STU48の1期生・石田千穂が5月31日、東京・Kanadevia Hall(旧TOKYO DOME CITY HALL)にて卒業コンサートを開催した。

2017年3月、15歳でSTU48に加入。デビューシングル『暗闇』から全シングルで選抜入りを果たし、『独り言で語るくらいなら』『息をする心』では単独センターを務めるなど、グループの中心メンバーとして活動してきた石田。約9年半、3348日間に及ぶアイドル人生の集大成となるステージには、現役メンバーはもちろん、卒業生も多数駆けつけ、STU48の歴史そのものを振り返る一夜となった。
思い出の会場で迎えた“最後のちほコン”
卒業コンサートの舞台となったKanadevia Hallは、石田にとって特別な場所。2020年1月、自身初のソロコンサート「STU48石田千穂ソロコンサート〜いえっ!に帰るまでがちほコンです。〜」を開催した会場でもある。
開演前、客席には当時と同じく石田のお面を付けたファンが集結。そして開演直前、その客席の中から石田本人がサプライズ登場すると、場内は一気に歓声に包まれた。
オープニングを飾ったのはAKB48『Seventeen』

(C)STU
アイドルに憧れ、48グループを夢見ていた少女時代の石田を思わせる選曲で幕を開けると、『君のことが好きだから(広島弁ver.)』『12秒』『LOVE修行』と続き、会場の熱気は一気に高まっていく。
さらに序盤で披露されたのが、自身のセンター曲『息をする心』。卒業コンサートの始まりと終わりを同曲で挟み込む構成は、この日のテーマを象徴しているようでもあった。
AKB48 愛と石田千穂の原点

中盤は、石田がアイドルを志すきっかけとなったAKB48グループ楽曲が続いた。『わるきー』『君だけにChu!Chu!Chu!』『残念少女』『RIVER』といった往年の人気曲を披露。

石田はかねてよりAKB48好きを公言しており、卒業スピーチでも「私はAKB48さんが大好きでアイドルを目指しました」と語っている。

その言葉通り、このブロックは、“アイドル石田千穂”の原点を辿る時間だった。中でも『RIVER』では、普段の柔らかなイメージとは異なる力強い表情を見せ、約9年半で培ったパフォーマーとしての成長を印象付けた。
後輩たちとの共演に込められた未来へのバトン

『最強ツインテール』では4期研究生と共演。石田がAKB48グループの若手選抜として参加した楽曲を、今度はSTU48の新世代メンバーと共に披露する姿は象徴的だった。続く『夢は逃げない』『僕の太陽』『僕のYELL』では、2期生、ドラフト3期生、3期生らとパフォーマンス。
卒業を前にしながらも、視線の先には次世代のSTU48があった。
岡田奈々、1期生、歴代メンバー集結 STU48の歴史がステージに蘇る
この日の大きな見どころのひとつが、卒業生たちのサプライズ出演だった。『出航』ではSTU48初代キャプテン・岡田奈々が登場。

石田が「来てくださってありがとうございます」と感謝を伝えると、岡田は「千穂に来てって言われたら来るよ!」と笑顔で返答。2人の変わらぬ絆に会場から大きな拍手が送られた。
さらに石田みなみ、岩田陽菜、門脇実優菜、田中皓子、土路生優里、薮下楓、沖侑果、吉崎凜子らも登場。1期生を中心とした卒業生たちが次々とステージへ現れるたび、会場からは歓声が沸き起こった。

『笑顔のチャンス』『恋は仮病中』『僕はこの海を眺めてる』『短日植物』といったユニット曲が披露されるたびに、ファンから歓喜の声が上がった。
『短日植物』は石田と薮下楓による人気ユニット曲。卒業後は実現が難しくなる組み合わせだけに、多くのファンにとって忘れられない瞬間となった。

センター曲が映し出した石田千穂の軌跡

ライブ後半は、石田千穂というアイドルの歩みを象徴する楽曲が並んだ。
『花は誰のもの?』は、瀧野由美子、中村舞とのトライアングルセンター作品。STU48を代表する一曲であり、グループが大きく飛躍するきっかけにもなった楽曲だ。
続く『好きすぎて泣く』は最新シングル。そして『独り言で語るくらいなら』へ。2021年にリリースされたこの曲は、石田にとって初の単独センター作品である。
コロナ禍の中で制作された同曲は、「言葉にしなければ想いは伝わらない」というメッセージを持つ楽曲。グループを代表する存在へ成長した石田の覚悟と責任感が重なる一曲。卒業コンサートで堂々と歌い上げる姿からは、センターとして歩んできた誇りが感じられた。
「アイドル人生悔いなし」涙よりも感謝に包まれた卒業スピーチ

アンコールでは、デビュー曲『暗闇』を卒業生たちと共に披露。

水色の卒業ドレスに身を包み、自身のソロ曲『未来へ続く者よ』を歌唱した。

スピーチでは

(C)STU
「今日こうしてとってもとっても素敵な卒業コンサートをできたのも、ここにいるメンバーのみんな、そしてたくさんのスタッフさん、そして何より来てくださった応援してくださっているファンの皆様、中継で見てくださっている皆様のおかげです。本当にありがとうございます。そして見てください!このドレス。私のアイドルとしての夢の一つに、オサレカンパニーさんに卒業ドレスを作っていただくという大きな夢があったんですけれども、最高な形で叶えていただきました。アイドル人生悔いなしと心の底から言えます。ありがとうございます!」と感謝した。

続けて
「私は AKB48さんが大好きでアイドルを目指しました。地元の瀬戸内に48グループができて、1期生として加入できて、一番最初からここまでSTU の歴史を近くで見れたことをとっても幸せに思います。最初は選抜メンバーにも入っていなくて、 3列目の端っこで踊っていて、MCでも目立たないメンバーでした。そんな中、見つけにくい場所にいた私を見つけてくれて、ここまで応援してくださって本当にありがとうございます。私はみんなの応援のおかげでたくさんのチャンスをいただいて、いろんな経験をして、この9年半でとっても自信がついたし、堂々とステージに立てるようになりました。
ですが、自分を見失ってしまう時期もありました。そんな時に変わらず応援してくださったみんながいたから、私は今このステージに立っているし、アイドルやりきったって心の底から言えるまで続けることができました。ここまで私を見捨てず応援してくださったみんなには感謝の気持ちでいっぱいです。9年間、いろんな人が私のアイドル人生を彩ってくれました。
そして、メンバーのみんなと今日ステージに立って、そして卒業生と久しぶりにパフォーマンスをして、やっぱり STU48 が大好きだなと心の底から思いました。こんなに楽しく活動できたのも、悔しい気持ちになりながらも一生懸命になれたのも、ここにいるメンバーのおかげです。仲間であり、ライバルであり、友達であり、私の青春そのものです。本当にありがとうございます。
これから前に進む STU を初めて外から見るのがこれからとっても楽しみです。そしてずっと私たちに親身になって自由に活動させてくださった愛いっぱいのスタッフの皆さん、小さい頃からずっと応援してくれていて、毎日往復一時間ぐらいかけて送り迎えしてくれている大好きな家族、びっくりするぐらいめちゃくちゃ全力で応援してくれてるおばあちゃんと親戚一同の皆様。なんかあったらいつも笑わせてくれる大好きな友達たち、たくさんの皆さんに支えられて、私はアイドルでいられることができました。3348日間、本当にありがとうございました!」と思いの丈を語った。

「最後は、私がSTU48の中で一番好きな曲で卒業コンサートを締めたいと思います。私はファンの方に出会って、私は私のままでいいんだと心が軽くなる瞬間がたくさんありました。そんな思いを込めて歌います!」と自身のセンター曲『息をする心』を現役メンバー全員と一緒に歌い上げた。

(C)STU
約9年半、3348日にわたるアイドル人生。その最後に石田が選んだのは、自身がセンターを務めた『息をする心』だった。

現役メンバーに囲まれながら歌い上げたその姿は、STU48と共に歩んだ日々への感謝、そして未来へのエールそのものだった。

◆セットリスト
M1 Seventeen /AKB48(石田千穂)
M2 君のことが好きだから(広島弁ver.)(ALL)
M3 12秒/AKB48(ALL)
M4 LOVE修行/AKB48(ALL)
M5 息をする心(石田・甲斐・兵頭・福田・信濃・中村・内海・尾崎・工藤・高雄・原田・吉田・岡田・岡村・久留島・新井)
MC①
M6 わるちー/(わるきー・NMB48)(石田千穂)
M7 君だけにChu!Chu!Chu!/AKB48(石田・新井・濵田響・島田・曽我部・濵田美・藤田)
M8 残念少女/AKB48(石田・中村・原田)
M9 RIVER/AKB48(石田・甲斐・谷口・兵頭・信濃・尾崎・工藤・高雄・吉田・岡田・岡村・久留島・諸葛・木原・道保・屋木)
M10 最強ツインテール/AKB48・U-16選抜2018(石田・4期研究生)
M11 夢は逃げない/NMB48(石田・2.5期生・3期生)
M12 僕の太陽/AKB48(石田・2期生)
M13 僕のYELL/AKB48(石田・ドラフト3期生)
M14 雨とか涙とか(1期生)
M15 少女たちよ/AKB48(ALL)
M16 出航(ALL+岡田奈々)
MC②
M17 笑顔のチャンス(石田・福田・中村・尾崎・高雄 + 沖侑果・吉崎凜子)
M18 恋は仮病中(石田+石田みなみ・岩田陽菜・田中皓子・土路生優里)
M19 僕はこの海を眺めてる(石田・福田+岩田陽菜・門脇実優菜・薮下楓・沖侑果)
M20 短日植物(石田+薮下楓)
MC③
M21 花は誰のもの?(石田・甲斐・兵頭・福田・信濃・中村・池田・尾崎・工藤・高雄・原田・吉田・岡田・岡村・久留島・新井)
M22 好きすぎて泣く(石田・兵頭・福田・信濃・中村・池田・内海・尾崎・工藤・高雄・原田・吉田・岡田・岡村・久留島・新井)
M23 Green Flash/AKB48(石田・甲斐・兵頭・福田・信濃・中村・池田・尾崎・工藤・高雄・原田・吉田・岡田・岡村・久留島・新井)
M24 独り言で語るくらいなら(石田千穂)
M25 桜の木になろう/AKB48(ALL)
M26 サステナブル/AKB48(石田・甲斐・兵頭・福田・信濃・中村・内海・尾崎・工藤・高雄・原田・吉田・岡田・岡村・久留島・新井)
M27 好き好き好き /AKB48(石田・甲斐・兵頭・福田・信濃・中村・内海・尾崎・工藤・高雄・原田・吉田・岡田・岡村・久留島・新井)
M28 ペダルと車輪と来た道と(ALL)
M29 大声ダイヤモンド/AKB48(1期生・ドラフト3期生・2期生・2.5期生・3期生)
M30 ずっとずっと/AKB48(ALL)
M31 夢力(ALL)
M32 遠距離ポスター/AKB48(ALL)
Encore
EN1 暗闇(石田・甲斐・福田+石田みなみ・磯貝花音・岩田陽菜・岡田奈々・門脇実優菜・田中皓子・土路生優里・藤原あずさ・薮下楓)
MC④
EN2 未来へ続く者よ(石田千穂)
EN3 10年桜/AKB48(ALL)
MC⑤
EN4 息をする心(ALL)
▼石田千穂プロフィール
2002年3月17日 広島県出身
2017年3月19日にSTU48第1期生オーディションに合格し、同年3月31日に結成されたSTU48に加入。2018年6月に開催された第10回AKB48世界選抜総選挙「AKB48 53rdシングル世界選抜総選挙 ~世界のセンターは誰だ?~」では第99位にランクイン。
2019年7月発売のAKB48 56thシングル「サステナブル」でAKB48シングル表題曲選抜メンバーに初選出。2019年の「第70回NHK紅白歌合戦」に出演し「恋するフォーチュンクッキー~紅白世界選抜SP~」に参加した。
STU48のシングルでは2018年1月のデビューシングル「暗闇」に選抜メンバーとして参加し、同作が第60回日本レコード大賞新人賞を受賞。2021年2月リリースの6thシングル「独り言で語るくらいなら」で初の単独センター、2022年4月リリースの8thシングル「花は誰のもの?」では瀧野由美子・中村舞とともにトライアングルセンター、2023年3月リリースの9thシングル「息をする心」で単独センターを務め、3作でセンターを担った。
2026年3月にリリースした13thシングル「好きすぎて泣く」まで全シングルで選抜メンバーとして活動。グループでの活動と並行して、個人でも「石田千穂ソロコンサート」を2020年1月より開催するなど精力的に活動。
◆本日に実施概要
(C)STUSTU48石田千穂卒業コンサート
開場17:00/開演18:00
会場:東京・Kanadevia Hall(旧TOKYO DOME CITY HALL)
出演メンバー:
石田千穂・甲斐心愛・谷口茉妃菜・兵頭葵・福田朱里(1期生・5名)
信濃宙花・中村舞(ドラフト3期生・2名)
池田裕楽・内海里音・尾崎世里花・川又優菜・工藤理子・迫姫華・清水紗良・高雄さやか・原田清花・宗雪里香・吉田彩良・渡辺菜月(2期生・12名)
岡田あずみ・岡村梨央・久留島優果・諸葛望愛(2.5期生・4名)
新井梨杏・石原侑奈・奥田唯菜・北澤苺・曽川咲葵・濵田響・森末妃奈(3期生・7名)
石松陽菜・井上久伶杏・蕪竹真奈・木原姫花世・小松奈侑・坂木叶愛・坂崎愛・島田紗香・曽我部あこ・髙村栞里・田中菜奈子・道保琉南・野中莉央・濵田美惟・藤田愛結・三好真綺・屋木優菜・横井結菜(4期研究生・18名)
◆石田千穂 卒業公演
STU48「花は誰のもの?」公演〜石田千穂 卒業公演〜
2026年6月7日(日)広島県・広島県民文化センター多目的ホール
◆13thシングル「好きすぎて泣く」MUSIC VIDEO
■石田千穂ソロ曲「未来へ続く者よ」Music Video プレミア公開URL STU48 13th Single c/w『未来へ続く者よ』Music Video
◆13thシングル「好きすぎて泣く」 Special Edition 13thシングル「好きすぎて泣く」収録全5曲配信

■STU48公式SNS STU48公式X:https://x.com/STU48_official_
STU48公式HP:https://sp.stu48.com
STU48公式YouTube:https://youtube.com/@stu4858


