvelle Epoque)で、2周年コースランチ「静かに流れる風のささやきと 木洩れ日の中で」Lunch Aをいただきに、同レストランを訪問しました。

旧ホテルオークラ東京内のフレンチレストランと言えば、クラシカルかつ重厚な雰囲気のグランメゾン「ラ・ベル・エポック」が有名でした。

日本のフランス料理の父とも称され、オークラフレンチのみならず日本のフランス料理の基礎を築いた、故小野正吉氏の系譜を引くフランス料理。


▲「日本のフランス料理の父」と称された小野正吉氏(1918-1997
日本エスコフィエ協会初代会長・永世名誉会長)

さらにその伝統あるフランス料理の基礎を引き継ぎ、ヘルシー&ガストロノミーをテーマに新しい時代へ進むフレンチレストランとして誕生したのが「ヌーヴェル・エポック」(Nouvelle Epoque)です。

The Okura Tokyo内、オークラ ヘリテージウイング 5階のフランス料理「ヌーヴェル・エポック」エントランスで大きな白いお花が、お出迎えしてくれました。

奥に進むと、明るい雰囲気を感じさせるダイニングが広がってました。ロビーからの連続的な和を感じさせる静謐な内装が特徴的です。テーブルセッティングも明るいイメージで好感が持てます。

◆メニュー:
静かに流れる風のささやきと 木洩れ日の中で
Lunch A ¥19,000

Ⅰ、バルバジュアン

先の国際的スポーツイベントで南仏モナコ公国の関係者がThe Okura Tokyoに宿泊したご縁で導入されることになったモナコ公国の郷土料理です。

食前にいただいたノンアルコールシャンパンとの相性がよく表面がスパイシーなファッションペッパー(胡椒)が振りかけられてます。

デュク・ドゥ・モンターニュのノンアルコールシャンパンを注文しましたが、爽快なさわやかなお味でした。

Ⅱ、始まりのお愉しみ

炙り太刀魚と枝豆のムースが紫色の綺麗な花とマッチし、見事に彩られている大変美しい逸品です。太刀魚が香ばしく大変よいお味でした。

Ⅲ、青森県産津軽海峡 目近鮪のコンフィ ラベンダーの心地よい香り 可憐なエルダーフラワーと甘酒の冷たいスープとともに

前菜一品目。青森県産津軽海峡 目近鮪とラベンターが香るソースの相性が秀逸していました。オークラのフレンチは素材にこだわっており、能登にある専用畑で育てた無農薬の野菜が使用されています。

乳酸菌発酵酒粕、米糀(こめこうじ)といった発酵食品などを組み合わせて独自の味わいを作りあげていました。ソースに甘酒の冷たいスープを使用していますが、ラベンダーと組み合わせることにより、全体的に爽やかに仕上がっています。

パンは3回に渡り、5種類サーブされました。「バケット」「ミルクパン」「ブリオッシュ」「イブリガッコ」「よもぎのホルン」の順での提供です。朝、焼き上げられる出来立てのパンをいただける至福の時を過ごしました。

フランス産ボルディエのバターとスペイン産ALEXIS MUNOZ(アクレシス・ムニョス)のオリーブオイルが2種類提供され、オリーブオイルはレギュラーとレモンテイストのものでした。ボルディエのバターも、レモンのオリーブオイルも、とても美味しかったです。

Ⅳ、澄み渡るクレレット・ド・ディーのジュレに包まれた黄金色の玉蜀黍 石垣島産ピーチパインの甘酸っぱいクーリーとフランス産フォワグラのテリーヌ ティミュット胡椒が香るホワイトバルサミコとともに

前菜二品目。こちらの品が三層になっており、下層はフランス産フォアグラのムース、中層が白いパインと呼ばれる石垣島産のピーチパイン、上層がトウモロコシを炙り醤油にし、ゼリーにしたものとなっています。

Ⅴ、蒼海の遠州灘 金洲で獲れた黒睦のポワレ プロヴァンサルオリーブとバジル ルージュのラケ 新潟県産幻の酒米 “菊水” で醸した日本酒のソースと赤紫蘇のエミュルション

魚料理は、釣りファンなら、一度は行ってみたい遠州灘 金洲で水揚げされた黒睦です。表面をカリッと焼き上げられており、新潟県産幻の酒米 “菊水” で醸した日本酒を使用したソースが絶品。

ランチ終盤、髙橋哲治郎シェフは「ソースはオークラの命です」と解説してくれましたが、ソースの品質の高さを感じさせてくれた素晴らしいオークラ・フレンチでした。

Ⅵ、神戸牛 内もも肉を備長炭で香ばしく炙り焼きにして なめらかなじゃがいものエスプーマとフロマージュのアクセント ほのかな辛味を感じるかんずりアリッサのジュ・ド・ヴォー

肉料理の前に「藤次郎」のナイフが用意されました。「藤次郎」と「Nuevelle Epoque」の名が刻印された特注ナイフは、メインディシュへの期待感と豪華さを演出。

国内最高峰の神戸牛 もも肉の赤身が特徴的なメインディシュです。季節を感じる大地の野菜は、サラダかぼちゃやコンリキーが付け合わせとして使用され、大変色鮮やかでした。

神戸牛肉もも肉は微長炭でじっくりとローストされており、オススメの焼き方であるミディアムレアで楽しみました。ソースはアリッサ(乾燥の唐辛子とクミンシードやコリアンダーシードなどのスパイスと塩、にんにく、オリーブオイルで作られるペースト)を使用しているものをかけていただきましたので、ほどよい苦みがありました。肉自体はジューシーですがあっさりしており、肉本来の旨味を味わいました。


西洋料理においては決め手はソースと言われますが「ヌーヴェル・エポック」のソースは総じてレベルが高く、フレンチ好きなら一生一度は脚を運ぶべきレストランでしょう。

ドリンクは肉料理に合うRoyal Blue Tea Real Honey Deluxeをいただきました。芳香として柑橘系の甘味、ふくよかな渋みが爽やかな赤ワインのように愉しめる台湾産鉄観音茶です。肉料理との相性が抜群でした。

Ⅶ、チーズワゴンよりお好きなチーズをお選びください

名物のチーズワゴンは、5種類のチーズから選べます。5種類すべて選ぶこともできます。女性に人気のチーズもサーブされました。

Ⅷ、レモンとヘーゼルナッツのブランマンジェ

レモンとヘーゼルナッツを中心とした、上品でまろやかなデザート。

Ⅸ、フランス産フロマージュブランと白桃のクリーム リュバーブとライチの程好い酸味のソースとともに

フランス産のフレッシュチーズとアイスクリームをベースとした、華麗で美しいデザートです。赤いソースは、ライチのピュレ。フルーツはブトウと苺が使用されており、まろやかな酸味と甘みが優しい逸品。

食後の小菓子とコーヒー または 紅茶

食後のドリンクとして、「ハーブティ」を選択しましたが、香りが際立っており、脇役である食後のドリンクも徹底した品質の高さが貫かれています。

最後にThe Okura Tokyo 開業2周年を記念したお土産をいただきました。

抜群のおもてなしの数々はさすが「日本フランス料理の父」と称された故小野正吉氏の系譜を受け継ぐフレンチ・レストランです。

フランス料理の基本に最上の敬意を払いつつ、食材選びや料理法、また料理のプレゼンテーションやテーブル・アート、店内装にいたるまで、現代に求められる軽やかさ、そして日本らしいスタイリッシュな繊細さに魅了されました。


◆フランス料理「ヌーヴェル・エポック」

オークラを語り継ぐファインダイニングとして、The Okura Tokyoとともに新たにスタートしました。日本各地の食材や日本伝来の料理法なども駆使して組れるコースは、谷口吉生氏の設計による洗練の空間とともに、まさに現代に沿った新しいクラシックスタイルの提案です。

The Okura Tokyo オークラ ヘリテージウイング5階
東京都港区虎ノ門2-10-4 TEL : (03)3505-6073
11:30~14:30 / 17:30~21:30
全56席・個室1室
https://theokuratokyo.jp/dining/list/nouvelle_epoque/

◆髙橋 哲治郎 (たかはし てつじろう)
The Okura Tokyo フランス料理 ヌーヴェ・エポック シェフ

生年月日:1974 年 9 月 23 日
出身地 東京都

略歴:

【職歴】

1997 年(22 歳) ウェスティンホテル東京
1998 年(23 歳) 新横浜ステーション開発株式会社
1999 年(25 歳) フォレストイン昭和館
2003 年(28 歳) ル・シャルルマーニュ(仏ブルゴーニュ地方レストラン)
2004 年(29 歳) ラム ロワーズ(仏ブルゴーニュ地方レストラン)
2005 年(31 歳) マンダリンオリエンタル東京
2007 年(33 歳) ホテルオークラ東京

【㈱ホテルオークラ東京での経歴】

2007 年(33 歳) 洋食調理部洋食調理一課 ラ・ベル・エポックキッチン
2010 年(35 歳) 洋食調理部洋食調理二課 宴会コールド・パントリーキッチン
2012 年(37 歳) 同 アシスタントシェフ
2016 年(41 歳) 洋食調理部洋食調理二課 野村グリルキッチン アシスタントシェフ
2018 年(44 歳) 洋食調理部洋食調理一課
ラ・ベル・エポックキッチン アシスタントシェフ
2019 年(45 歳) The Okura Tokyo フランス料理 ヌーヴェル・エポック シェフ

受賞歴:

2012 年 第 6 回 エスコフィエ・フランス料理コンクール 3 位

料理を始めたきっかけ:

幼い頃レストランで西洋料理を初めて食べた時に見たソースや盛り付けなどに感動した
ことが今でも記憶に残っており、その感動が今現在の仕事の原点となっている。

料理に対する信念:

料理は自然からの恩恵、命ある食材に対してのオマージュ(敬意)と考え、生産者やそ
れに携わる人々への感謝を忘れず、安全かつ安心、健康的な料理でお客様を幸せにする

【The Okura Tokyoについて】

ホテル名称: The Okura Tokyo(読み:ジ・オークラ・トーキョー)
日本語表記:オークラ東京
開業日:2019年9月12日
客室数: 508室、宴会場数:19、レストラン:5、バー:3

The Okura Tokyoは、グループの旗艦ホテルとなるラグジュアリーブランドとして 2019年9月12日に開業いたしました。世界に通じるもてなしの心はそのままに、日本の美をたたえ、情緒と歴史をまとう17階建て「オークラ ヘリテージウイング」と、世界の都市・東京を体現するモダニズムと躍動感にあふれる高層棟41階「オークラ プレステージタワー」の2棟から構成されております。

〒105-0001
東京都港区虎ノ門2-10-4
TEL:03-3582-0111(代表)
アクセス:東京都メトロ日比谷線・神谷町駅より6分、銀座線虎ノ門駅より10分
webサイトURL:https://theokuratokyo.jp/
インスタグラム公式アカウント:https://www.instagram.com/theokuratokyo/

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