人気アイドルグループ乃木坂46のライブツアー「真夏の全国ツアー2024」が、9月4日に東京・明治神宮野球場にてファイナル公演を迎えた。
今年は2019年以来5年ぶりのドーム・ツアーとして行われ、大阪・京セラドーム⼤阪公演を皮切りに、愛知・バンテリンドームナゴヤ公演、そして明治神宮野球場での3DAYSライブが開催された。ツアー全7公演で、計26.5万人を動員した。
明治神宮野球場はこれまで数々の伝説が作られてきた乃木坂46の聖地。ステージには、お城のようなセットが組まれ、開演を待ちわびたファンの胸を高鳴らせた。
プリンセスをイメージしたピンクのドレスを身にまとった乃木坂46が会場に登場すると、会場は一気にヒートアップ。8月21日リリースの36枚目シングル「チートデイ」でセンターを務めた井上は、2023年に続き2年連続で座長を務めた。
井上和は「盛り上がる準備できてますか~」と呼びかけ、井上がセンターを務める最新シングル曲「チートデイ」で盛大なライブの幕を上がった。
本編の最後に井上は、「今日は神宮最終日。『真夏の全国ツアー』最終日なので、今日はここで今年のツアーで私が目標にしていたことをお話させていただこうと思っています」と語り出した。
井上は、「今回のツアーでは、笑って楽しむということを目標にしていました。すごく簡単なことではあるんですけど、今の私にはそれが難しいタイミングもありました。去年と同じこのポジションで回るツアーが怖かったです。去年を超えていかなきゃいけないな、成長した姿をお見せしなきゃいけないなと思ったし、去年は同期にも先輩にもたくさん助けてもらったので、今年は自分が引っ張っていかなきゃいけないなと思っていました。」と涙ながらに心境を吐露。
「去年よりも成長した姿を皆さんにお届けしなきゃいけないなって」と重圧や不安があったことを明かした。
井上は「『ずっと頑張っていたら疲れちゃうから、逃げたって良いんだよ』って言ってもらえて、すごく心が救われました」と愛あるメンバーたちのサポートに感謝した。
続けて「怖いとか言ってしまうと、言霊って言葉があるように自分がダメになってしまう気がしていたんですけど、本当に乃木坂46は温かくて、どんなときも手を差し伸べてくれる人がたくさんいて。私はそんな乃木坂46が大好きです。乃木坂46のためなら、私はなんだってできると思います。みんなと一緒ならどこへだって行ける気がします。皆さんと過ごした今年の夏、最高に楽しかったし、最高にキラキラしてました」と思いの丈を涙ながらに語った。
井上の言葉の後、乃木坂46は「誰かの肩」を気持ちを込めて歌唱。会場いっぱいに響き渡った歌声と呼応するように、夜空に盛大な花火が打ち上がった。
写真:鈴木健太(KENTA Inc.)
■「真夏の全国ツアー2024」3日目最終公演
セットリスト
1.チートデイ
2.太陽ノック
3.裸足でSummer
4.君に叱られた
5.ジコチューで行こう!
6.17分間
7.I see…
8.三番目の風
9.Threefold choice
10.Am I Loving?
11.設定温度
12.あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
13.ごめんね ずっと…
14.絶望の一秒前
15.あらかじめ語られるロマンス
16.ガールズルール
17.ひと夏の長さより…
18.落とし物
19.Wilderness world
20.Actually…
21.おひとりさま天国
22.好きというのはロックだぜ!
23.夏のFree&Easy
24.シンクロニシティ
25.僕が手を叩く方へ
26.誰かの肩
EN1. 僕だけの光
EN2. スカイダイビング
EN3. ロマンスのスタート
EN4. Monopoly
EN5. 乃木坂の詩
W EN:チートデイ